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大切な人が亡くなると、日本ではほとんどの場合、火葬で故人を葬ります。

火葬が終わって、最後に形として残るのが「お骨(おこつ)」です。

残された人たちは、お骨を様ざまな方法で供養し、故人への思いを馳せます。

この記事では、お骨とはなにか、お骨の供養方法にはどういったものがあるか、について解説していきます。

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お骨とは

「お骨」とは、亡くなった人を火葬した後に残った骨のことを指す言葉です。

「遺骨(いこつ)」もしくは「御遺骨(ごいこつ)」と呼ぶこともあります。

お骨の数え方は、「体(たい)、片(へん)、本(ほん)、柱(はしら)」と様ざまです。

全身の骨は一体(いったい)と数え、断片的な骨については一片(いっぺん)、一本(いっぽん)と数えます。

一柱(ひとはしら)は、日本古来の神体・遺骨を数える時に使います。

火葬場に行き、火葬に立ち会ったことがある人であれば、お骨に色が付いたという体験をした人もいるのではないでしょうか?

通常、お骨は白色ですが、ピンクや緑、黒といった色が付くことがあります。

この現象については、科学的根拠は検証されていないため、想像の域でしかありませんが以下のような説があります。

1つ目は、火葬の際、遺体とともに棺桶に入れる花や洋服、故人の愛用していた物などの副葬品の色素が影響するのではという説です。

2つ目は、癌(がん)や梗塞(こうそく)といった病気によって色が付いたり、服用していた薬が原因で色が付くともいわれています。

お骨に色が付くことで、不安を覚えたり、故人に対して申し訳ないと思うことがあるかもしれませんが、葬儀社や火葬場の方たちはどのご遺体も心を込めて扱っているので、安心して骨壺に納めてください。

収骨とは

火葬後に、お骨を骨壺に納める儀式が「収骨(しゅうこつ)」です。

「拾骨」と書くこともありますし、「骨上げ(こつあげ)」「骨拾い(こつひろい)」と呼ぶこともあります。

収骨は二人一組となり、「骨上げ箸」と呼ばれる長い箸を用いて、お骨を順番に骨壺へと納めていきます。

この骨上げ箸は、逆さ屏風や逆さ水といった葬儀に際して用いられる「逆さ事」の一つとして、一本は竹、もう一本は木でできた箸を使うことが多いです。

収骨には、故人が三途の川を無事に渡れるよう手助けするという意味が込められており、骨上げ箸を順番に渡しながらお骨を拾うことで、「箸渡し=橋渡し」をしてあげることになります。

また、お骨は足元から頭に向かって拾っていきます。

喪主が最初と最後を務めることになり、故人との縁が深かった人から順に、火葬場の係員の指示に従いお骨を骨壺に納めていきます。

最後に納めるのは「喉仏(のどぼとけ)」となりますが、これは、喉仏の形が座禅を組んだ仏様に似ていることから、「体に宿る仏様」として最後に骨壺に納めることになります。

収骨は東日本と西日本では異なる点があり、東日本ではすべての骨を骨壺に納める「全収骨」という形がとられますが、西日本では喉仏や歯などの主要な骨だけを拾う「部分収骨」という形が取られるのが一般的です。

分骨とは

「分骨(ぶんこつ)」とは、文字通りお骨を複数の骨壺に分けることです。

分骨をする理由は、以下のように様ざまです。

  • 遠く離れて暮らす家族や親族が、それぞれのお墓に納骨して供養していくため
  • 故人をいつまでも身近に感じていたいと思う遺族が、「手元供養」という形でお骨の一部 を部屋に置いたり、アクセサリーに加工して身に付けたりするため
  • 浄土真宗などの宗教上の習わしとして、お骨の一部を本山に納めるため

分骨するタイミングについては、特に決まりはありませんのでいつでも行うことができますが、火葬後の収骨の時点で行われることが多いです。

分骨した遺骨をお墓に納める場合は、誰の遺骨かを証明する「分骨証明書」が必要となりますので、前もって葬儀社の方に伝えておくことで、分骨するだけの骨壺と分骨証明書の発行手配をしてもらえます。

しかし、お墓に納骨した後に分骨する場合は、多少手間がかかります。

まず、霊園や寺院の管理者に連絡し、分骨証明書を発行してもらう必要がありますし、その他にも、大きな墓石を動かす場合は石材店に依頼したり、遺骨を取り出す前にお墓から魂を抜く「閉眼供養」を行う必要もあります。

分骨については、なるべく早い段階で家族や親族と話し合い、希望するのであれば火葬後の収骨の際に行うのが良いでしょう。

お骨の供養方法

お骨の供養方法

以前はお骨の供養方法といえば、火葬後に骨壺に収骨し、お墓に納めるのが一般的でした。

今でもお骨はお墓に納骨するしかないと思っている人もいるのではないでしょうか?

