樹木葬の9つのデメリット!事前に知るべきリスクと対策とは


調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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樹木葬は「費用が安い」「自然の中で眠れる」などの理由で人気がありますが、いくつかのデメリットもあるため、購入前にしっかりと理解し、後悔ない樹木葬選びをすることが大切です。
この記事では、樹木葬の9つのデメリットとその対策、基礎知識から購入手順まで解説します。
またエータイでは、累計3万組以上のお客様に永代供養墓・樹木葬をご紹介しております。年間管理費も不要のため、お墓の管理だけでなく継続費用の負担も残りません。
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まず知っておきたい樹木葬の基礎知識
樹木葬は、近年注目を集める新しい埋葬方法のひとつで、従来のお墓と比較するとさまざまな違いがあります。
まずは樹木葬の基本知識を確認しておきましょう。
樹木葬とは

樹木葬とは、墓石のかわりに草花や樹木を墓標とした供養方法です。自然に囲まれて眠れること、費用が比較的安く生前購入もできる場合が多いことから、近年人気が高まっています。
樹木葬は墓石を建てないため、一般のお墓よりも安い価格で購入できます。
また、寺院が遺骨の供養や管理を永代にわたって行ってくれる「永代供養」がついている樹木葬が多いため、お墓の承継者がいない人や、子供に迷惑をかけたくないという人にも選ばれています。
樹木葬の墓地の種類
樹木葬は、比較的アクセスが良い場所にある「都市型」、自然の景観を生かした造りの「里山型」の2種類があります。それぞれ特徴がありますので、くわしく説明します。
都市型

都市型の樹木葬は、比較的交通アクセスが良く、お参りしやすいことが特徴です。
都市型は土地が狭いことから、1人に1本植樹するのではなく、大きなシンボルツリーの周りに遺骨を埋葬するかたちが多くなっています。
また、樹木ではなく草花に囲まれた場所に埋葬する、庭園のような雰囲気の樹木葬もあります。
都市型の樹木葬は、名前が彫刻されたプレートを設置するケースも多くなっています。
里山型

里山型の樹木葬は、ほとんどの場合、山の中など自然豊かな場所にあります。
広い土地があるため、1区画にひとつずつシンボルツリーを植えられる場合が多くなっています。
樹木は、埋葬時に苗木を植えるタイプと、もともとある樹木を利用するタイプがあるため、事前に確認することが大切です。
樹木葬の埋葬方法の種類と費用相場

樹木葬の埋葬方法は主に「合祀墓タイプ」と「個別墓タイプ」に分けられ、費用相場は以下の通りです。
樹木葬の種類 | 費用相場 |
---|---|
合祀墓タイプ | 5万円~30万円 |
個別墓タイプ(1人・家族) | 50万円~150万円 |
合祀墓タイプ
樹木葬の合祀墓タイプは、他の人の遺骨と一緒に埋葬する形式のお墓です。
骨壷から遺骨を取り出して埋葬するため、後から遺骨を取り出すことはできませんが、費用相場は5万円〜30万円ほどと安いことが特徴です。
個別墓タイプ
樹木葬の個別墓タイプは、個別の区画に1人もしくは夫婦・家族など、複数人で眠れるお墓です。
個別墓タイプでは、7回忌や13回忌など、一定期間が経った後に合祀されるものと、永代にわたって個別のまま安置されるものがあります。
費用の目安は50万円~150万円ほどとなっていますが、埋葬人数によって金額が変化します。
樹木葬の9つのデメリットは?後悔しないために理解すべきポイント
樹木葬にはデメリットもあるため、購入前にきちんと理解しておくことが大切です。ここでは、樹木葬を検討する際に知っておくべき9つのデメリットを紹介します。
- 遺骨の取り出しや移動が困難
- 粉骨しなければならない場合がある
- 交通アクセスが悪い場合がある
- 埋葬スペースが狭く家族全員入れない場合がある
- 複数人の埋葬はコストが高くなる場合がある
- 家族や親族の理解を得られない場合がある
- お線香や供花など一般的なお墓参りができない場合がある
- 季節によっては寂しい雰囲気になる
- 樹木が枯れる場合がある
1.遺骨の取り出しや移動が困難
樹木葬は、自然の中で遺骨を土に還すという考えに基づいた供養方法です。
