八王子城跡で戦国の世に思いを馳せる。八王子市「興福寺」周辺のおすすめスポット

八王子城跡|東京都八王子市

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東京都八王子市「興福寺」と周辺のおすすめスポット

東京都八王子市「興福寺」と周辺のおすすめスポット
東京都八王子市にある曹洞宗興福寺は、閑静な住宅地と自然豊かな緑に囲まれた寺院。天正8 (1580)年 に、関東十八代官に名を連ねる雨宮勘兵衛の祖、雨宮秀徳によって創建されたと伝わります。
春には寺院入口にある枝垂れ桜が豪快に咲き誇り、夏にはゲンジボタルの鑑賞会が開かれます。地元の方々の憩いの場として親しまれています。

興福寺は、京王高尾線「狭間駅」から徒歩で約8分。車でのアクセスは、圏央道「高尾山IC」を降りて約15分の場所にあります。JR中央線「高尾駅」からも徒歩15分ほどです。

興福寺

東京都八王子市東浅川町754



興福寺からほど近い高尾駅周辺には訪れておきたいスポットが豊富にあるので、いくつかご紹介します。

ちょっとした気遣いがうれしいとんかつと和食のお店「煉瓦屋」

ちょっとした気遣いがうれしいとんかつと和食のお店「煉瓦屋」興福寺から高尾駅に向かう道中にある、とんかつと和食のお店「煉瓦屋」。落ち着いた雰囲気の店内で食事をいただけます。
昭和55年創業、鹿児島県産黒豚の霧島高原豚専門店で、現在2代目のご主人が営んでいます。サラリーマンだけでなく遠方からの観光客も足を運ぶ人気店です。
素材は厳選。調理に添加物を使わず、ソースやドレッシングも自家製にこだわっているそうです。単品メニューのほか、ご飯や味噌汁、冷奴、煮物、漬物、季節の小鉢などが付く御膳セットや、定食メニューがいくつもあります。

注文したのはメニューの中でひと際目を引いた高尾御膳 (1,280円) と烏龍茶 (250円)。
とんかつだけでなく、お刺身や山芋の天麩羅が付いた女性にもおすすめの和膳セットです。ねぎ味噌はご飯にからめて食べると絶品。高尾にいながらにして上質なお刺身をいただけるのもうれしいところ。女性だけでなく男性にも満足のボリュームで、美味しくいただきました。

キャベツにかけるタレは、“自家製ソースとドレッシングをブレンドする”のがご主人のおすすめ。試してみると、とんかつを食べた後にはお口がさっぱり。それに味が変化するので二度、三度、まったく別の味で楽しめました。

店員の接客も印象的でした。ちょっとした気遣いや何気ない優しさは、食事を楽しみにしてきた者には心温まるものです。
<煉瓦屋>
東京都八王子市初沢町1231–16
042–664–1728
平日/11:00〜15:00(L.O 14:00)、17:00〜20:30(L.O 20:00)
土日祝/11:00〜21:00(L.O 20:00)
月曜定休、水曜ディナー休
※お彼岸時期は電話での事前予約がおすすめ。

実際に戦が行われた戦国の山城「八王子城跡」

実際に戦が行われた戦国の山城「八王子城跡」八王子城は戦国時代の末期、北条氏照によって築かれた山城です。
北条氏照は晩年、拠点としていた滝山城を捨てて本拠地を移し、八王子城を築城しました。関東屈指の山城ですが、氏照が構想していた城郭はより壮大なもので、天正18 (1590)年に豊臣軍勢に落城された時にも、まだ未完成であったと言われます。

落城後、約400年間放置されていましたが、昭和26年に国の史跡に指定され発掘・整備が進みました。城の姿こそ残っていませんが、敷地内には当時の暮らしをうかがえる数多くの出土品が発掘されています。

現在は埋め戻されていますが、大手門跡・古道では門の礎石や敷石が見つかりました。平坦部が尾根の中腹に連なっていることから、御主殿に至る大手道だったことが明らかになりました。

曳橋を渡ると、その先にある曲輪へと続く出入り口である「御主殿虎口」が目の前に現れます。敵からの防御や攻撃する際の拠点として様々な工夫がなされており、周囲にある石垣は400年間崩れることなく、当時の状態で残されています。

虎口の石垣や石畳は、戦国時代の石積様式を現代に伝える全国でも貴重なものです。虎口の階段中腹の2つの踊り場とともに、全面に石が敷かれているのは八王子城独特の造りです。

八王子城の中心である御主殿跡は、氏照の館などがあったとされています。大型の礎石建物跡や水路・池を中心とした庭園、敷石通路などが発掘されました。

頂上にある本丸跡は、平地が極端に少なく、早歩きで端から端までわずか10秒で行けてしまう狭さでした。すぐ近くには八王子神社があります。
山城なので、登ってみるとかなり急勾配な傾斜も所々ありましたが、取材当日は、数名の登山客にも遭遇しました。歴史とともにトレッキング気分も味わえる穴場スポットかもしれませんね。

八王子城跡へは、JR高尾駅北口バス停から西東京バス「霊園前・八王子城跡入口」バス停で下車、徒歩で約15分。土日休日のみ運行の「八王子城跡」行きは終点から徒歩で約5分です。

<八王子城跡>
東京都八王子市元八王子町3–2664-2
見学無料

高尾駅前の落ち着けるカフェ「一言堂( Ichigendo)」

高尾駅前の落ち着けるカフェ「一言堂( Ichigendo)」最後にほっとひと息、ゆっくりお茶でも飲んで帰りましょう。
「一言堂 Ichigendo」は、JR高尾駅北口改札を出てすぐのところにあるカフェです。お店のおすすめは、野菜カレーやハヤシライスなどお食事メニューですが、飲み物やデザートだけでも気軽に立ち寄れます。
注文した「クレームブリュレ」はドリンクセットで680円。ドリンクはホットミルクティーにしてみました。優しい甘さに癒されます。デザートは日替わりで、ドリンクはコーヒー、紅茶、ジュースから好きなものを選べます。「八王子城跡」を散策した後の甘いデザートは体に染み入ります。
駅直下という好立地にもかかわらず騒がしくないので、つい長居したくなるカフェでした。

お店の片隅には、全国から集まる体に優しい食品が置かれたコーナーがあります。
天然酵母のパンや地元で大人気だというお豆腐、調味料、お菓子など、選ぶのに迷ってしまうほど、たくさんの商品が販売されています。
さながら全国の「うまいもん市」のよう。ここで昼食用にパンやおにぎりを買い込む登山客も多いのだとか。テイクアウトして「八王子城跡」で野外ランチするのも良いかもしれませんね。

お土産にと手に取ったのは「徳佐りんごのジャム」(810円)。
まさか山口県産のジャムを買えるとは思っていませんでした。シンプルな甘みでトーストにもぴったりでした。
<一言堂 Ichigendo>
東京都八王子市高尾町1201-2
042-669-4701
7:30〜19:30
定休日なし(元日休み)

今回ご紹介してきた高尾周辺のスポット。興福寺へ訪問した後にのんびりと訪れてみてはいかがでしょう。

取材・文/HAMROC

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