墓じまいで後悔しやすい事例5選と対策方法を詳しく解説
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Q1. お墓選びで大切にしたいことは?
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近年は墓じまいを検討する人が増えていますが、「墓じまいをしたいけれど後悔しないだろうか」「実際に後悔した人はいるのだろうか」と、不安や疑問を感じる人も多いのではないでしょうか。
墓じまいで後悔しないためには、事前に抑えるべきポイント、実際の手続きの流れを事前に確認し、親族の合意を得て進めることが大切です。
この記事では、墓じまいで後悔した事例とその原因、後悔しないための対策について詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。
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墓じまいで後悔した事例と対策
近年は少子化や核家族化が進み、先祖代々受け継いできたお墓を整理する「墓じまい」が増えています。
一方で、事前の準備不足や理解不足が原因で、墓じまいを後悔するケースも少なくありません。
まずは墓じまいで後悔した事例と対策について詳しく解説します。墓じまいについて詳しく理解したい人は以下の記事を参考にしてください。
後悔した事例①親族とのトラブル
墓じまいの後悔でよくある事例として「親族とのトラブル」があります。
お墓は家族・親族にとって心の拠り所でもあります。
そのため、皆の理解を得ないまま進めてしまうと「ご先祖様を軽視している」「きちんと供養できなくなってしまった」などと反発を招き、長年続いてきた親族との関係が修復できないほど壊れてしまう場合もあります。
対策1:家族や親族と事前に話し合う
墓じまいのトラブルを防ぐためには、墓じまいを検討しはじめた早い段階で家族や親族と十分に話し合うことが大切です。
話し合いの際は、なぜ墓じまいが必要なのか、今のお墓の管理がどれほど大変なのかを誠実に説明しましょう。
自分の話だけではなく、親族それぞれの話をしっかりと聞いて、全員が納得できるまで話し合うことが大切です。
できれば法事などの機会を利用して、顔を合わせて話し合う機会を作ると良いでしょう。
対策2:墓じまいの費用や手続きの分担方法を話し合う
墓じまいの話し合いの際は、墓じまいのための費用や手続きの分担方法についても具体的に話し合うことが大切です。
お墓の撤去費用や閉眼供養、新しい供養先の購入費用など、墓じまいには多くの費用や手間が発生します。
特に、行政への届出は手間がかかる煩雑な作業なので、誰が実務を担当するのかを明確にしておくことが大切です。
墓じまいでは「誰が何を分担するのか」を事前に明確にしておくことで、不公平感や責任の押し付け合いといったトラブルを防ぐことができます。
後悔した事例②菩提寺とのトラブル
墓じまいの際に、長年お世話になってきた菩提寺との関係が悪化してしまい、後悔につながることがあります。
トラブルの例としては、寺院の檀家をやめる際に、コミュニケーション不足から高額な離檀料を請求されたり、遺骨の取り出しに必要な書類の発行を拒まれたりすることがあるため注意が必要です。
対策1:墓じまいが必要な事情と感謝を伝える
墓じまいを検討する際は、まず寺院に長年にわたる供養への感謝と、墓じまいをせざるを得なくなった事情を丁寧に伝えることが大切です。
「高齢になってお墓の管理ができなくなった」「子どもに負担をかけたくない」など、具体的な理由を丁寧に説明しましょう。
まずは「相談させてほしい」という形を取ることで、ご住職も事情を理解しやすくなり、スムーズに離檀できる可能性が高まります。
対策2:離檀料をお渡しする
墓じまいで檀家を辞める際は、感謝の気持ちとして寺院に離檀料をお渡しすることが慣習となっています。
離檀料に関して法的な決まりはありませんが、これまで供養を続けてくれた寺院への最後のお礼としてお渡しすることがマナーです。
離檀料は数万円~20万円程度がひとつの目安とされていますが、地域や寺院によって異なります。
包む金額に不安がある場合は、「他の方はどうされていますか」「どの程度お包みすれば失礼になりませんか」等、ご住職に相談しても良いでしょう。
後悔した事例③予想以上に費用がかかった
墓じまいには、ある程度まとまった費用がかかります。
事前に必要なコストを把握していないと、途中で予算がなくなったり、金銭問題が理由で家族・親族間でトラブルになったりすることもあるため注意が必要です。
対策1:墓じまいの費用目安を把握する
墓じまいを検討する際は、まず必要な費用の全体を把握しましょう。