そのため、多くの寺院や霊園では「自然回帰」を重視し、遺骨を骨壺から取り出してそのまま土に埋葬する「合祀型」が一般的です。このような形式では、埋葬後に遺骨を取り出したり、他の場所に移すことはできないため注意が必要です。
また、骨壺のまま埋葬する場合でも、一定期間が過ぎた後は、他の人の遺骨とまとめて合祀されるケースも多くなっており、やはり合祀後は遺骨を取り出すことはできません。
ただし、樹木葬の中には、遺骨を骨壺に納めたまま個別に埋葬できるタイプもあります。
将来、改葬や遺骨を移動する可能性がある場合は、事前に契約内容や埋葬方法を確認するようにしましょう。
2.粉骨しなければならない場合がある
樹木葬によっては、納骨スペースに限りがあるため、遺骨を小さく砕くこと、つまり「粉骨」を条件にしているところがあります。
特に都心部の墓地では、埋葬区画が小さいことから、粉骨を求められる場合があります。
「遺骨の形を保ったまま埋葬したい」「遺骨を砕くことに抵抗がある」という人にとっては、このような粉骨は大きなデメリットといえます。
ただし、寺院や霊園によっては、粉骨せずに納骨できるところもあります。
後悔のない樹木葬選びをするためにも、契約前に粉骨の有無や埋葬方法について、よく確認しておくようにしましょう。
3.交通アクセスが悪い場合がある
樹木葬は「自然に還る」というコンセプトのため、交通アクセスが悪い場所にあることも多く、お参りしにくい場合があります。
樹木葬を選ぶときには、無理なくお参りに行ける場所かどうかを確認しましょう。
また、将来的に車が運転できなくなった時のことを考え、公共交通機関や送迎バス、タクシーなど他の交通手段があるかどうかも重要なポイントです。
見学の際には段差が少ないかどうか、車いすで移動できそうかどうかも確認しておきましょう。
4.埋葬スペースが狭く家族全員入れない場合がある
樹木葬は個別の区画が小さいため、埋葬できる人数もおひとり様や夫婦単位が主流です。
ご家族で利用したい場合は、希望人数を埋葬できるかどうかを寺院や霊園に確認するようにしましょう。
5.複数人の埋葬はコストが高くなる場合がある
樹木葬は一般墓に比べて費用が安いことがメリットですが、埋葬人数が増えると想定以上に費用が高くなることがあります。
家族単位での埋葬を考えている場合は、事前に費用を確認し、一般墓よりも割高にならないかを確認するようにしましょう。
6.家族や親族の理解を得られない場合がある
樹木葬は墓石がある従来のお墓とは違うため、家族や親族が代々受け継いでいく一般的なお墓を希望する場合、反対されることがあります。
反対意見が出た場合は、まずは樹木葬をよく知ってもらう努力をしましょう。樹木葬のコンセプトや良い点を説明し、一緒に現地見学することで理解が得られたという事例も多くあります。
7.お線香や供花など一般的なお墓参りができない場合がある
樹木葬では、樹木や草花を墓標にしていること、自然に囲まれた立地であることから、線香やろうそくなどの火気を禁止しているケースが多くなっています。
線香やお供えができる祭壇を別に用意しているところもありますが、そのようなものが一切なく、通常のお墓参りができない場合もあります。
樹木葬を購入する前に、線香やお供え物ができるかを事前に確認しましょう。
8.季節によっては寂しい雰囲気になる
樹木葬は自然に囲まれて眠れることが魅力ですが、季節によって景観や雰囲気が変わります。特に冬は予想以上に寂しい雰囲気になり、驚く人もいるようです。
樹木葬を購入するときには写真を見せてもらい、四季それぞれの景観を確認するとよいでしょう。
9.樹木が枯れる場合がある
樹木は手入れが行き届いていないと、枯れてしまうことがあります。また、墓標となる樹木や樹木葬のエリアは問題なくても、その周りは雑草が茂って荒れていることもあります。
現地見学の際は、樹木葬の場所だけではなく、周辺の雰囲気や手入れの状況もしっかりと確認しましょう。
樹木葬の9つのメリットは?満足できる供養が可能な理由
ここまで樹木葬のデメリットを紹介してきましたが、もちろん樹木葬は多くのメリットがあり、樹木葬の人気も年々高まっています。
ここからは樹木葬の9つのメリットについて詳しくご紹介していきます。
- 永代供養なので継承者が不要
- お墓を建てるより費用を安くできる
- 永代供養のため維持管理の負担を抑えられる
