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室町時代の文明2年に創建された、大阪府八尾市萱振町にある浄土真宗本願寺派の恵光寺。浄土真宗の教えを伝えながら、人々の新しいご縁を作る活動を行う恵光寺の本多ほんだ真成しんじょう住職にお話を伺いました。

御住職プロフィール

本多 真成(ほんだ しんじょう)

浄土真宗本願寺派「恵光寺」第13世住職。
国際文化学博士。大学の客員教授など勤める。専門は宗教学。趣味は茶道。

恵光寺の歴史と役割

-恵光寺の歴史

恵光寺境内_柳の木・鐘

室町時代の文明2年(1470)、本願寺中興の祖である蓮如上人が八尾に布教に訪れたことがご縁となり建立されました。境内には蓮如上人お手植えの柳の木があり、「柳の御坊」とも呼ばれています。
昭和51年(1976)に火災により本堂が一度全焼しましたが、3年後に再建されました。ご本尊は当時の住職が担ぎ出し難を逃れ、現在も恵光寺で安置されています。
恵光寺は代々、西本願寺より特別な格式をたまわり、「萱振かやふり御坊ごぼう」と呼ばれ河内一円の代表寺院のひとつとして地域とともに歩んでいます。

-時代と共に変わりゆく社会の中で、恵光寺の役割をどう考えていますか。

多くのお寺は、この約300年のあいだ「檀家制度」によって支えられてきました。しかし、時代の変化とともに家族のかたちも変わり、お寺を門信徒(檀家)として支えてきた祖父母を継ぐことが難しい、あるいは自分たちで選択し決めることができるようになったことはお寺にとっては大きな転機となりました。積極的に門信徒以外の人々と関わりを持つということを長らくしてこなかったお寺は、関係人口が徐々に細っていくのが現実です。そのような中で、お寺として何ができるかを考えたとき、恵光寺では行事やイベントを中心に地域との関わりを深めていこうと考え活動を進めています。

-恵光寺が大切にしていることはなんですか。

恵光寺_阿弥陀如来像

浄土真宗では阿弥陀如来のご本願による救いを軸に教えが説かれます。阿弥陀如来は、私たちに寄り添って下さる仏さまです。したがって私の心に共振してくださる仏さまといえるでしょう。寂しい時には共に寂しく、つらい時には同じように心を寄せてくれる。人にとって本当の救いになるのは、寂しい時に頑張ろうと優しくされることよりも、ただそばで一緒に泣いたり笑ったりしてくれることだと思うんです。私たちも、そのような在り方を大切に『いのち、ひびきあうお寺』として、行事では一緒に楽しみ、葬儀では一緒に悲しむなど、「一緒に感じる」時間を分かち合えるコミュニティをお寺に築いていきたいです。
行事ひとつひとつが、そうした気持ちを伝える場となるよう、皆さんと心を重ねながら取り組んでいます。

地域の方が集う場所、コミュニティを大切にする恵光寺の取り組み

-恵光寺でされている様々な取り組みについて教えて下さい。

恵光寺_山門

恵光寺では地域との繋がりを作る様々な取り組みを行っています。祖父の時代に始まり今も続いているのは、八尾第一団として結成されたボーイスカウトです。浄土真宗の教えを伝えながらも、周りとの調和も大事にしています。人と人との円滑なコミュニケーションや、どうやったら自然の中で協力しながら過ごしていけるかをみんなで考え学ぶ場となっています。

また、今年で13年目を迎えましたが、大相撲春場所の時期には、宿舎として相撲部屋を40日間受け入れています。毎年3月の第一週土曜日には「交流ちゃんこ会」を開催し、地元の方々が集まる場として盛り上がりを見せています。

7月には盆踊り大会を開催しており、地元長池町出身の河内家菊水丸師匠に音頭を取っていただいています。また、地元の女性陣による「慧灯大師 盆おどり歌」の音頭もあり、境内は多くの方々でにぎわいます。

-その他のイベント

恵光寺_本堂

年間を通して様々なイベントを開催しており、お寺として大きなものは宗祖親鸞聖人のお徳を讃嘆する報恩講をはじめとする、年5回の本堂法要です。その他にも、外部から講師をお呼びして話を聞く法座や「人生会議」などの催しも行っています。当初、人生会議はエンディングノートを作る会でしたが、形式に沿って作ろうとすると気持ちが落ち込んでしまうので少し内容も変更して開催しています。具体的には「お墓への思い」「私のこだわり、好きな写真」など毎回テーマを決めて付箋に書き出して、参加者が対話形式で書いたものを話し合います。それらをエンディングノートに次ぐ記録の1ページとしてお寺で保管しています。実務的な部分を考える前に、まずはご自身の気持ちに向き合う時間を持てるよう、工夫を重ねています。

