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お彼岸という言葉はよく耳にすると思います。

お彼岸が来るとお墓参りに行くというのが、慣例になっている人も多いのではないでしょうか?

同じように、命日であったり、お盆になるとお墓参りに行くものです。

いずれもご先祖様や大切な故人の供養に変わりはないのですが、お彼岸にはそもそもどの様な意味があるのか知っている人は少ないかもしれません。

この記事では、お彼岸の本来の意味や由来、お盆との違いなどについて解説していきます。

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お彼岸とは

お彼岸とは、二十四節気の第4番目にあたる「春分」と、第16番目にあたる「秋分」をそれぞれ中日(ちゅうにち)とし、前後3日間を合わせた7日間を指す言葉です。

春分の日を中日とする7日間を「春彼岸」、秋分の日を中日とする7日間を「秋彼岸」といいます。

お彼岸の語源は、古代インドなどで使われたサンスクリット語の「パーラミター(波羅蜜多)」を漢訳した「到彼岸(とうひがん)」にあるといわれています。

サンスクリット語のパーラミターには、「完成する」、「成就する」といった意味があり、仏教の世界では迷いや煩悩から解き放たれて悟りの境地へ至ることを意味します。

この悟りの境地を「極楽浄土」といい、浄土宗では誰でも南無阿弥陀仏を唱えれば、死後には極楽浄土へ行くことができると考えられています。

極楽浄土は西にあり、1年のうちで昼と夜の長さが同じになる春分、秋分は太陽が真東から昇り、真西に沈むことから、西方にある極楽浄土への思いを込めて沈みゆく太陽を拝んだのがお彼岸の始まりとされています。

現在では、先祖供養のためにお墓参りや法要を行うことが一般的となっています。

このお彼岸ですが、実はインドや中国などの仏国には無く、日本独自の習慣です。

起源については諸説ありますが、平安時代に記された「日本後紀」によると、延歴25年(806年)に朝廷により日本で初めての彼岸会(彼岸中に行う仏事)が行われたとされています。

秋彼岸とは

秋彼岸とは1年に2度あるお彼岸のうち、9月の秋分の日を中日とし、前後3日間を合わせた7日間のことです。

3月の春分の日を中日とする7日間は春彼岸となります。

7日間のうち初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸の明け」と呼びます。

秋分の日は、国民の祝日となっており、昭和23年公布の「国民の祝日に関する法律」によれば、「祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ」日であると定められています。

お彼岸の中日となる春分の日、秋分の日は毎年決まった日付ではありません。

前年の2月1日に国立天文台から発表されることになっているのですが、地球が太陽の周りを1周まわるのに365日と6時間弱かかるため、必ずしも毎年同じ日付になるとは限らないのです。

秋彼岸と春彼岸の違い

秋彼岸と春彼岸は何が違うのでしょうか?

お彼岸はご先祖様を供養するのが目的ですから、春と秋に大きな違いはありません。

違いがあるとすると、お供えする食べ物やお花が異なるという点です。

春彼岸では「ぼたもち」、秋彼岸では「おはぎ」をお供えしましょう。

春に咲く「牡丹」を見立て、こしあんを使った丸い形状のものを「ぼたもち」、秋に咲く「萩」を見立て、粒あんを使った俵型のものを「おはぎ」と呼びますが、現在ではその区別は曖昧で、地域による定義の違いもあるため、どちらも同じ食べ物と思っておいても間違いではないでしょう。

お花については、春は「マーガレット」や「牡丹」、秋には「菊」や「リンドウ」をお供えするのが一般的です。

お彼岸にやるべきこと

お彼岸にやるべきこと

お彼岸になるとお墓参りに行くのは、一般的に知られていることだと思います。

お彼岸では他にどの様なことをすれば良いのか、疑問に思った人もいるのではないでしょうか?

お彼岸の過ごし方について解説していきます。

仏壇や仏具の手入れをする

お仏壇に手を合わせる際、日常的にほこりを払ったりはしていると思いますが、年に数回は、本格的なお手入れをしましょう。

お正月やお盆、お彼岸などには親族がお仏壇の前に集まるタイミングで、しっかりとしたお手入れをすると良いでしょう。

お手入れの手順を簡単に紹介します。

合掌礼拝し写真を撮る

いきなり掃除に取り掛かるのではなく、まずはご本尊様とご先祖様に対して「今からお仏壇の掃除をさせていただきます」とお断りをしましょう。

その後、仏壇、仏具の写真を撮ります。

これは、掃除が終わった後に位牌や仏具をもとの位置に戻す際に役立ちますので、スマートフォンなどで忘れずに撮っておきましょう。

仏具をすべて取り出す

仏壇から仏具をすべて外に出します。

吊灯篭などの簡単に外せないものは、無理に外そうとせずそのままにしておきます。

取り出した仏具は新聞紙の上に置いておきましょう。

毛はたきでほこりを落とす

掃除の基本は上から下へ。

ここでも仏壇の上の方から下の方へ向かって、毛はたきを使い丁寧にほこりを落としていきます。
内側→外側の順で仏壇をきれいにする
化学ぞうきんなどを使って仏壇の内側から先に拭き掃除をします。

