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室町時代から600年以上の歴史を持つ神奈川県横須賀市のお寺・妙栄寺の鴻池こうのいけ泰元たいげん住職。平成22年(2010年)より第49世住職に就任。仏教の教えを伝え続け、地域の皆様との触れ合いを大切にする妙栄寺の鴻池住職に、お寺のことやご自身のこと、そして永代供養墓に対する想いなどをお伺いしました。

住職プロフィール

妙栄寺住職

鴻池 泰元(こうのいけ たいげん)

1963年(昭和38年)神奈川県横須賀市生まれ。単立日蓮宗 明谷山みょうこくざん妙栄寺みょうえいじ」第49世住職。

立正大学を卒業後、山梨県の身延山や岡山県の最上稲荷で修行を行い、妙栄寺へと入る。22歳の頃から檀信徒と協力し、現在の「法華経物語」の前身となるイベントを作り上げてきた。2010年に先代住職より法灯を継承し、第49世住職となる。

妙栄寺の歴史と役割

─お寺の歴史について教えて下さい。

妙栄寺は、1396年(応永3年)に開山しました。横須賀三浦は、鎌倉幕府へ向かう重要な地域であったことから、日蓮聖人門弟により教えが広まり、多くの法華経寺院が誕生しました。そうした中で、長年にわたり修行を積まれた妙栄院日豪上人が、当時は佐野村と呼ばれたこの地に、法華経の道場を開くこととなりました。それが明谷山妙栄寺の始まりとされています。

─妙栄寺では毎月イベントを開催していますが、始められたきっかけを教えて下さい。

妙栄寺住職_寺ナビの様子

私が大学を卒業してすぐに、今のイベントの基礎となるものを始めました。お寺は「法要を行う場所」「お墓を守る場所」だけでなく、仏教の教えを伝える場所でもあると考えています。しかし、法要以外でお寺に来る機会は少なく、仏教行事も一般の方には馴染みが薄いものが多いのが現状でした。

そこで、「より気軽にお寺に足を運んでもらい、仏教を身近に感じてもらいたい」という想いから、歌や体験など文化的な要素を取り入れたイベントを始めました。

妙栄寺_寺ナビの写経風景
『寺ナビ』写経の様子

人々が集う、心の拠り所となる寺院へ

イベントではどのようなことをしているのですか。

ほぼ毎月開催している「法華経物語」では、法華経というお経を解釈した本をもとに、仏教の教えをよりわかりやすくお伝えしています。仏教には多くの教えがあるので、現代に生きる皆さまにとって参考になる教えが必ず一つや二つあると思います。この世に生きている以上色々なことが起こりますが、それをどのように解決していくかがお経の中に解かれており、それを皆さまに伝えているのが妙栄寺の役目でございます。

他にも、寺ナビ、花まつり、現代風寺子屋りらくるリセットなどでは、皆さまが気軽に楽しめるように歌や楽器の演奏、過去には体験教室なども開催しました。

妙栄寺_寺ナビの祈祷
『寺ナビ』参加者へ火打ち石でのお清め
写経
『寺ナビ』写経と願い事を記す短冊

【主なイベント内容】
法華経物語:仏教の教えの解説会
寺ナビ:写経、瞑想、読経などのお寺体験
花まつり:お釈迦様の誕生のお祝い、演奏や合唱
りらくるリセット:生活に役立つ学習体験、自由研究発表

─どのような方に参加していただきたいですか。

「これからの自分の人生を展開していきたい」「心の支えやお話が聞きたい」など、気持ちの部分の悩みや苦しみを仏教の教えを通じて解放するのが我々の仕事でもあります。

来ていただいた方には、妙栄寺に来てよかった、楽しかったと一瞬でも思ってもらえるように努めています。同じように想いを抱える方がいるという安心や、あまり気にしなくてもいいのかななど、心を広げる作業をお釈迦様の代わりにお手伝いできればと思います。

ご住職の想いと日常

─ご住職のご経歴について教えて下さい。

神奈川県横須賀市で生まれ育ち、大学の仏教学部を卒業してからは、日蓮宗や妙栄寺境内にある最上稲荷にゆかりのある場所で修行をしていました。その後、妙栄寺に入り、父である先代住職より引き継ぐかたちで第49世住職となりました。