- 一般的なお墓より雰囲気が明るい
- 樹木や花の下に埋葬でき自然の中で眠れる
- 樹木の成長により季節や歳月を感じられる
- 宗派・宗旨を問わない
- ペットと一緒に入れるタイプがある
- 生前購入しやすい
1.永代供養なので継承者が不要
樹木葬は、寺院にお墓の管理や供養を任せられる「永代供養」が多いため、ほとんどの場合、購入後のお墓の管理は不要です。
お墓の後継者も必要ないため、埋葬後の遺族負担が少ないこともメリットと言えます。
2.お墓を建てるより費用を安くできる
樹木葬は墓石を建てないため、従来のお墓に比べて費用を大幅に抑えられます。
特に、合祀墓タイプは個別区画に埋葬しないため費用が安く、お墓の費用を抑えたいという人から人気があります。
樹木葬は自分に合ったタイプを選べること、金銭的な負担をおさえつつ、自然の明るい雰囲気の中で眠れることが大きなメリットと言えます。
3.永代供養のため維持管理の負担を抑えられる
樹木葬では、遺骨の管理や供養を寺院に任せられる「永代供養」がついているケースがほとんどです。
永代供養のお墓では、管理費も含めた費用一式を最初に一括で支払うケースが多く、後日の維持管理費がかからないことがメリットです。
しかし、一部の樹木葬では毎年管理費が必要なところもあるため、事前に確認するようにしましょう。
4.一般的なお墓より雰囲気が明るい
樹木葬は樹木や草花を墓標とすることから、墓地が明るく開放的な雰囲気が特徴です。
お墓の雰囲気が苦手な人、夫婦でどちらかが残された後もひとりで気兼ねなくお墓参りに行きたい人は、明るい雰囲気の樹木葬がおすすめです。
5.樹木や花の下に埋葬でき自然の中で眠れる
樹木葬はお骨が最終的に土に還るようになっているケースも多く、「自然に還りたい」という希望をかなえられることが魅力です。
また、寺院や霊園によってはシンボルツリーや草花を自由に選べるところもあります。故人の好きな樹木や花を植えて供養できることも人気の理由です。
6.樹木の成長により季節や歳月を感じられる
樹木葬は自然豊かな場所にあり、お墓参りで四季の移り変わりを感じられます。
また、シンボルツリーとして植えた樹木の成長を嬉しく思ったり、故人が亡くなってからの歳月を感じることもできます。
自然と共にある樹木葬は、残された人の気持ちを元気づけ、後押ししてくれることでしょう。
7.宗派・宗旨を問わない
樹木葬はほとんどの場合、宗旨・宗派を問わず、どのような人でも利用できます。ただし、まれに宗旨や宗派を限定しているところもあるため、事前に確認するようにしましょう。
8.ペットと一緒に入れるタイプがある
近年は「ペット霊園」が増えていますが、樹木葬のなかには、人のお骨とペットの骨を同じ場所に埋葬できるものがあります。
ペットと一緒に眠りたいという人は、ペット共葬が可能な樹木葬を探してみましょう。
9.生前購入しやすい
樹木葬は生前購入できる場合が多いため、自分の希望に合ったお墓選びが可能です。
生前に樹木葬を契約しておくことで、残された人の金銭的な負担を少なくすることにもつながります。
ただし、生前購入の場合は、契約者が生存している期間のみ、管理費が必要になるケースもあります。
樹木葬を生前契約する際は、管理費について事前に確認するようにしましょう。
樹木葬のデメリットへの対策は?選び方や注意点
樹木葬にはデメリットがあるものの、樹木葬の特徴や埋葬方法を理解して自分に合ったものを選ぶことで、回避できるものもあります。
それでは、樹木葬の選び方や注意点についてみていきましょう。
樹木葬の立地ごとの特徴を理解して選ぶ
樹木葬は「都市型」と「里山型」の2種類があり、それぞれ立地が大きく違います。
「都市型」は都市部に近く、交通アクセスが良いというメリットがありますが、まわりの自然が少ないケースもあります。
一方、「里山型」は都市部から離れた不便な場所に位置するケースが多くなっていますが、文字通り自然に囲まれた場所で眠れます。
自然に囲まれた環境を優先したいのか、お参りしやすさを優先するのかによって、選ぶ樹木葬の種類が変わります。
納得できる樹木葬選びをするためにも、種類ごとの特徴をよく理解して決めるようにしましょう。
供養方法や個別安置期間を理解して選ぶ
既述の通り、樹木葬には最初から他の人と一緒に埋葬される「合祀墓タイプ」と、個別区画に埋葬される「個別墓タイプ」があります。