一般的には、既存のお墓の解体や撤去費用、寺院への閉眼供養料、行政手続き費用、新たな供養先の費用がかかります。
最初に墓じまい費用の概算を算出し、費用分担などを話し合っておくことが大切です。
対策2:石材店に相見積もりを取る
既存のお墓が重機が入れないような狭い場所や高所にある場合、お墓の撤去費用が割高になることがあります。
また、同じ作業内容でも石材店によって大きく費用が変わる場合があります。
墓じまいをする際は、石材店に相見積もりを取り、費用を比較して決めるようにしましょう。
寺院によっては指定石材店が決まっている場合もあるため、お墓の管理者へ事前に確認すると良いでしょう。
対策3:費用が安い改葬先や供養方法を検討する
墓じまいの予算を抑えたい場合は、新たな供養先として永代供養墓や樹木葬、納骨堂など比較的安価な方法を検討しましょう。
寺院が遺骨を管理・供養してくれる永代供養であれば、お墓の承継者がいなくても安心できます。また、年間管理費などの継続的な金銭負担も不要な場合が多くなっています。
特に、他の人の遺骨と一緒に埋葬する「合祀タイプ」は、費用が比較的安いため、墓じまいにかかるコストを抑えられます。
また、遺骨を自宅で供養する「手元供養」や、遺骨を海や山へまいて供養する「散骨」も、費用を抑えられる選択肢となっています。
後悔した事例④墓じまい後の供養先
墓じまいをした後の供養先によっては「きちんと供養できていないのではないか」「ご先祖様がさみしがっているのではないか」と考えて後悔してしまうことがあります。
墓じまい後の新たな供養先については、慎重に検討することが大切です。
対策1:合祀の仕組みを理解する
墓じまい後の供養先の一つとして合祀墓が挙げられます。
合祀とは、他の人の遺骨と混ざった状態で埋葬することをいい、一度合祀すると二度と遺骨を取り出すことはできません。
合祀の仕組みや特徴をよく理解していないと、後悔につながる場合があります。
墓じまい後に「やはり個別で供養したい」と考えた場合でも、遺骨を取り出せないため注意が必要です。
合祀という供養方法を選ぶ際は、「二度と遺骨を取り出せない」という点について、家族や親族全員が納得しているかを確認しましょう。
対策2:散骨は慎重に考える
散骨は「自然に還ることができる供養方法」として注目を集めていますが、いったん散骨すると遺骨を取り戻すことはできません。
また、お盆やお彼岸の際に手を合わせて祈る対象がなくなることから、供養の実感を得られず後悔につながる場合があります。
加えて、散骨には地域の条例やマナーがあるため、個人で行うにはリスクがあります。
散骨をする際は、メリットだけでなくデメリットも十分に理解し、専門の業者を通じて適切に行うようにしましょう。
後悔した事例⑤墓じまいの時期
墓じまいの時期を先延ばしにしてしまい、後悔するケースも多くなっています。
墓じまいは金銭面だけでなく、精神的な決断力も必要です。そのため、適切な時期を逃すと家族や親族に大きな負担がかかることになります。
対策1:家族が元気なうちに検討する
墓じまいは、家族や親族が心身ともに元気な間に検討することが大切です。
高齢になって判断力が低下したり、病気などで思い通りに動けなくなったりした後では、親族との交渉や寺院とのやり取り、既存のお墓の確認や新たな供養先選びなどが難しくなる場合があります。
元気な間であれば、新たな供養先を実際に見学して比較しながら選べるため、納得できる墓じまいが可能になります。
早い時期から家族・親族と「将来お墓をどうするか」を話し合っておくようにしましょう。
対策2:お墓参りができる間に検討する
墓じまいの後悔を防ぐためには、自分たちの足でお墓参りができる間に行うことも重要です。
お墓参りに行けなくなってから墓じまいをすると、精神的な区切りを付けられず、後悔につながることがあります。
元気なあいだに墓じまいを行うことで、これまでの感謝の気持ちを込めて最後のお掃除や供養を行うことができ、納得感が得られやすくなります。
墓じまい後の後悔しない遺骨の供養方法
墓じまい後の供養方法は大まかに分けて以下の5つの方法があり、費用相場は以下のとおりです。
| 供養方法の種類 | 費用相場 |
|---|---|
| 永代供養墓 | ・個別墓タイプ:約50万円~150万円 ・回忌安置タイプ:約16万5千円~33万円 ・合祀墓タイプ:約5万円~30万円 |
| 樹木葬 | ・合祀墓タイプ:約5万円~30万円 ・個別墓タイプ:約50万円~150万円 |
| 納骨堂 | ・位牌型:約3万円~10万円 ・ロッカー型:約20万円~80万円 ・仏壇型:約50万円~140万円 ・自動搬送型:約80万円~150万円 |
| 手元供養 | ・数千円~数万円 |
| 散骨 | ・約5万円~25万円 |