時代の流れとともに、お骨の供養方法も多様化しているのが現実です。

ここでは大きく4つに分けて説明します。

納骨

もっとも一般的な方法として、四十九日を終えた後、「先祖代々のお墓」や「新しく建てたお墓」に納骨します。

お墓を継ぐ人がいなかったり、様ざまな理由でお墓を持てない人たちにとって、霊園や寺院がお骨の管理・供養を行ってくれる「永代供養墓(えいたいくようぼ)」という選択肢もあります。

永代供養墓にご興味がある方は、以下の資料も合わせてご参考にしてみてください。

また、永代供養については以下の記事でも解説しています。
永代供養とは?その種類や費用、メリット・デメリット、選び方のコツ

また、建物の中に収骨スペースがある「納骨堂」に納骨する方法もあります。

ロッカー式やマンション形式の機械式などの方式があり、運営も寺院、公営、民営と様ざまです。

樹木葬

樹木葬とは、墓石の代わりに桜や紅葉、ハナミズキなどの「シンボルツリー」といわれる木を植え、その周りに遺骨を埋葬する供養方法で、永代供養の一種となります。

骨壺のまま埋葬する方法と、お骨を骨壺から出して埋葬する方法があり、後者を選択した場合は、お骨は土に還ることになります。

寺院の墓地などと比べて、宗教・宗派の制約がない事も特徴の1つです。

樹木葬については、以下の記事で解説しています。
樹木葬とは?特徴や費用・メリット・デメリットを紹介します

散骨

お骨を細かく粉砕し、粉末状にしたものを海や山に撒き自然に還す供養方法が散骨(さんこつ)です。

海や山が好きだった故人が、生前から散骨を希望していた場合などに行われます。

気をつける点は、必ず粉骨した状態で撒くことです。

粉骨せずに撒くと、埋葬したと見なされ、「墓地、埋葬等に関する法律」に違反することとなりますので注意が必要です。

また、散骨を行う場所にも気を使う必要があり、私有地以外に散骨する場合は、人が集まる場所は避けるようにするなどのマナーが求められます。

散骨については、以下の記事でも解説しています。
お墓がいらない散骨とは?散骨後の供養についても紹介します

手元供養

手元供養とは、お骨を自宅の仏壇に収納したり、おしゃれなガラス製の骨壺に入れてリビングに置くなどして、故人をいつも身近に感じながら供養する方法です。

また、粉骨したお骨をペンダントトップに入れて身につけておくなど、お骨をアクセサリーに加工して供養するのも手元供養の1つです。

お骨を自宅に安置する方法

火葬後に骨壺に納められたお骨は、自宅に戻ってきて四十九日をむかえます。

その後、霊園や寺院などに埋葬されるのが一般的ですが、自宅でそのまま安置しても違法にはなりません。

自宅でお骨を安置する方法は以下の様になります。

お骨の全てを骨壺に入れておく

火葬場から持ち帰ったままの状態で、仏間に置いたり、骨壺が収納できるスペースがある仏壇に入れるなどしてお骨を安置します。

また、後飾り祭壇を解体せずにそのまま安置スペースとして利用する方法もあります。

お骨の一部を骨壺に入れておく

お骨を分骨して、お墓に納骨しなかった分を自宅に安置します。

この場合、お骨を細かく粉骨して、小さな陶器の骨壺やおしゃれなガラス製の骨壺などに入れて安置する方法が一般的です。

骨壺には見えないデザインの物も多く、リビングなどに置いてあっても違和感を感じないようになっています。

アクセサリーに加工する

お骨の一部をアクセサリーやダイアモンドに加工して、常に身につけたり、大切に保管しておくという方法もあります。

お骨を自宅に安置する際の注意点

お骨を自宅に安置する際の注意点

お骨を自宅で管理する場合に気をつけることは「カビの発生を防ぐ」ことです。

火葬されたお骨は800~1,000度の高温で焼かれるため、無菌の状態で骨壺に納められます。

しかし、自宅で保管されるうちに、保管状況によってはカビが発生してしまいます。

カビが発生する原因は主に「湿気」になりますので、湿気を避けるためにも以下の様な場所に置くようにしましょう。

  • 直射日光が当たらないところ
  • 風通しの良いところ
  • 昼と夜の気温差が少ないところ

もうひとつ、お骨を自宅に安置することは違法ではありませんが、庭などに埋めるのは埋葬とみなされ違法行為に当たりますので、絶対にしてはいけません。

お骨の最終的な行き先

お骨を自宅で安置していたとしても、供養していた人が亡くなってしまうとお骨は行き場を失ってしまうことが多いです。

家族の誰かや親族が自宅供養を引き継いでいくのは、骨壺やお仏壇が増えていくことになり現実的ではありません。

最終的なお骨の行き先について紹介します。

お墓を建てる

先祖代々のお墓がある場合は、そこに納骨してご先祖様とともに供養していくことができます。

また、子供らにより新しくお墓を建てる場合もあります。

お墓を建てるには150~300万円の費用と、2~3カ月の期間が必要になると考えておきましょう。

霊園は公営、民営ともに数多くありますので、自宅からの行きやすさや設備、費用などを踏まえて選ぶと良いでしょう。

永代供養にする

お墓がない、お墓を継いでいく跡継ぎがいない場合には「永代供養」という選択肢があります。

永代供養は、ご遺族に代わって霊園や寺院の管理人が故人の遺骨を管理・供養してくれる供養方法です。

自分でお墓を用意する必要もなく、故人が無縁仏になる心配もありませんので、身寄りがない、跡継ぎがいない、子や孫に負担をかけたくない人にはおすすめの供養方法です。

永代供養墓をご検討されている方は、以下の資料も合わせてご参考にしてみてください。

まとめ

お骨とは、大切な故人が私たちに最後に形として残してくれるものです。

近年では、身近にお骨を置いておく手元供養という供養方法もずいぶん認識されてきています。

大切なお骨だからこそ、手元供養の管理者が亡くなった先のことを考えておくことは大変意義のあることとなります。

お盆やお彼岸など、家族・親族が集まる機会に話し合ってみてはいかがでしょうか。

エータイでは、首都圏を中心に80以上の厳選寺院の永代供養墓をご紹介しています。

もし現在お墓選びをご検討されていたり、お墓についてお悩みでありましたら、エータイがご紹介する寺院をおまとめした資料を参考にしてみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※調査期間:2021年1月1日~2023年12月31日
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
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