永代供養のお墓参りはどうすべき?お盆やお彼岸にお墓参りは必要?
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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お盆やお彼岸が来るとお墓参りに行く方も多いかと思いますが、永代供養にするとお墓参りはどうすれば良いのか?という疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
近年は承継者がいない、子供に負担をかけたくないなどの理由で永代供養にする人が増えていますが、永代供養ではお墓参りをどうするべきか、注意点は何か、きちんと知っておきたいですね。
また、永代供養墓を検討している人は、希望する方法でお墓参りができるかどうかを確認しておくことも大切です。
この記事では、永代供養のお墓参りはどうすべきなのか、お墓参りの方法や時期、注意点についてくわしく解説します。
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永代供養とお墓参りについて
そもそも永代供養とは、遺族に代わって寺院や霊園がお墓の管理や供養をしてくれることをいいます。永代供養を約束されたお墓のことは「永代供養墓」と呼ばれます。
一般的なお墓参りでは、お花やお水をお供えしてお線香をたき、故人の冥福を祈りますが、永代供養ではそういった一連のことを、すべて寺院や霊園がしてくれます。
そのため、厳密にいうと、永代供養墓ではお墓参りは必要ありません。お墓参りに行けなくても、お墓が荒れることもありませんし、お水やお花もお供えされているため、安心できます。
ただ、お墓参りの目的は、お墓の管理だけではありません。故人のことを思い出して祈ったり、近況を報告したりすることで、お墓参りをした人達の気持ちが落ち着き、前向きになれるということもあるでしょう。
お墓参りは故人のことを思い出して感謝を伝える大切な機会のため、永代供養をお願いしているからといって、お墓参りを遠慮することはありません。
永代供養では、お墓参りに行くか行かないかは、個人の自由です。お墓参りをすることで心が落ち着くならば、お墓参りに行きましょう。逆に、何らかの理由でまったく行けないという場合も、気に病む必要はありません。
永代供養ではいつでも自由にお墓参りができ、行く頻度も個人の自由です。
永代供養ならお盆やお彼岸にお墓参りしなくていい?
お盆・お彼岸といえば、家族そろってお墓参りに出かけるシーズンです。
永代供養墓でも同じようにする必要があるのか、と疑問に感じる方も多いでしょう。
前述の通り、永代供養のお墓参りに対するスタンスは人それぞれでよい、というのが結論です。
永代供養墓では、お墓の管理は寺院や霊園にお任せしつつ、自分の好きなタイミングでお墓参りに行くことができます。
そもそもお盆とお彼岸にお墓参りするのはなぜ?
日本ではお盆(8月13日~16日)、お彼岸(春分の日・秋分の日の前後)にお墓参りする慣習があります。その時期がふさわしい理由を以下でご説明します。
お盆にお墓参りする理由
8月中旬のお盆シーズンに家族そろって帰省し、墓地に足を運んで手を合わせる光景は、今でもよくみられます。
お盆のお墓参りは日本の伝統行事のひとつで、なぜ時期がお盆なのかについては諸説あります。そのなかでもよくいわれているのが、「ご先祖様の霊はお盆の時期に帰ってくる」というもの。
8月のこの時期になると霊は実家に戻ってさまようとされるため、お墓参りはお盆にするのが妥当と信じられてきました。
ちなみにお盆の時期は地域によって異なります。一般的に8月13日~16日をお盆とするところが多いのですが、なかには旧暦を採用して8月20日前後とする沖縄県などの例もあります。
お彼岸にお墓参りする理由
お盆と並ぶお墓参りイベントであるお彼岸。
春は3月の春分の日(3月21日頃)の前後3日間、秋は9月の秋分の日(9月23日頃)の前後3日間です。春秋合わせてその7日間がお彼岸にあたります。
お彼岸とは本来、インド仏教で「煩悩を克服した悟りの境地」を意味する言葉です。
つまり仏様が住む世界がお彼岸であり、三途の川を隔てた向こうにあるのが私たちの住む「此岸(しがん)」と呼ばれる世界です。
春分の日・秋分の日はともに太陽が真東からのぼり真西に向かって沈む日、といわれます。
この日に極楽浄土に向かって拝むと功徳があると信じられ、「旅立つ人があの世で成仏しますように」との思いも込めて、いつしかお墓参りの日として定着したようです。
永代供養のお墓参りの方法
永代供養のお墓にはさまざまな種類があり、お墓参りの方法もその種類によって少しずつ異なります。ここでは、それぞれのお墓参りの方法について解説します。
個別式のお墓参り
個別式の永代供養墓とは、個人の区画にお骨を納骨する方法です。故人の名前がプレートや墓石が設置されていることが多く、お骨がどこに納められているかがわかることが特徴です。
