『ホタルの夕べ ２０２３』に行ってきました！高応寺（埼玉県三郷市）
ホタルは街灯の届かない静かできれいな水辺を好みます。
高応寺のホタルは、15年前からホタルの専門家と共に境内にある小川の環境を整え、餌となるカワニナも育てながらホタルを自生されています。
ホタルが夜空に舞うこの季節に、高応寺ではイベントとして毎年『ホタルの夕べ』を開催。
📌『ホタルの夕べ ２０２３』概要
日時：6月9日（金）、10日（土）、11日（日） ※雨天決行、荒天中止
時間：キッチンカー18時～21時、演奏とホタル19時～21時
場所：高応寺 三郷市早稲田2-14-4
URL：https://www.machitera.net/articles/event/9246
──地元の人気イベント
高応寺に到着したときにはすでに長蛇の列になっていました。
ご住職が「毎年、大混雑してしまい大変申し訳ございません。」とおっしゃるほどの盛況ぶりです。
──ご住職直々に『ホタルの夕べ』のお出迎え
山門ではご住職がお出迎え。
「ようこそいらっしゃいました」とお声がけくださり、交通安全の御守りステッカーをいただきました。
高応寺にお邪魔したこの日は、雨上がりのちょっとムシムシする曇り空。
ホタルに適した気象条件のようでホタル日和。
のれんをくぐると東屋では、三郷市若手音楽家のクラリネットとサックスの演奏がホタルの儚さを引き立てていました。
ホタルはとても繊細な虫で光が苦手です。
境内・本堂の照明も必要最低限になっています。
ホタルは風物詩とはいえ虫なんです。
虫除けスプレーをすると近寄ってくれないので、虫除けスプレーの利用も控えます。
お参りをして本堂の中へ。
ガラス戸が開放されていて、本堂内にもホタルが、ほわっと淡い光を灯しながら飛んでいます。
本堂の一角から外の池へ。
池の周りをホタルの光を愛でながらゆっくり周遊します。
「あっ！あそこにホタルいた～」
「結構、高く跳ぶね」
など、思い思いにホタルを楽しまれていました。
──境内の外ではキッチンカーの賑わい
ホタルの幻想的な空間から、境内外の賑わいへ移動。
この日のキッチンカーは、ONO COFFEE、樹苞、まめおばKitchen SPACEの3店が並んでいました。ホタルを愛でているうちに、どの店舗も「売り切れ」続出な盛況ぶりです。
特に人気だったのが、まめおばKitchen SPACEの「カチワリ」200円。
イチゴ・レモン・メロン・ブルーハワイのシロップ清涼飲料水。
「ブルーハワイなくなっちゃったの～Σ(￣ロ￣lll)ｶﾞ━━ﾝ」
「じゃあ、おれレモンー！」
子どもたちが楽しそうにはしゃいている姿にホッコリ。
東京・北千住の屋台から始まった樹苞（きぼう）の焼小籠包。
天然コラーゲンスープの肉汁がじゅわ～と溢れ出す、熱々の小籠包をカチワリでいただきました。
メディアにも取り上げられる人気店なんだそう。
お持ち帰り用の冷凍小籠包もGETしちゃいました。
高応寺について
JR武蔵野線「三郷」駅北口より徒歩約6分。三郷市の指定樹木に登録されている松林に囲まれ、ホタルや天然記念物のモリアオガエル、カッコウやウグイスなどが生息する小川や池があり、都会の中にいるとは思えないほどの自然豊かな風景に出会うことができます。
高応寺は、四百年ほど前に立正大学の前身に当たる飯高檀林（いいだかだんりん）の学長・真応院日達上人（にったつしょうにん）を招聘（しょうへい）し開かれました。
──地域に根ざし開かれた学問寺
酒井菜法（さかいなほう）住職は、3人のお子さんを育てながら、子ども食堂、ホタルの夕べ、がんカフェ、ヨガ、音楽ライブを開催するなど、さまざまな取り組みを続けていらっしゃいます。主な著書に『私はこんなはずじゃないと思っているあなたへ』（主婦の友社）など。
寺院名：長覚山 高応寺
宗 派：日蓮宗
住 職：酒井菜法
所在地：埼玉県三郷市早稲田2-14-4
高応寺公式URL：https://kouoji.machitera.net