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お墓の管理供養を寺院や霊園に委託する永代供養が近年注目を集めています。

今回の記事では中でも曹洞宗の方が永代供養をおこなう場合、その種類や特徴、実際の流れ、かかってくる費用について解説します。

また永代供養をおこなう上で事前に知っておきたいメリット、デメリットやお墓の選び方、どのような方に永代供養が向いているのかをあわせてお伝えします。

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曹洞宗の方が永代供養を利用する

曹洞宗とは禅宗の一つで、今から800年ほど前の鎌倉時代に道元によって中国から伝えられたといわれています。

曹洞宗においても永代供養を利用することは可能です。

ひとくちに永代供養といってもたくさんの種類があるため、それぞれの特徴を踏まえながら、ご自身の要望にあったものを選びましょう。

代表的な永代供養墓

永代供養墓は代表的なものでいうと合祀墓、集合墓、単独墓の3つに分類されます。

まずはこれらのお墓について特徴を理解していきましょう。

合祀墓

おそらく多くの方が永代供養と聞くと合祀墓をイメージされることでしょう。

合祀とは合わせて祀ると書きますが、合祀墓の中には永代供養を希望された方の遺骨をあわせて供養します。

年忌法要等も合同でおこなうため、参加を希望される遺族の方は日程をあわせて参加する必要があります。

費用はもっともリーズナブルです。

集合墓

続いて集合墓は特定のお墓の区画に遺骨を埋葬する方法です。

合祀墓とよく似ていて違いがイメージしづらいかと思いますが、合祀墓はある特定の場所に遺骨をあわせて埋葬しますが、集合墓はある特定の場所に遺骨をわけて埋葬するという形式になります。

合祀墓同様に法要などは合同でおこなわれることになります。

寺院や霊園によって合祀墓と集合墓を異なる意味で使用している場合もあるので、ご自身のイメージと合致しているかどうかは直接見学に訪れて確認するようにしましょう。

単独墓

単独墓は合祀墓、集合墓とは異なり、故人それぞれに個別の埋葬スペースが設けられるかたちになります。

こちらも遺骨の管理や供養は墓地管理者に委託することができるので、中でも人気のお墓の一つです。

ただ注意点として特定の期間が過ぎてしまうと、単独墓から取り出されて合祀されることがありますので、一般的なお墓とは異なるという点は覚えておきましょう。

樹木葬による永代供養

従来のお墓という枠を超えて、樹木をシンボルとして遺骨を埋葬する樹木葬という供養の方法も存在します。

人工的なものより自然のものを好み、亡くなったあとは自然に還りたいという考えの方に選ばれています。

樹木葬にも合祀墓から単独墓まで様々な種類があり、最近では桜の木をシンボルとして活用する樹木葬も存在します。

納骨堂による永代供養

納骨堂は遺骨を保管することのできる室内型のお墓です。

もともとはお墓が完成するまでの間の一時預かり所のような機能でしたが、近年ではそのままお墓として利用できる場所も増えてきました。

外観としてはビルやマンションのような建物になっており、首都圏を中心に点在しています。

この納骨堂でも永代供養を受け付けてくれるところも増えてきており、アクセスの良さやお参りのしやすさなどから人気のお墓になっています。

海洋葬による永代供養

埋葬という形式にとらわれず、海洋葬を利用される方もいらっしゃいます。

海洋葬とは遺骨を墓石のもとに納骨するという形式ではなく、海に散骨する供養の方法です。

樹木葬同様に墓石を用意する必要のない手軽さや、自然回帰的な志向から選ぶ方が増えています。

本山納骨による永代供養

本山納骨とは自身の終始宗派における総本山に遺骨を埋葬することを指します。

曹洞宗の本山には、福井県永平寺と神奈川県總持寺の2つが存在し、それぞれ本山納骨をおこなうことが可能です。

詳しい条件等は直接訪問の上で確認する必要があります。

曹洞宗で永代供養をおこなうときの流れ

曹洞宗で永代供養をおこなうときの流れ

曹洞宗で墓じまいをして永代供養をおこなう場合でも他の宗派と同様に以下の流れで進んでいきます。

  1. 親戚等、お墓にかかわる方に相談
  2. お墓がある場合はその管理者に相談
  3. 改葬先となるお墓を決定
  4. 墓石の解体業者を選定
  5. 必要書類を用意して役所手続き
  6. 閉眼供養をする
  7. 墓じまいの工事

