樹木葬の墓石の人気のデザインと後悔しない選び方
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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昨今少子高齢化が進むにつれて「終活」という言葉が広まったため、お聞きになられたことがある方も多いでしょう。
しかし近年、そのブームの中で埋葬方法も多様化していることをご存知でしょうか?
中でも最近話題となっている埋葬方法に「樹木葬」という方法があります。
今回はその樹木葬について、人気の種類や後悔しないための選び方などをご紹介していきます。
また、お墓選びを検討している方に向けて、エータイがご紹介する寺院をまとめた資料をご用意いたしました。
お墓について詳しく知りたい方など、是非ご参考にしてみてください。
樹木葬とは?
お墓は、墓地や霊園にある墓石のもとに遺骨を埋葬するのが一般的ですが、樹木葬とは墓石ではなく、樹木を墓標の代わりとしたお墓のことを指します。
一般的なお墓を購入するよりも金銭的なメリットがあり、また自然に囲まれた環境で眠ることができるため自然志向の方々に人気があります。
樹木葬について詳しく知りたいという方は以下の関連記事をご覧ください。
樹木葬のプレートに彫刻するデザイン
樹木葬では、プレートを利用する場合があります。
プレートのデザインは、基本的に自由です。
具体的には以下のようなデザインで彫刻されることが多くあります。
家名
一般的な彫刻デザインとして、家名があげられます。
また、家名と一緒に家紋を彫刻するデザインも多いようです。
故人へのメッセージ
「ありがとう」や「愛」など、故人へ向けたメッセージを彫刻するデザインもあります。
ただし、長い文章になる場合は、全体のバランスに気をつけながら言葉を選ぶ必要があります。
故人が好きだったものの絵
人気が高まっているデザインとして、飼っていた犬など、故人の好きだったものの絵を彫刻することもできます。
対象のアウトラインのみを彫刻する方法や、写真や画像データをそのままプレートに再現する方法があります。
樹木葬の形状デザイン
樹木葬のプレートの形には以下のようなものがあります。
四角形
プレートの形で一番多く使われているのは、四角形のプレートです。
長方形の場合と正方形の場合があり、利用する霊園や寺院のお墓のスペースによって異なりますので、気になるようでしたら確認しましょう。
円形
丸い形のプレートはやわらかい印象があります。
お参りするこちらの心を、思わずなごませてくれます。
その他特殊な形
その他で変わった形として、うしろがせり上がって前が低くなっている、小型の墓標プレートがあります。
また、それ以外にも、独特の曲線を描くものなどがあります。
樹木葬のプレートの素材
墓石の石材は種類豊富で、100から200ほどの種類があると言われています。
今回はその中でも比較的安価で、樹木葬のプレートとしてよく利用される素材をいくつか紹介します。
白御影石
白御影石は石材の中でも最も多く利用されております。
また、流通量が多いため、安価な石材として知られています。
ただし、高価格の石材に比べると石質が劣ることや、彫刻した文字が目立ちづらいという欠点もあります。
黒御影石
墓石では白、グレーの石材が使われることが多くありますが、近年ではカラフルな墓石も使われるケースが増えています。
その中でも人気があるのが、黒御影石です。
黒御影石は比較的石質が優れていますが、硬く、加工に大変手間がかかります。
青御影石
青御影石は、青とグレーみを帯びた石材で、関西でよく好まれて使われています。
国内産の青御影石は希少性が高く、現在流通しているものの多くが中国産のものとなってます。
しかし、海外産の青御影石は日本での使用歴が浅いため、経年劣化がどのように進むか把握しきれていない、という欠点があります。
樹木葬のプレートデザインの選び方
樹木葬のプレートのデザインは、利用者が自由に決めることができます。
デザインに悩まれたら、以下のことを確認して選ぶと良いでしょう。
故人をイメージできるデザイン
眠っている故人の好きだったもの、言葉、色などがプレートに現れているか、など、故人のことを考えてみると、デザインにすべき形が浮き上がってくることもあるでしょう。
家族をイメージできるデザイン
そのお墓にやがて家族全員が入るのであれば、家紋や家族の住んでいた町、思い出などを考えてデザインを選ぶと良いでしょう。