他にも、お写経やコーラス隊による活動、劇団グループとのコラボ企画なども開催しており、どのイベントも基本的には事前予約不要で、どなたでもご参加いただけるのでぜひお越しいただければと思います。

-今後の開催予定のイベント

昨年11月に行政中心に初開催した「かやふりフェスタ」は今年も計画をしています。八尾には、アート分野に長けた方が多くいらっしゃるため、それを披露したり販売したりする地域活性の場を目指しています。

また、企画しているものの一つとして子どもの居場所作りがあります。今は学校に馴染めなかったり、我慢して通ったりと、子供の頃から“演じながら”コミュニティ作りをしていると知りました。お寺の施設を使って子供たちを受け入れ、学びの支援や心の拠りどころとなるような活動ができればと考えています。

【主なイベント】
1月 初法座
3月 彼岸法要
   交流ちゃんこ会
5月 さつき法要
7月 盆おどり
8月 お盆法要
10月 報恩講

恵光寺の永代供養墓について

-永代供養墓を取り入れられた背景を教えて下さい。

恵光寺_永代供養墓

恵光寺には室内納骨堂や境内に合同墓もありますが、既存の「檀家制度」が崩れてきた中で、新しい方々と直接的な繋がりを作れる仕組みが魅力的だと感じました。恵光寺ではイベントや行事を積極的に行い地域の方との繋がりを大切にしてきましたが、今度も現在の活動を継続しながら、より多くの方々とつながるにはどうしたらいいか分からず悩んでいました。そんな中でエータイさんの仕組みを聞いてすごいなと感じ、お寺を元気にしてくれる活動と思い、ぜひやってみたいと申し上げました。
「永代供養墓」を新たに建立することで、お墓の引っ越しを考える方にとっても一つの選択肢になると思いますし、さまざまなお悩みを抱える方の解決策の一つになるといいなと。住職としてお寺をまもり、管理していく立場ではありますが、その中でも宗教的な部分は純粋に大切にしていきたいと考えています。だからこそ、営業的な部分をエータイさんのような専門の方にお任せできる体制は、とても魅力的だと感じています。
恵光寺としては、行事やイベントは今までのように続けていき、さらにブラッシュアップし、よりよいものにしていきたいと考えています。

-永代供養墓の仏様やデザインについて教えて下さい

恵光寺_樹木葬

墓域を見まもる石仏は、インドネシアの世界遺産ボロブドゥールで彫られたもので、元々お寺に石仏がいくつかあったのをきっかけに徐々に数が増えていきました。日本の仏さまとはまた異なる、南方アジアの仏さまたちの表情の違いなどもぜひ楽しんでいただければと思います。

「永代供養墓」のガラス塀には「柳」と「象」が描かれています。恵光寺は「柳の御坊」とも呼ばれ、550年前に蓮如上人がお越しになった際、境内に柳の木を植えられたことがその由来です。現在、境内入口を入ったところに5代目となる柳の木があり、蓮如上人が植えられた柳が続いているということで、お寺のシンボルとして大切にしています。
また、象は仏教で、忍耐、穏やかさ、智慧をあらわす生き物です。その神秘的で穏やかなイメージが墓域にも合うと思いました。石仏がインドネシアからやってきたことにちなみ、同じく南からきた生き物である「象」を選びました。

-永代供養墓をご検討されている方へメッセージをお願いします。

人は生きている間だけがすべてではなく、亡くなった後に、その人が周囲に与えた影響や、大切にしていた想いが静かに伝わってくるものだと感じています。周りの人がその人をどう受け止めていくか、その思いをつなぎ、感じる場所こそが、墓石やお墓の前なのではないかと思います。ぜひ、心静かに、亡くなられた方と向き合っていただきたいです。なにかに悩んだ時や、お話ししたいことがあればお気軽にご相談ください。

恵光寺_永代供養墓墓域

【恵光寺】
所在地:〒581-0834 大阪府八尾市萱振町4-1
アクセス:近鉄大阪線「近鉄八尾駅」より徒歩15分

恵光寺公式HP
恵光寺の永代供養墓・樹木葬はこちら

※調査期間:2021年1月1日~2024年12月31日
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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