親戚等、お墓にかかわる方に相談

永代供養をおこなう上で、自分ひとりで勝手に進めることはできません。

特に先祖代々続くお墓であれば、自分以外にも多くの方がご先祖様を祀っています。

永代供養に切り替える際はいまのお墓から遺骨を取り出す必要があります。

関係者の皆さまにはかならず事前に相談した上で進めるようにしましょう。

墓地管理者にも事前相談

既存のお墓を管理してくれている方に事前に相談をしましょう。

特にお寺との長い付き合いで檀家に入っている場合は、高額な離檀料を請求されてしまうなど思わぬトラブルが発生してしまうことがあります。

とはいえもし永代供養にせずお墓の後継者がいなくなってしまい無縁仏になってしまっては寺院側としても困ります。

そうなっては両者不幸なため、事前に状況を説明した上で円満に離檀するよう心がけましょう。

改葬先となるお墓を決定

次はお墓の引っ越しである改葬先の選定をおこないます。

インターネットで情報収集をおこなうのはもちろん、気になるお墓が見つかったら、かならず現地訪問もしてください。

ネットは手軽に情報を得られる半面、部分的な情報に過ぎません。

日常生活で利用する分には手軽に決めてしまっても問題ないかもしれないですが、お墓は一生に一度の大切なお買い物です。

最終的な判断は自分の目で見てから決めることをおすすめします。

墓石の解体業者を選定

改葬するには遺骨の取り出しと墓石の解体作業(墓じまい)もあわせておこなう必要があります。

遺骨の取り出しや墓石の解体を自分でおこなうことはできないので、専門業者に依頼することになります。

ただし寺院や霊園によっては依頼する業者が決まっていることもあるので、事前相談の際に自分で業者を選定する必要があるかも確認しておくようにしましょう。

必要書類を用意して役所手続き

改装、墓じまいをおこなう際は役所からの許可証を寺院に提出する必要があります。

既存のお墓の管理者から埋葬証明書を取得し、改葬先となるお墓から受入証明書を取得します。

その上でいまのお墓を管轄している役所から改葬許可申請書を取得、記入し、改葬許可証を受け取ります。

閉眼供養をする

墓じまいの工事をおこなう前にご先祖様の霊が宿る墓石を供養する必要があります。

これを閉眼供養といい、墓石からご先祖さまの魂抜きをおこなってから墓じまいの工事に取り掛かることになります。

墓じまいの着工

最後にお墓から遺骨を取り出し墓石の解体作業をおこないます。

お墓をもとの更地に戻し終えたら、取り出した遺骨を新しいお墓に移送して完了です。

曹洞宗で永代供養をおこなうときの費用

曹洞宗で永代供養をおこなうときの費用

曹洞宗で永代供養をおこなう場合でも他の宗旨宗派と変わらず、改葬先のお墓によって費用が異なります。

一方で墓じまいまでの手続きにおいてはそこまで大きく異ならないのでそちらについても解説しておきましょう。

費用が大きく異ならない部分としては下記3つがあります。

  • 離檀料
  • 閉眼供養
  • 墓じまい

費用が大きく異なる部分は一つのみです。

  • 永代供養料

離檀料

離檀料はお寺の檀家をやめるときに今までの御礼を込めてお支払いするお布施のことです。

明確に費用が決まっているわけではないのですが、相場としては3万円から20万円ほどになります。

閉眼供養

閉眼供養はお墓からご先祖様の魂を抜く儀式です。

このときお経を唱えてもらったお坊さんにお布施をお支払いします。

金額は3万円から5万円ほどが相場で、遠方から起こし頂く場合にはお車代として1万円ほど追加でお支払いいたします。

墓じまい

墓じまいを依頼した場合はその工事代金をお支払いする必要があります。

墓じまいの工事代金はお墓の大きさや重機を運び込めるかどうかで大きく変動するため、事前に見積をとっておくようにしてください。

ただ一般的な大きさのお墓であれば30万円前後で対応可能です。

永代供養料