樹木葬の種類
樹木葬には大きく分けて2つの種類が存在しています。
①里山型
里山型は、里山の山林のような美しい自然に包まれた環境で埋葬する方法を指します。
デメリットとして環境保全のため管理費が発生することが多いことが挙げられますが、埋葬場所の土地開発費用がかからないため、樹木葬の中では購入コストが安く済みます。
②都市型・公園型
公園型は、主に都市部の墓地の敷地内やその近辺に整然と美しく区分けされた墓地を設けて、樹木や美しい草花を植えて埋葬する方法を指します。
この形式の特徴としては、立地が良い点が挙げられます。
アクセスが良いためご遺族の方もお参りしやすいという点でオススメです。
また里山型と比較してお墓の場所自体が整備されているため、埋葬場所もわかりやすくなっています。
樹木葬の埋葬方法の種類
樹木葬には、埋葬方法による違いも存在します。
①合祀型
墓標となる木の下に、複数の遺骨をまとめて埋葬する方法です。
まとめて埋葬するため遺骨を埋葬した場所が特定できないことがデメリットとして挙げられますが、その分料金はリーズナブルです。
②個別型
個人や夫婦、家族など特定の単位ごとに区分けされた埋葬場所が用意されており、遺骨を区別して埋葬できるタイプです。
金額的には合祀型よりも高くなる傾向があります。
③集合型
合祀型と同様に、複数の方のご遺骨を埋葬する方法です。
合祀型と異なるのは、埋葬する場所の区画を個別に分けて埋葬するため、埋葬した場所が合祀型に比べると明確でわかりやすい点です。
また、料金は合祀型と個別型の間くらいになります。
樹木葬のメリットデメリット
種類豊富で様々なニーズに応える樹木葬ですが、以下のようなメリット・デメリットもあります。
メリット
亡くなった人の想いを尊重できる
最後は自然の中に還りたいという思いだけでなく、遺族に負担をかけたくないなどの様々な想いを尊重することができます。
自らの死後の埋葬場所や埋葬方法についてこだわりや想いがある方には最適です。
緑や花の中など自然の中で眠ることができる
樹木葬では、亡くなった人が好きだった木の下や自然の中で眠ることができます。
そのため亡くなった後は自然に還りたいという人にはおすすめです。
一般的なお墓を建設するよりも費用が安い
樹木葬は管理費等がかからないこともあり、費用が安い傾向にあります。
具体的に、お墓建設費は平均200万円ほどとなりますが、樹木葬については平均50万円ほどと、約3倍ほどの違いがあります。
継承者を必要としないため、次の世代に負担をかける心配がない
樹木葬は基本的には一代限りのお墓となるため、継承者を必要としません。
また、管理についても、一定期間管理者による管理が行われた後には、寺院や霊園が管理を行ってくれる事が多くなります。
そのため、次の世代に負担をかける心配はないでしょう。
デメリット
永代供養墓に比べると費用がかかる
樹木葬の以外にも近年人気のお墓に、永代供養墓があります。
永代供養墓とは、故人の遺骨を遺族に代わり、寺院や霊園が供養、管理するお墓です。
また、永代供養は、後継者のいない方や、家族にお墓の管理で面倒をかけたくない方に選ばれており、近年注目されている供養方法です。
樹木葬は、永代供養墓に比べると費用はやや掛かりますが、とはいえ通常のお墓と比較すると樹木葬もリーズナブルなことは確かです。
永代供養墓に興味がある方などは、以下の資料も合わせてご参考にしてみてください!
後から分骨や墓じまい・改葬することができない
自然の中で眠るという方法上、後から遺骨を取り出して、お墓を移すということはできません。
交通の便が悪い場所が多い
樹木葬の種類によりますが、自然が主となる埋葬方法のため、比較的アクセスの悪い場所に存在することが多いです。
そのためお年寄りの方や、お体が不自由な方は参拝が難しいなどの弊害が出る可能性があります。
故人の眠る場所が分かりづらい場合がある
埋葬方法の種類にもよりますが、場所によっては墓標とする樹木がわからなくなってしまい、実際に故人がどこに眠っているのか判断が難しい場合があります。
お手入れ(年間管理費)が必要な場合がある
基本的には管理費がかからない樹木葬ですが、樹木を墓標とするタイプは、樹木や植物が成長をしていくため、年間の管理費がかかる場合もあります。
そのため、自らの状況やニーズに合わせた樹木葬を選ぶことが必要でしょう。
樹木葬のデメリットは下記の記事でもまとめておりますので、詳細は下記リンクをご参照ください。
樹木葬がおすすめの人は?