ポイントはあまり力を入れ過ぎないこと。

彫刻や細かく仕上げてある部分を壊してしまわないよう、優しく拭き掃除をしましょう。

絶対にしてはならないのが「濡れぞうきんで拭く」ことです。

金箔が剥げたり、カビが発生する原因となりますので、濡れぞうきんを使うのは厳禁です。

仏具を掃除する

最後に取り出した仏具を掃除します。

仏壇と同じようにほこりを落としてから、やわらかい布で丁寧に拭きましょう。

金箔や金粉の部分に素手で触れてしまうと、指の汗や油で指紋が付いてしまい、簡単には落とせなくなることもありますので気をつけましょう。

仏具の掃除が終われば、最初に撮った写真を見ながらもとの位置に戻して終了です。

お墓参りに行く

普段なかなか時間が取れなかったり、お墓が遠方にあり頻繁にお参りに行けない人でも、お彼岸にはお墓参りをする人は多いのではないでしょうか。

春彼岸、秋彼岸ともに気候が和らぐ時期で、お墓参りに最適な季節です。

特別正装する必要もありませんので、お花やお供え物を持ってご先祖様を供養しましょう。

終活やお墓のことについて話し合う

お彼岸は、離れて暮らす家族や親族と顔を合わせる機会になることもあります。

ご先祖様を供養するタイミングであれば、普段は切り出しにくい終活についても話し合える良い機会になります。

また、今後のお墓の承継者についても話し合うと良いでしょう。

誰がお墓を継いでいくのか、墓じまいなどを検討するのかなどをこの機会に話し合いましょう。

新たなお墓の購入をご検討されている方は、以下の資料も合わせてご参考にしてみてください。

お彼岸とお盆の違い

お彼岸とお盆の違い

お彼岸と同じようにお墓参りをする「お盆」。

どちらもご先祖様を供養する時期なのですが、意味や目的の違いを解説します。

まず、それぞれの期間ですが、お彼岸は3月の春分の日を中日とした7日間、9月の秋分の日を中日とした7日間であるのに対して、お盆は一般的には8月13日から16日までの4日間となります。

お彼岸は極楽浄土がある「あの世(彼岸)」と「この世(此岸)」が一番近くなる期間で、ご先祖様への思いが通じやすくなることから、お墓参りに行き供養します。

一方お盆は、ご先祖様がこの世に降りてきてくれるといわれています。

あの世から帰ってくるご先祖様を、迎え火を焚いて迎え入れます。

ご先祖様が迷わぬよう、提灯を下げ、盆棚と呼ばれる棚に、ご先祖様に乗ってもらうために作ったナスの牛とキュウリの馬を飾ります。

そして最終日には送り火を焚いて、再びあの世へと送り出します。

お彼岸は「ご先祖様に会いに行く」、お盆は「ご先祖様をお迎えする」というイメージを持ってもらえば良いと思います。

お彼岸に食べるもの

お彼岸には「ぼたもち」や「おはぎ」をお供えして食べますが、それ以外にも食べると良いとされている食べ物がありますので紹介していきます。

ぼたもち・おはぎ

定番の食べ物で春には牡丹にちなんだ「ぼたもち」、秋には萩にちなんだ「おはぎ」を食べます。

もち米をあんで包んだ和菓子で、呼び名は違いますがどちらも同じ食べ物といって良いでしょう。

彼岸そば・うどん

具に肉や魚は使わず、油揚げや野菜を入れた「彼岸そば」「彼岸うどん」を食べる地域もあります。

そばを食べると五臓六腑の汚れを清められるといわれていることから、ご先祖様にお会いする前にそばを食べ、体を清めたことが始まりとされています。

お赤飯

お食い初めや七五三、還暦祝いなどお祝い事の席で食べられるお赤飯ですが、お彼岸に食べる風習がある地域もあります。

小豆には厄除けの効果があると信じられているためで、厄除けや魔除けの目的で食べられています。

精進揚げ

仏教の教えでは殺生を禁じており、肉や魚を使わない料理を精進料理と呼んでいます。

精進料理のひとつである精進揚げは、肉や魚は使わず、野菜やキノコを使った天ぷら料理です。

春彼岸には「タラの芽」や「たけのこ」、秋彼岸には「キノコ」や「ナス」といった旬の食材を使うのがおすすめです。

いなり寿司・五目寿司

山菜やれんこんの酢漬けなどを使ったいなり寿司や五目寿司も、お彼岸で食べる料理の定番となっています。

こちらも精進料理として、肉や魚は使わないのが特徴です。

お彼岸の花

お彼岸に欠かせない物のひとつがお花です。

供花(きょうか・くげ)、仏花(ぶっか)とも呼ばれますが、お花をお供えするのは「きれいなものでご先祖様をお飾りする」「命のはかなさを知る」「お供えする人の心を清め、穏やかにする」などの意味があります。

お彼岸にお供えするお花はどのような物が良いのでしょうか?

お仏壇やお墓にお供えするお花には明確な決まりはなく、季節のお花をお供えすることが多いです。

春であれば、「アイリス」や「マーガレット」、「牡丹」「ストック」などを選ぶと良いでしょう。

秋には、「菊」「リンドウ」「ケイトウ」になります。

なかなか会えない人に、お彼岸のお花を贈ることもありますよね。

そのような場合気をつけたいのが、お届けの日時です。

彼岸の入りの前日、もしくは当日にはお届けするようにしましょう。

まとめ

秋彼岸とは、1年に2回あるお彼岸のうち、秋分の日を中日とした7日間のことです。

食べ物はおはぎ、お花は菊やリンドウをお供えしましょう。

お盆はご先祖様が帰ってきますが、お彼岸はこちらから会いに行くことになります。

ご先祖様のいるあの世(彼岸)と、この世(此岸)がもっとも近づくお彼岸には、お仏壇や仏具をきれいに掃除して、ご先祖様へ思いをはせましょう。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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