永代供養料はお墓の種類によって大きくことなってきます。

下記がそれぞれの費用の一覧です。

通常の永代供養墓
合祀墓:10万円~30万円
集合墓:20万円~40万円
単独墓:40万円~100万円

樹木葬
合祀墓:5万円~30万円
集合墓:15万円~60万円
単独墓:20万円~80万円

その他
納骨堂:10万円~100万円
海洋葬:3万円~40万円

永代供養のメリットとデメリット

永代供養は手間がかからない、費用が安いなどのメリットがある一方で、一度合祀すると元には戻せないなどのデメリットも存在します。

両方をよく理解した上で最終的な判断にお役立てください。

メリット①遺骨の管理供養を委託できる

永代供養はその特徴としてお墓の管理や供養を墓地管理者に委託することができます。

お墓が遠くてお参りすることが難しい方やお墓の手入れができない方に取っては非常に大きなメリットといえます。

メリット②通常のお墓よりも費用が安い

永代供養は一般的なお墓と違って墓石を用意する必要がありません。

そのため通常のお墓よりも大きく費用をおさえることが可能です。

お墓ではなく他のものにお金をかけたいという方には利点といえるでしょう。

メリット③宗旨宗派を選ばない

永代供養は特定の宗旨宗派の場合利用できないということはありません。

もちろん曹洞宗の方であっても例外ではなく、基本的にどなたでも利用することが可能です。

宗教に対する考え方が柔軟な日本人にとっては良い点といえます。

メリット④自分の意思でお墓を選べる

自分で自分のお墓を決めることができるのも永代供養ならではといえます。

従来の場合、お墓とは先祖代々受け継がれていくものだったため、そもそも自分で決めることができないことも多かったです。

亡くなったあと自分やパートナーと眠る場所を決められることはメリットといっていいでしょう。

デメリット①一度合祀した後は取り出せない

一般的な永代供養の場合、合祀といって他の方の遺骨と同じお墓に埋葬されます。

そのため一度埋葬してしまうと後から取り出すということはできません。

永代供養を利用するときには、事前によく検討した上でおこなうようにしましょう。

デメリット②個別にお参りすることができない

こちらも同じ理由になりますが、合祀墓の永代供養ではその人だけのお墓というものは存在しません。

よって参拝のときにも他の方との共有スペースを利用することになります。

故人を偲ぶときには知っている方とだけで時間を過ごしたいという方もいらっしゃると思いますが、合祀墓の永代供養ではそのようなことはできません。

デメリット③お墓を継承していくことができない

お墓は代々先祖代々受け継がれていくことが当たり前でした。

永代供養の場合、納骨できる上限が限られているため、子孫に代々受け継いでいくことはできません。

デメリット④周囲の理解が得られないことがある

ここまででお伝えしてきたように永代供養は従来のお墓と根本的に異なる部分が多いため、人によっては受け入れがたい場合もあります。

お墓のことにかぎりませんが、自分にとってはあまり重要でないことが他の方にとって重要なことであることもあるので、事前の相談を怠らないようにしましょう。

永代供養墓の選び方

永代供養墓の選び方

実際に永代供養墓を選ぶとなったときに、どのように進めたら良いのかわからないという方に向けて、お墓を選ぶときのコツをおつたえします。

以下5つのポイントに注意しながらお墓を選ぶと後悔しないお墓選びが可能です。

  1. お寺・霊園の雰囲気
  2. 住職の人柄
  3. 納骨形式
  4. 費用
  5. 交通の便

お寺・霊園の雰囲気

インターネットで色々調べていると、行ったことがないところでもなんとなくわかった気になってしまいます。

ただやはり百聞は一見にしかずでして、気になるお墓が見つかったら必ず見学に行くようにしてください。

写真で見るのと全然違うといったことや、画面越しには伝わらない魅力が感じられるといったことなど、実際に見学してみると良くも悪くも新しい発見があります。

