葬儀の生前予約とは?メリット・デメリットと合わせて解説します
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
(受付時間9:00〜18:00・365日相談可能)
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
自分がこの世からいなくなった後に行われる葬儀。
その時自分はこの世にいないとしても、どんな式が行われるのか、気になる人も多いでしょう。
また、後に遺していく家族への負担を考えると、いたたまれなくなる事もありますよね。
そんな時のために、自身で葬式を予約しておく方法があります。
今回は、葬儀の生前予約に関して紹介するとともに、メリットやデメリットについても触れていきます。
流れなどをチェックした上で、興味があればぜひ利用してみてください。
また、エータイでは80以上の厳選寺院と提携し、お客様のご要望にあわせた永代供養墓・樹木葬もご案内しております。
どのようなお墓があるのか見てみたいという方は、こちらのフォームから資料をダウンロードください!
葬儀の生前予約とは
葬儀は通常、亡くなった後に遺族が手配をして、執り行われるものです。
しかし近年では、故人が生前に手続きを済ませ、亡くなった後に葬式を行う「生前予約」が注目され始めています。
生前予約の場合、存命中に葬式に関して葬儀会社と打ち合わせを実施。
場所や人数、どのような演出にするかというところまでこだわって決めることができます。
しかし当然のことながら、日時の指定は打ち合わせの時点ではできません。
あくまでも亡くなった後の、葬儀の詳細を決めるのみとなります。
葬儀を生前予約するメリット
葬儀の生前予約には、様々なメリットがあります。
自分の思い通りの式ができる
「自分がこの世からいなくなった後のことは家族に任せる」という方もいらっしゃいます。
ただ、人生最後の式くらい、自分の思い通りにしたいという気持ちを抱くこともあるでしょう。
葬儀の生前予約をしておくことで、どんな式にしたいのか、事前に葬儀会社に伝えておくことができますので、自分が亡くなったあと、決めたプログラム通りに式が実行され、思い描いた人生の終わりにすることが叶います。
もちろん家族の同意なども必要にはなりますが、家族の同意があれば自分の思い通りの最期を迎えることができるのです。
家族に負担をかけずに済む
葬儀は突然行われるものですし、残される家族にとって少なからず負担になってしまいます。
葬儀の生前予約では、打ち合わせの段階で入金を済ませることも可能です。
あらかじめ予算を決めて入金しておくことで、いざ葬儀が行われる際の遺族の負担は少なくなります。
もちろん、実際に式を施行してみたら予算よりも多くかかってしまった、ということもあるでしょう。その場合でも、実際に全額を遺族が負担するよりも少額の資金ですみます。
遺族の手間を減らせる
死というのは、突然やってくるものです。
家族などが病床に伏していればある程度死期を悟ることはできますが、それでも長く生きて欲しいと思うもの。
突然の家族の死に、遺族は戸惑いと悲しみを隠せないでしょう。
人が亡くなったら、すぐに葬儀の手配をしなければなりません。
葬儀会社を片っ端から検討して、どのようなプランで行うのか、予算はどれくらいなのか、などを考える必要があります。
悲しみにくれる遺族にとっては、大きな負担となるでしょう。
しかし、故人が事前に葬儀の生前予約をしていれば、このような遺族の負担を減らすこともできます。
故人の死後、決められた葬儀会社に連絡をすれば、予約していたプラン通りにすぐに葬儀の手配が可能。
遺族は故人との思い出にじっくりと浸ることができます。
もしもの時に慌てずに済む
前述のように、葬儀の手配には大きな手間がかかります。
葬儀の事前予約をしておくことで、“その日”が来たとしても慌てずに落ちついて対応できるでしょう。
葬儀を生前予約するデメリット
葬儀の生前予約には、メリットだけではなく多少のデメリットもあります。
以下を確認して、後悔のない選択をしてください。
家族に知らせておかなければならない
こっそり葬儀の生前予約をしたいという人もいるかもしれませんが、それはできません。
事前予約をするのであれば、必ず家族の誰かに知らせておきましょう。
喪主となる長男などに伝えておくのがベストです。
というのも、葬儀の生前予約をしても自分しかそのことを知らなければ、死後に予定通り式が行われることはありません。
知らずに家族が他の葬儀会社に連絡をして式をしてしまうこともありえます。
そうなってしまえば、自身の望む式はできなくなってしまうでしょう。
また、生前予約の際に前払い金や葬儀費用の支払いを済ませている場合、無駄になってしまいます。
必ず、信頼できる家族に知らせておきましょう。
家族に反対される可能性がある
死は悲しいものです。
中には「死ぬこと」を話題に出すことすら忌まわしいものと思う方もいらっしゃるでしょう。
生前予約、すなわち「生きているうちに死んだときのことをを考える」ことは、人によってはまだまだ受け入れられないことなのです。
生前予約は家族の納得が得られなければ、実行は難しいでしょう。