先に述べたメリット・デメリットから、樹木葬がおすすめの人は以下のような方でしょう。
自然志向のある方
樹木葬では自然の中にお墓があることや埋葬方法の特質として、ほとんどの場合遺骨を自然の中に埋めるため、自らの死後自然の中で眠りたいと考えている方には最適です。
「お墓はいらない」という考えている方
費用や遺族等へのご負担を考えて、従来の一般的なお墓が不要だと考えている方には向いているでしょう。
お墓の後継ぎがいない方
お墓に埋葬後の後継者がいない方や、死後永く供養してもらいたいと考えている方にとって、管理の手間なく、供養をお寺が代替してくれる樹木葬は適していると言えるでしょう。
遺族に迷惑をかけたくない方
一般的なお墓の場合、お墓の建設費用に加えて管理費用や維持費用など、遺族に負担がかかってしまうことも少なくありません。
樹木葬ではほとんどの場合管理や維持に費用がかからず、また一般的なお墓に比べて費用も安いため、遺族に迷惑をかけたくないと考えている方には適している方法の一つでしょう。
後悔しない樹木葬の選び方
樹木葬を選ぶ際には、以下の項目に注意して選ぶのが良いでしょう。
イメージとズレがないかどうか
実際に自らが考えている樹木葬のイメージと大きく乖離がないか、自らの想いを実現できる場所なのか、ズレがないようにすると良いでしょう。
特定の宗教のしばりや制限がないか
基本的に、樹木葬には宗教や宗派のしばりや制限がないことが多くなります。
しかし中には、宗派や宗教を問われることがあります。
その場合、受け入れを許可してもらえないこともあるので、事前に調べておくと良いでしょう。
場所や形は適切か
樹木葬の場所がどこにあるのかも、重要な要因となります。
いくらご自身が気に入った場所や眺望の美しい場所だとしても、アクセスが良くないとお墓参りに行くことが困難になってしまいます。
自らの希望と家族の希望両方を踏まえて選択することが望ましいでしょう。
形式(個別なのか集団なのか)
形式によってもかなり特徴が分かれます。
費用面やその他の観点を踏まえて、どの形式がご自身や家族にとってベストなのかを判断し、選択するのが良いでしょう。
いくつか選択の際に参考にすべきことはありますが、特に検討すべき項目でしょう。
不安なことがあればお見積りの段階で聞いてみるのも一つの方法です。
樹木葬のトラブル事例
お墓は一生に一度のお買い物であるため慎重に検討する必要がありますが、運の悪いことにトラブルに巻き込まれてしまうこともあります。
最後に樹木葬のよくあるトラブルを確認することで、そういったことに巻き込まれないようにしておきましょう。
管理費を生前から請求されてしまった
場所によりますが、中には生前契約の場合、管理費を生前から払わなければならない霊園もあります。
一般的なお墓に比べて、管理に手間暇かつ費用がかかるという樹木葬の性質上によるところではありますが、親族も合わせ事前に確認を行ったほうが良いでしょう。
交通の便が悪い
樹木葬ではよくあるケースです。
ご自身の独断で埋葬場所を選択してしまうと、その後の遺族の方からするとお墓参りなどで負担になることが多々あります。
事前に親族に相談の上、同意を得ておくことが望ましいでしょう。
檀家になることになってしまった
以前は檀家になることが一般的でしたが、樹木葬では多くの一般的なお墓と異なり檀家になる必要がない場所も多くなります。
しかし中には入檀をを求めるお墓があることも事実のため、予め確認しておきましょう。
樹木の手入れが大変
樹木葬は自然の中に埋葬するという形式上、手入れがかなり大変かつ煩雑となりがちです。
具体的には雑草の処理や落ち葉拾いなどがありますが、自然の中にあるという性質上通常のお墓参りにくらべて手入れの手間は相当なものとなります。
場所によってはそういった管理についても対応してくれる場所もあるため、ご自身、親族のニーズに合わせて場所を選択しましょう。
距離や天候の問題で気軽にお参りできない
特に里山型の樹木葬の場合墓地が山の中にあることもあり、通常のお墓参りに比べると距離や天候や服装などにも意識を配る必要があります。
独自のルール等があるところもあるので、親族の状況や希望も踏まえて場所や形式を選択する必要があるでしょう。
埋葬後に遺骨を取り出せない
樹木葬では、遺骨をそのまま土の中へ収める方法が一般的となります。
そのため、合祀や共同埋葬などの方法をとった場合、一度埋葬すると該当する遺骨をその後取り出すことは困難となります。
中には骨壷にいれた状態で埋葬する樹木葬も存在しますが、事前に形式含め親族とも認識を揃えておくことが望ましいでしょう。
家族の理解を得ることが難しかった
ご家族とのトラブルはよくあるケースです。
親族に言わずに購入等をしてしまった場合、親族の意向と異なりトラブルに繋がることがあります。
管理費等は誰が払うのかなども含め、事前に親族には相談の上、同意を得ておくことが望ましいでしょう。
まとめ
今回は樹木葬の種類やデザインから後悔しない選び方について見てきました。
一生に一度のお墓選びですから、後悔しないように慎重に検討するようにしましょう。
また永代供養墓普及では以下のように本当におすすめできる樹木葬のみをお取り扱いしております。
・管理費のかからない樹木葬(自然葬)
・石の墓誌なので、故人の眠る場所がわかる
・お参りしやすい高環境
・宗旨・宗派を問わない
・生前にお申し込みも可能
もし現在お墓選びをご検討されていたり、お墓についてお悩みでありましたら、エータイがご紹介する寺院をおまとめした資料を参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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