住職の人柄

これも見学してみないとわからないことですが、お寺の方の人柄も参考にしてください。

気持ちよく挨拶をしてくれる方もいれば、相手も人ですから無愛想な方がいることもあるでしょう。

他のお墓よりも安いといっても、やはり永代供養墓もお墓なので、それなりに高価なお買い物になります。

せっかくなら良い人が働いているお寺のお墓を選ぶことをおすすめします。

お墓の種類

すでにお伝えしたように永代供養墓といっても非常にたくさんの種類が存在します。

事前によく検討して、自身の要望とマッチするお墓を見つけましょう。

一番安い合祀タイプのお墓が良いのか、個別に供養するお墓が良いのか、それとも自然のなかで眠る樹木葬が良いのかは人それぞれです。

自分にあったタイプのお墓を選ぶようにしましょう。

費用

もちろん費用についても忘れてはいけません。

ただそれでもこの順番に持ってきたのは、まずは気に入ったお墓を見つけてもらいたいからです。

先にお金から考えてしまうとなかなか理想のお墓を見つけられず、結局後悔することになってしまいます。

費用面は予算を定めつつ、あくまで理想のお墓を見つけられるようにしましょう。

交通の便

最後に重要なポイントとして交通の便が良いことがあげられます。

お子さんや友人など、生前関わりのあった方がお参りにいきたいと思ったときに、アクセスが良いほうが気軽にいくことができます。

また遺骨を移して自分がお墓参りをする場合にも交通の便はとても大切なので、検討要素の一つとしておさえておくようにしましょう。

永代供養に向いてる人

ここまでの内容を総合的に踏まえて、永代供養に向いている人についても記載しておきます。

子供にお墓のことで面倒をかけたくない

お墓を継承すると、その後は手入れや法要など何かと手間がかかります。

特に都心に出て暮らしている場合は、遠方までお参りに来てもらう必要があるため、それを申し訳なく感じる方も多いです。

そういう方にとっては遺骨の管理や供養を任せられる永代供養は向いてるといえるでしょう。

お墓の管理にかかる手間を減らしたい

自分自身がお墓の管理に手間がかかってしまっている場合にも同じことが言えます。

たとえば田舎に先祖代々のお墓があるけれども、自分は都心に移り住んでしまっていてお参りにいくことがほとんどできないといった場合は永代供養がおすすめです。

金銭的な負担を減らしたい

これから新しくお墓を買う必要があるものの、お墓にはそこまでお金をかけたくないという方にも永代供養は向いてます。

永代供養ではお墓を建てる上で最もお金のかかる墓石が不要なので、1/3ほどの金額におさえることが可能です。

無縁仏をさけたい

また無縁仏になってしまう前にお墓を閉じてしまいたいという方にも永代供養はおすすめです。

実は近年、お墓の継承者がいない無縁仏が増え続けており、一つの社会問題にもなっています。

こういった事態を未然に防ぐためにも永代供養の利用はおすすめできます。

まとめ

この記事では曹洞宗における永代供養について解説してきました。

いまお墓探しをされている方にとって少しでもお役に立てますと幸いです。

エータイは、全国80ヶ所以上の厳選寺院と提携している永代供養のパイオニアです。

「このお寺だったら任せても安心」を追求し、数百年の歴史を持つ地域社会に根差した活動を行なっている厳選した寺院をご紹介することで、あなたに一番合った寺院選びをサポートいたします。

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※調査期間:2021年1月1日~2023年12月31日
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
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