また、「個別墓タイプ」の中でも、個別安置期間の後は最終的に合祀されるものと、永代にわたって個別に埋葬されるものの2種類があるため、自分の考えに合った埋葬方法を選ぶことが大切です。
個別安置期間は17回忌や33回忌などの節目であることが多いですが、寺院や霊園によって違います。
また、契約時の個別安置期間を延長できるかどうかも寺院や霊園によって違うため、事前に確認するようにしましょう。
予算を検討する
樹木葬の費用は、立地や埋葬方法、運営主体によって異なります。
一般的には、都市部にある樹木葬は費用が高い傾向があります。また、個別墓タイプも個別区画に埋葬されるため、費用が高い場合が多くなっています。
それに対して、里山型の樹木葬は費用が抑えられる傾向があります。また、合祀墓タイプも費用が安いことが特徴です。
自治体が運営する樹木葬は費用が安い場合が多いものの、希望者が多く抽選になることが多いため、早めの申し込みが必要です。
このように、樹木葬はさまざまな種類があるため、予算に合ったものを選ぶことが大切です。
また、樹木葬はすべての費用を最初に一括で支払い、購入後の管理費が不要というケースが多くなっていますが、中には毎年の管理費が必要な樹木葬もあります。
樹木葬を検討する際は、予算に加えて管理費の有無も確認するようにしましょう。
エータイでは、年間管理費不要な樹木葬・永代供養墓をご紹介しています。具体的にどんなお墓があるか気になる方は、以下からお近くの地域を選び、閲覧してみてください。
樹木葬の契約から埋葬までの流れ・手順
樹木葬の契約から埋葬までの流れや手順は、以下のとおりです。
- 希望の条件を考える
- 樹木葬の情報収集をする
- 現地を見学する
- 契約手続きをして入金する
- 使用許可証が交付される
- 埋葬する(事前に粉骨が必要な場合もある)
それぞれの手順を詳しく解説します。
1.希望の条件を考える
樹木葬を検討する場合は、まず自分の希望条件を考えましょう。合祀の有無や立地、埋葬方法、シンボルツリーの植え方など、自分が希望する樹木葬のかたちをしっかりイメージすることが大切です。
2.樹木葬の情報収集をする
次に、樹木葬の情報を集めましょう。インターネットで検索したり、資料を取り寄せることで効率的に情報集めができます。
3.現地を見学する
希望に合う樹木葬が見つかったら、必ず現地見学に行きましょう。
画像や写真だけでは、全体の雰囲気はわかりません。現地に行くことで、霊園に流れる空気感や交通アクセス、樹木葬エリアの周辺環境も確認できます。
時間に余裕がある場合は、天候の異なる日など、複数回の見学に行くことをおすすめします。
疑問や不安を解消できるように、見学前に質問事項をまとめておきましょう。
4.契約手続きをして入金する
購入したい樹木葬が決まったら、契約書を交わし、入金を行います。
購入する際は、契約書のコピーなどを家に持ち帰り、丁寧に内容を確認してから契約することをおすすめします。
5.使用許可証が交付される
入金が確認されると、墓地の使用許可証が発行されます。この書類は埋葬するときに必要になるため、失くさないように気を付けましょう。
6.埋葬する(事前に粉骨が必要な場合もある)
人が亡くなった時には、死亡届を自治体に提出すると「火葬許可証」が交付されます。そして、火葬が終わると「埋葬許可証」が発行されます。
多くの場合は、火葬許可証に火葬場の押印を受けることで「埋葬許可証」になっています。埋葬には、この埋葬許可証と、寺院や霊園が発行する「墓地の使用許可証」が必要です。
樹木葬によっては事前に粉骨が必要なケースがありますので、埋葬日を決める前に寺院や霊園に確認しましょう。
樹木葬のデメリットを理解して自分に合った樹木葬を見つけよう
樹木葬にはいくつかのデメリットがありますが、自分の希望に合う樹木葬を選ぶことで、満足できるお墓選びができます。
樹木葬はお墓のかたちも様々なため、寺院や霊園によってさまざまな特徴があります。どのような樹木葬が良いかというイメージをしっかり持ち、自分の考えに合った樹木葬を選ぶようにしましょう。
エータイでは、全国80以上の厳選寺院と提携し、累計3万組以上のお客様に年間管理費不要の樹木葬・永代供養墓をご紹介しております。
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