そのため、家族が「不謹慎だ」と考えるのであれば、生前予約に関して反対されてしまうこともあります。
うまく説得する手段がなければ、生前予約は諦めざるを得ません。
このような事の起こらないよう生前予約の際は、しっかりと家族と話し合いをすておくことをおすすめします。
葬儀会社が倒産する事もある
葬儀会社は民間が運営しているものであり、国の援助を受けているわけではありません。
そのため、自分の葬式までの間に葬儀会社が倒産してしまうことも十分に考えられます。
せっかくプランを伝えて契約金を支払っていたとしても、葬儀会社が倒産してしまえば、望み通りの式を行うことは不可能です。
前払金に関しては戻ってこないことがほとんどなので、そうなった場合、苦労が水の泡となってしまいます。
こういったトラブルは頻発するものではありませんが、リスクがあることを頭に入れ、できる限り経営的に安定している葬儀会社を選びましょう。
葬儀の生前予約の流れ
ここからは実際に、葬儀の生前予約をする際のプロセスについて一つずつ説明していきます。
葬儀会社を決める
まず最初に、どこの葬儀会社に任せるか、ということを決めていきましょう。
葬儀会社といってもたくさんありますから、複数の会社をじっくり比較して決めることが大切です。
葬儀会社を選ぶ際には、どんなプランがあるのか、式の内容はどのようなものなのか、などをチェックしましょう。
また、料金システムについても確認をして、無理のない範囲で選択してください。
プランを決める
葬儀会社が決まったら、今度は葬儀のプランを決めていきましょう。
どんな式にするのか、どんな規模で行うのか、ということを予め決めておくと、いざ式を実行する段階になってもスムーズです。
また、オプションとして、祭壇や棺のグレードを選べるプランもあります。
そして、遺族が会食をする際の料理などについても、予め決めておくことが可能です。
綿密に打ち合わせをすればするほど、実際に亡くなった後も進行が円滑になります。
葬儀会社と契約する
プランが決まったら、いよいよ葬儀会社と契約します。
葬儀会社から、決定したプラン内容に問題がないかどうか確認されるので、最後にもう一度よくチェックしましょう。
またほとんどの場合、葬儀会社と契約する段階で、契約金を支払います。
プランや会社によっては、式の費用を契約の段階で前払いするケースもありますし、会社によって支払い形式も異なるので、事前に確認してしておいてください。
葬儀の生前予約にかかる費用
葬儀の生前予約にかかる費用としては、「契約金」のみ支払うところもあれば、生前予約の段階で葬儀費用まで支払うところもあります。
事前に葬儀費用まで支払っておける場合のメリットとしては、、葬儀の際に遺族に負担がかからずにすむことです。
生前葬と生前予約の違い
生前予約と混同しがちな言葉に「生前葬」という言葉があります。
生前葬と生前予約は名前こそ似ていますが、実際には全く異なるもの。
しっかり違いを理解しておきましょう。
まず生前葬は、文字通り「生きている間に葬儀を行うこと」です。
健康状態に全く問題がない時に行うこともありますし、余命宣告をされていて自由がきくうちに葬儀をするということもあります。
これはケースバイケースで、本人や家族が話し合って決めることになります。
生前葬の目的としては、お世話になった人に直接感謝を伝えること。
自分の口で「ありがとう」を伝えられるのが、大きなメリットです。
対して生前予約の場合、葬儀を行うのはあくまでも亡くなった後です。
手続きを生前に行っておく、と言うだけで、式自体を事前に行うわけではありません。
この点が、生前葬との大きな違いです。
また、生前葬をしたとしても、亡くなった後に再度葬儀を行うことが多くなっています。
葬儀の生前予約をする際の注意点
葬儀の生前予約を行う場合、気をつけなければならないこともあります。
すでに少し述べましたが、生前に死後の手続きをするというのは、「縁起が悪い」と思う方もいらっしゃいます。
家族の了解を得られない場合、強行突破しようとするとトラブルに発展することもあります。
どうしても生前予約をしたいのであれば、しっかりと話し合いの場を設け、納得してもらうよう努めることが大切です。
また、契約内容についてもしっかりと確認をしておきましょう。
契約書には費用の内訳や更新の際の規約なども書かれています。
確認しないまま契約をすると、思っていたプランと違うプランになってしまうことも。
葬儀会社と契約者、そして家族が気持ちよく取引をするためにも、契約書を十分に確認しておくことは大切なポイントです。
まとめ
今回は、葬儀の生前予約について紹介してきました。
葬儀を事前に予約しておくことで、自分が亡くなった後の葬儀の進行がスムーズになりますし、遺族にも負担をかけずに済みます。
しかし、生前予約をする際には、いくつか注意点もあります。
大切な葬儀に関してトラブルにならないように、家族とはきちんと話し合いをして、理解してもらうことが大切です。
生前予約を上手に活用して、人生の最期を悔いなく迎えましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
(受付時間9:00〜18:00・365日相談可能)