妙栄寺住職

─日頃はどのようなスケジュールで活動されていますか。

5時半に起きて身支度を整えることから始まり、朝のお経を丁寧に唱えています。また掃除も大切と考えているので、毎日30分ほど丁寧に掃除してから法務に入っています。その日によって持ち場は変わりますが、私はお寺の事務、イベント企画など、日々多岐にわたる業務を担当しています。
息子たちには、法要の際の塔婆の書写や名簿管理、各種案内物の作成も任せています。お葬式や法事の対応以外にも、突然の来訪者への対応も欠かせません。

妙栄寺_外観

─ご家族で協力してお勤めをされているんですね。みなさまとても明るくて仲が良い雰囲気が伝わってきます。

両親の時代から、家族みんなで集まって協力する習慣がありましたね。正月には親族が一斉に集まるのでいつも以上に賑やかになります。ここで一番気合が入るのが、境内の草刈りをする時。みんなで汗だくになりながら作業して、外でご飯を食べる。そういうのをみんなで楽しめるような家族です。

妙栄寺住職と奥様
ご住職と奥様
妙栄寺_寺ナビでの談笑
家族で運営する『寺ナビ』。終始穏やかな雰囲気で進みます。

─ご住職が大切にしている想いはありますか。

お寺ということは、人一倍意識しています。お釈迦様の教えを伝えるということが私たちの仕事で、イメージを壊してはいけないと子供の頃から思っていました。お釈迦様は一人ひとりに教えを伝えて、その人が苦しみを乗り越え人生を謳歌していくという生き方を教えており、その考えは私たちの活動の基盤になっています。
お寺のイベントに参加した方には、そのような教えを優しく感じていただき、楽しんでいただきたいです。

妙栄寺の永代供養墓について

─永代供養墓を取り入れられた背景について教えてください。

もともと檀家様の声を受けて、平成22年に永代供養塔を建てました。当時、「継ぐ人がいない」「子供がいない」などを理由に墓じまいを検討する方が増えていました。長年ご供養してきた方が離れてしまう寂しさもありますが、最後まで責任を全うしたいという思いから建立しました。
その後、家族形態の変化などがきっかけに墓じまいの時代に突入し、檀家様以外の方の支えにもなりたいと考え、株式会社エータイと共に新たな永代供養墓を設立しました。
大きな魅力に感じたのは、共同で経営管理してくれるところです。供養のプロという立場の我々、営業接客のプロのエータイさんの力が揃えば、充実したお墓の未来が見えると感じました。

妙栄寺_永代供養塔
既存の永代供養塔
妙栄寺_永代供養墓
新設の永代供養墓

─新しい永代供養墓の特徴を教えてください。

デザインの部分も相談させていただき、私たちの意見を取り入れてもらいました。4枚のガラスには四季をモチーフにしたデザイン、仏像の並べ方や種類も意味を込めて選んでいます。中央では観音様が見守ってくださいます。
新しいお墓を見た方からは「綺麗なお墓」などのお声もいただいて、嬉しく思っています。

最後に

─これから地域にとってどんなお寺で在りたいですか。

妙栄寺のある横須賀は小さな町ですが、住んでいる人はみんな町のことが好きなんです。外に出た若い人が戻ってきたり、セカンドライフの住まいとする人。そのように様々な生活を横須賀で始めた方に、我々は心の支えであったり学びの場の一つになっていきたいと思っています。お寺で行う、法華経物語や寺ナビ、りらくるリセットを通じて仏教に触れる時間を作っていただいて、お寺の魅力を感じていただきたいです。

─永代供養墓をご検討されている方へメッセージをお願いします。

お墓参りは、悲しみを乗り越えた先にある大切な家族の時間です。訪れた後は、食事をしたり景色を楽しんだり、そんな風に「お墓参り・お寺参り」を楽しい家族のイベントのひとつとして取り入れていただきたいと思います。そのためにもぜひ、このエータイさんと妙栄寺が運営する永代供養墓にぜひお越しいただきたいと思います。

妙栄寺_永代供養墓墓域

【妙栄寺】
所在地:神奈川県横須賀市佐野町2丁目44
アクセス:JR横須賀線「衣笠駅」/京浜急行「横須賀中央駅」より、京急バス「佐野二丁目」バス停下車 徒歩3分

妙栄寺公式HP

妙栄寺の永代供養墓はこちら

※調査期間:2021年1月1日~2023年12月31日
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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