キリスト教でも永代供養はできる?供養方法の違いや関係について
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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近年、ライフスタイルの変化などによって選択されることが増えた永代供養。
キリスト教の信者であっても永代供養は可能です。
また、お墓を建てる土地を探すのは苦労するものの、キリスト教の様式に合ったお墓を建てることもできます。
しかし、キリスト教にも法事に相当する追悼儀式がありますが、やや法事とは意味合いが異なるようです。
ここでは、キリスト教と永代供養の供養方法の違いや関係についてお話します。
しっかり確認をして自身や家族合う供養方法を見つけましょう。
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キリスト教でも永代供養はできる?
永代供養は、宗教や宗派を問わないことを特徴とする供養スタイルです。
宗教を一切問わずに永代供養を受けつける寺院や霊園は多くあり、仏教はもちろん、神道やキリスト教、さらには無宗教などの様々な方を受け入れています。
そのため、キリスト教徒であってもきちんと供養をしてもらえます。
ただし、場所によっては条件を満たしていなければ、永代供養を受け付けてもらえない寺院もあります。
それら例外の寺院のタイプは大きく下記の3タイプに分類できます。
・例外1 在来仏教の信者であることを条件に永代供養を受け付ける寺院
・例外2 お寺の宗派に帰依することを条件に永代供養を受け付ける寺院
・例外3 お寺の檀家になることを条件に永代供養を受け付ける寺院
しかし、これら3つのうちいずれのタイプの寺院であっても、過去の宗旨や宗派は問わない場合がほとんどです。
そのため、お寺の宗派に帰依するか檀家になれば、きちんと永代供養を受け入れてもらえます。
檀家になると手厚く供養を受けられるなどのメリットはあるのですが、出費は多くなってしまうのでその点をしっかり確認しましょう。
もしも経済的な負担を抑えていきたいのであれば「檀家にならないといけないか否か」といったことを始めとして、様々な条件内容をきちんと確認しておくと良いでしょう。
また、永代供養の供養スタイルは、仏教的なものになりがちです。
死後であっても仏教的なスタイルで供養されるのには抵抗がある場合は、宗教色の薄い供養をしている永代供養の霊園や施設もありますから、そういった施設を検討してみると良いでしょう。
キリスト教徒のお墓選び
キリスト教にはお墓の形式に関して、守らなくてはならない決まりごとは基本的に存在しません。
そのため、自分自身の希望通りに自由にお墓を選んでいくことができます。
ただし、キリスト教ではお参りのときには線香を立てる代わりに「蝋燭」を立てます。
香炉の代わりに蝋燭を立てる場所を、きちんと設ける必要がありますので注意しましょう。
一般的にキリスト教のお墓は、やや低めの白い墓石か、十字架の形を模したお墓を建てる傾向にあります。
材質も様々ですが、大理石を使うのが一般的です。
また、お墓に刻む文字なども「十字架のしるし」を刻みさえすれば、あとは基本的に自由です。
お墓なので洗礼名や名前などをどこかに刻むことも多いですが、それらに加えて好きだった言葉や聖書の一節を記すこともあるようです。
さらに、キリスト教では一人に一つのお墓を持つのが一般的な考え方ですが、日本のキリスト教徒の中には、日本の慣習に従って家族揃って一つのお墓に共同で入ることも少なからずあります。
その場合は、個人の名前ではなく家名などを刻んだりもするようです。
このようにキリスト教は、お墓の形状などに関しては自由に選択できます。
しかし、お墓を建てる霊園などの場所に関しては不自由する傾向にあります。
日本にある墓地の中には、仏教や神道のお墓以外を受け付けていない場所が少なからずあります。
そのため宗教や宗派の制限がないかを確認して、可能な霊園や民間霊園を利用したり、キリスト教専用の墓地、霊園などもあるためそういった場所を選ぶ必要が出てきます。
キリスト教のお墓を建てる墓地、霊園を探すのは困難な作業となる可能性もあるので、所属している教会などへ問い合わせてみると良いでしょう。
キリスト教には、カトリックとプロテスタントがあります。
プロテスタントならば各地区に墓地が用意されていますし、カトリックならば協会が所有している墓地や納骨堂にお骨を納めることができるようです。
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キリスト教に法事はあるのか
キリスト教にも法事にあたる儀式はあります。
カトリックでは「追悼ミサ」が、プロテスタントにおいては「記念集会」が、それぞれ法事に相当します。
ただし、法事に相当する儀式はあるものの仏教の法事と意味合いは大きく異なります。
まず、仏教とは違って、キリスト教においての「死」という言葉は、喜ばしいものとして捉えられています。
なぜなら、キリスト教は死ぬことは神のもとへ帰ることを意味するからです。
仏教の法事は、故人がきちんと成仏できるようにと祈るものですが、キリスト教ではそのような祈りは必要ありません。
キリスト教での法事に相当する儀式は故人のためではなく、遺された人々が故人を懐かしんでけじめをつけていくためにあるのです。
法事の際、意味を誤って言葉を使用してしまうと、トラブルを起こしてしまうので注意すると良いでしょう。
では、具体的にキリスト教では、どのような儀式を行うかを見ていきましょう。
カトリックの場合
「追悼ミサ」と呼ばれる儀式が行われます。
行われるタイミングとしては、一般的に死後3日目、7日目、30日目に行われます。
親族や友人などが教会に集まってミサを行います。
さらに、1年後の命日には盛大な「記念ミサ」を行います。
これ以降は、大きな区切りでミサを行うケースもありますが、必須ではありません。
プロテスタントの場合
プロテスタントでは「記念集会」と呼ばれる追悼行事があります。
行われるタイミングとしては、故人の死後1ヶ月後の命日と1年目、3年目、7年目の命日です。
それ以降も、必須ではありませんが記念集会が設けられることもあります。
記念集会が行われる場所は、教会だけでなく自宅で行われることもあるようです。
自宅で行うときは、遺影や祭壇、十字架といった飾りを準備します。
記念集会には、牧師や親族や友人を招き、祈りを捧げる礼拝を行います。
礼拝の後は、追悼を目的とした茶話会の時間も設けるなど種類が様々あるようです。
まとめ
キリスト教であっても、基本的に永代供養で祀ってもらえます。
お墓を建てる土地をあらかじめ管理している教会に相談をするなどしておけば、死後の供養で苦労することはないでしょう。
また、キリスト教にも法事に相当する追悼行事もあります。
それらの行事は決して悲しむためのものではなく、むしろ喜ばしいものであることを覚えておきましょう。
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もし現在お墓選びをご検討されていたり、お墓についてお悩みでありましたら、エータイがご紹介する寺院をおまとめした資料を参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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