個別式の永代供養墓は、プレートや墓石に向かって、一般墓と同じように線香をたいて手を合わせてお参りできます。
お供えものができるかどうかは寺院や霊園に確認するようにしましょう。
集合式のお墓参り
集合式の永代供養墓は、複数のお骨を一カ所にまとめて納骨する方法で集合安置式とも呼ばれます。他の人のお骨と一緒になる合祀とは異なり、他の人のお骨とまとめて納骨するものの、骨壺などに入れて納骨するため、後日お骨を取り出すことが可能です。
集合式の永代供養墓では、お参りする場所に供花台や大きな香炉が設けられていることが一般的です。お参りするときにはそこにお花を供えたり、お線香をあげたりするケースが多くなっています。
納骨堂のお墓参り
納骨堂は、屋内にある納骨スペースにお骨を安置する方法です。ロッカー式や仏壇式、位牌式などさまざまな納骨堂があり、寺院や霊園によってお墓参りの方法も異なります。
一般的には、集合式と同じように、共用のスペースでお線香をあげたり、お花をお供えします。ただし、納骨堂は屋内施設のため、お線香やろうそくなどの火気が禁止されていることがあります。また、そもそもお骨の安置場所まで入れないケースもあります。
基本的にいつでもお参りできますが、指定時間以外は施錠されているケースもあります。お参りのときには、施設に開館時間を聞いてからお墓参りに行くようにしましょう。
樹木葬のお墓参り
樹木葬は、墓石のかわりに樹木や草花を墓標とする方法です。費用が安く、自然に還れるということから近年人気が高まっています
樹木葬には「都市型」と「里山型」の2つのタイプがあり、お墓参りの方法にも違いがあります。
「都市型」は個別、もしくは共通のスペースにお花をお供えし、お線香を炊いてお参りできます。
「里山型」の場合は、埋葬場所が山などの自然の中にあることも多いため、お線香やろうそくなどの火気は禁止されていることが多くなっています。また、花瓶もないため、お花は地面に直接置くかたちになります。
お線香をあげてお参りしたい人は、他の永代供養墓を検討すると良いでしょう。実際にエータイで取り扱いのある永代供養のお墓を見てみたいという方は、是非以下のフォームから資料をダウンロードしてください!
永代供養のお墓参りの注意点
永代供養墓にお墓参りするときは、どのようなことに気を付ければよいのでしょうか。注意点を解説します。
服装
お墓参りの服装は特に決まりはなく、普段着で問題ありません。服装は気にせず自分の好きなタイミングでお参りしましょう。
ただ、里山型の樹木葬など、お墓が郊外にある場合は、山道を歩いたり足元が悪いことがあるため、歩きやすい服装が良いでしょう。
お供え物
永代供養墓のお墓参りは手ぶらでも問題ありませんが、お供えをしたいという場合は、お花にすると良いでしょう。食べ物は他の人の迷惑になるため避けるようにしましょう。
個別式でも集合式でもお線香をあげられますが、里山型の樹木葬、室内の納骨堂などは火気が禁止されているところもあるため、事前に確認しましょう。
持ち物
永代供養墓のお墓参りは手ぶらでも問題ないため、基本的に必要な持ち物はありません。樹木葬や郊外へお墓参りに行くときは、歩きやすい靴で行きましょう。また、夏は虫よけスプレーがあると安心です。
迷ったら、寺院に相談を
施設が管理する環境であっても、お墓参りする・しないはセンシティブな問題といえるかもしれません。その判断が自分ではできない、あるいは少しでも迷いのある方は、寺院に相談してみてはいかがでしょうか。
家族代々のお墓に入るのが当たり前の時代であれば、死後の供養について深く考える必要はなかったかもしれません。
それが今では永代供養や自然葬といった新しい葬送のスタイルが誕生して選択肢が広がった分、判断基準や考えるべき材料も増えています。
また、手軽さとコストのメリットを重視して永代供養を選ぶ方もいます。自分や家族が入るお墓については、じっくり時間をかけて吟味し、周囲が納得するかたちで最終的な判断を下すという丁寧なプロセスが大切です。
永代供養墓の申し込みは生前でも可能です。さまざまな寺院があり、各院が相談に対応してくれます。分からない点や疑問点、気になることがあれば尋ねるようにして迷いを打ち消しましょう。
エータイでも、ご相談を承っています。どんな些細なことでも構いませんので、ご遠慮なくお問い合わせください。実際にエータイで取り扱いのあるお墓を見てみたいという方は、是非以下のフォームから資料をダウンロードしてください!
まとめ
永代供養ではお墓参りに関する特別なルールはありません。
お盆・お彼岸の時期に合わせてお参りすることも可能ですし、すべてを管理サイドに任せる方法もあります。
特定の時期に縛られず、気が向いたときに手を合わせに来てもよいでしょう。
永代供養墓のお墓参りについて悩むことがあれば、寺院もしくは当社までお気軽にご相談ください。実際にエータイで取り扱いのあるお墓を見てみたいという方は、是非以下のフォームから資料をダウンロードしてください!
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