それぞれの方法について、詳しく解説します。
永代供養墓

永代供養墓とは、寺院が遺骨の管理や供養を行ってくれる「永代供養」がついたお墓のことをいいます。
近年はお墓を継ぐ人がいない場合や、子どもに負担をかけたくないと考える人が増えており、このような悩みを解決するために永代供養墓を選ぶ人が増えています。
永代供養墓には、以下の3つのタイプがあります。
| 永代供養墓の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 合祀タイプ | 最初から他の人の遺骨と一緒に埋葬する |
| 回忌安置タイプ | 一定期間個別で埋葬し、その後合祀する |
| 個別墓タイプ | 永代に渡って個別の区画に埋葬される |
合祀されると後から遺骨を取り出すことができないため、将来の改葬の可能性も踏まえ、自分の考えに合った種類を選ぶようにしましょう。
樹木葬
樹木葬とは、樹木や草花を墓標とする供養方法のことをいいます。
自然に囲まれた明るい環境で眠れることから、墓じまい後の供養先として人気が高くなっています。
樹木葬も永代供養がついている場合が多く、寺院が遺骨の管理や供養を行ってくれるためお墓の継承者が不要です。
また、一般墓より費用を抑えられることもメリットとなっています。
樹木葬は、大きく分けて以下の2つのタイプがあります。
| 樹木葬の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 合祀墓タイプ | 他の人の遺骨と一緒に埋葬する |
| 個別墓タイプ(1人・家族) | 個別の区画に1人もしくは家族単位で遺骨を埋葬する |
樹木葬の個別墓タイプは、一定期間後に合祀されるものと、永代にわたって個別のまま埋葬されるものがあるため、自分の考えに合ったものを選ぶようにしましょう。
納骨堂
納骨堂とは、遺骨を安置するスペースがある屋内施設のことをいいます。
比較的交通アクセスが良いこと、天候に左右されずお参りできることから、墓じまい後の供養先として人気があります。
納骨堂にはさまざまな種類があり、特徴は以下のとおりです。
| 納骨堂の種類 | 特徴 |
|---|---|
| 位牌型納骨堂 | 遺骨は合祀墓などに埋葬し、納骨堂に位牌を並べて供養する |
| ロッカー型納骨堂 | ロッカーのような個別区画に遺骨を安置する |
| 仏壇型納骨堂 | 仏壇のような形をした個別区画に遺骨を安置する |
| 自動搬送型納骨堂 | 保管庫に納められている骨壺が、参拝スペースに自動的に搬送される |
納骨堂によっては永代供養でない場合もあるため、契約前に確認するようにしましょう。
散骨
散骨とは、遺骨を粉末状にして海や山にまく供養方法のことをいいます。
お墓を持たないため管理の費用や手間がかからないこと、自然に還れることから墓じまい後の供養方法として選ばれるケースも増えています。
ただし、いったん散骨した遺骨は取り戻せないこと、手を合わせて祈る対象がないことから、墓じまい後の後悔につながる場合があります。
散骨を検討する際は、家族や親族と十分に話し合って決めるようにしましょう。
手元供養
手元供養とは、遺骨の全部または一部を自宅で供養することをいいます。
遺骨を小型の骨壺に納めてインテリアのように供養したり、遺骨を加工してペンダントなどにして身に着けるなどの方法があります。
ただし、手元供養をする人が亡くなった後は、改めて遺骨を何らかの形で供養する必要があります。手元供養にする際は、将来のことも家族や親族と検討しておくようにしましょう。
墓じまいの手順
墓じまいの事前準備から、実際に墓じまいするまでの流れは、以下のとおりです。
- 親族に相談して同意を得る
- 墓地の管理者や菩提寺に相談して承諾を得る
- 墓じまいの日程を決める
- 墓じまい後の供養方法を決めて受入証明書を取得する
- 墓じまいの工事業者を決める
- 埋葬証明書を取得する
- 改葬許可申請書を記入する
- 改葬許可証を取得する
- 親族に日程を伝える
墓じまいには行政手続きも必要で、ある程度の時間がかかります。
あらかじめ手順についてよく理解し、書類取得などを早めに行うようにしましょう。
墓じまいの手順については、以下の記事も参考にしてください。
まとめ
墓じまいは、お墓の継承者やお墓の管理負担の軽減など、多くの問題を解決できる選択肢です。
しかし、十分な話し合いや準備をしないまま進めてしまうと、後悔につながる場合があります。
墓じまいで後悔しないためにも、家族や親族と十分に話し合い、費用の分担や墓じまい後の供養方法を慎重に検討するようにしましょう。
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