浄土宗で永代供養はできる?契約の流れから費用まで詳しく解説
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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終活をしていくなかでご自身の宗教が選べるお墓に悩まれる方もいらっしゃるかと思います。
この記事では浄土宗についてその供養に対する考え方まで確認した上で、永代供養に関する基本的な知識、そして実際に行うときの費用や、契約までの流れについてお伝えさせていただきます。
またエータイでは、全国80以上の厳選寺院と提携し、累計2万組以上のお客様に年間管理費不要・過去の宗旨宗派不問の永代供養墓・樹木葬をご紹介しております。
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浄土宗とは?
浄土宗とは鎌倉時代に法然上人によって開かれた日本仏教の一つです。
その教えとしては、自身の無知であることを知り、阿弥陀仏の慈悲を信じて「南無阿弥陀仏」とただ念仏を唱えることで、穏やかな毎日をすごし、亡くなったあとは極楽浄土に往生することができるというものになります。
そのため、亡くなった方の成仏を願うことを目的とした追善供養を必要としません。
よって本来はお彼岸やお盆、年間の法要を行う必要はないのです。
しかし、浄土宗においても亡くなった方を敬うこと自体は良いこととされており、また実態として法要をおこなうことは認めていますので永代供養を引き受けてくれる浄土宗のお寺も多いです。
永代供養とは
永代供養とは遺骨の管理・供養をお寺や霊園が代わりにおこなってくれる供養方法です。
永代供養は、遺骨を骨壷のまま埋葬する個別墓と呼ばれるタイプや、他の方と一緒のお墓に埋葬する合祀墓と呼ばれるタイプなど、様々な種類が存在します。
その種類によって費用の相場も異なっており、リーズナブルなものだと約10万円から、一般的なお墓と同じように墓石を建てるものは約150万円までと様々です。
ちなみに浄土宗では先述のとおり供養に対する考え方が他の信仰と異なるため、永きに渡って亡くなった方を祀るという意味で、永代供養を永代祠堂(えいたいしどう)と呼ぶことがあります。
永代祠堂でも寺院が遺骨を管理してくれるという点では一緒ですので、安心して問題ありません。
永代供養については下記の記事でもまとめておりますので、詳細は下記リンクをご参照ください。
永代供養とは?その種類や費用、メリット・デメリット、選び方のコツ
浄土真宗との違い
浄土真宗という信仰があります。
浄土宗は念仏を唱えるという行為そのものを大切にしているのに対して、浄土真宗は念仏を唱えようとする気持ちを大切にしているという点で異なります。
墓じまいとは
浄土宗の方が永代供養をおこなうにあたり、先祖代々のお墓を墓じまいする必要が出てくる場合もあります。
墓じまいとは墓石を撤去して遺骨を取り出し、所有権をお寺や霊園に返却することを言います。
従来の日本のお墓は、家族や親族のご遺骨を納めて、受け継いでいくものとして存在していました。
しかし、近年の少子化・核家族化が進み、単身者、夫婦のみ、などといった家庭が増加しています。
そのため、後を継いでくれる子供がおらず、お墓の承継者がいない、という問題があり、お墓を墓じまいして永代供養墓へ移す方が増えています。
また、地方の過疎化も墓じまいする方の増加の理由と言えます。
都市部に住んでいる子供に地方のお墓の管理を任せることは難しいという考えから、墓じまいを選ぶケースが増えているのです。
また、墓じまいについては以下の記事でも解説しています。
浄土宗から墓じまいをして永代供養にする流れ
墓じまいの部分でもお伝えしました通り、すでにお墓を持っている浄土宗の方が永代供養を利用する際には、元あるお墓を墓じまいし、永代供養を行っている別の寺院や霊園に移す必要があります。
ここでは元々お持ちのお墓を墓じまいし、永代供養を利用する流れについて解説いたします。
①供養先のお墓を決める
お墓までのアクセス、寺院や霊園のスタッフの対応などを実際に訪問して検討するようにしましょう。
②各所に相談
永代供養の利用を検討していることをご家族に相談しましょう。
永代供養にした場合、三十三回忌などの節目に合祀という他のご遺骨と一緒にされる保管方法をとる寺院や霊園があります。
合祀後は遺骨を取り出したりということはできなくなりますので最終的な遺骨の扱いについてなどご家族同士で合意を得る必要があります。
墓じまいする方は、今のお墓のある寺院にも墓じまいすることを伝えましょう。
その際に埋葬証明書を発行してもらいます。
③書類の用意
墓じまいをする上で必要な書類は以下の4つです。
- 改葬許可申請書
- 受入証明書
- 埋葬許可書
- 改葬許可証
改葬許可申請書、改葬許可証は各自治体によって発行方法が変わりますので問い合わせてみましょう。
埋葬許可証はいま遺骨のある寺院や霊園で、受入証明書はこれから遺骨を移す場所で発行してもらいましょう。
④墓じまいをする
墓じまいではまずお墓の墓石に宿っている魂を抜くための「閉眼供養」という儀式を行います。
その後閉眼供養を行った墓石を解体し、お墓を更地に戻し寺院、霊園へ返却します。
墓じまいして永代供養する方法についてさらに詳しく知りたいという方は、下記の記事で詳細をまとめておりますので、下記リンクをご参照ください。
⑤新しい供養先へ納骨する
永代供養先の寺院や霊園に改葬許可証を提出し、納骨します。
改葬許可証がない状態では納骨はできませんので、準備の際にお忘れないようお気をつけください。
浄土宗で永代供養する際の費用は?
浄土宗の方が先祖代々のお墓を墓じまいして永代供養に移す際には、永代供養の費用とは別に墓じまいの費用がかかります。
墓じまいの費用はその墓地の広さや墓域の状態によって変わってきますが、おおよそ10万円~30万円ほどになります。
永代供養にかかる費用は利用するタイプによって変わります。
全体の相場はおおよそ10万円〜150万円ほどになります。
浄土宗の方が永代供養をする際の注意点
浄土宗の方が永代供養する際には、以下に気をつけましょう。
石材店の費用は見積もりを比較する
墓じまいの際に墓石を処分してもらうためには、石材店に依頼する必要がありますので、その際の費用は可能な限り他店と見積もりをとって比較していきましょう。
ただし、寺院によっては指定石材店が決まっており選べない場合もありますので、事前にお墓の管理者にも聞いておくと良いでしょう。
永代供養墓では合祀されると遺骨は取り出せない
永代供養墓の場合、永代に安置される場合と一定期間(17回忌や33回忌など)が経つと合祀墓へ遺骨を移す場合とがあります。
合祀墓へ入ると他の方の遺骨と混ざってしまうため、再度取り出すことはできなくなります。
他の方の遺骨と混ざってしまうことは、親族間でトラブルになりやすいものです。
契約前に保管期間の確認や親族遺族との話し合いは、納得できるまでしっかり行いましょう。
お墓参りのルールが普通のお墓とは違う
永代供養墓は通常のお墓とは違い他の方とスペースを共有するため、お墓参りのルールやマナーが異なる場合があります。
施設によって御供物などに決まりがあるため、お墓選びの際には確認するようにしましょう。
永代供養のできる浄土宗のお寺
永代供養が可能な浄土宗の寺院をご紹介させていただきます。
浄土宗の総本山「知恩院」
知恩院とは浄土宗の総本山のことであり、建立から800年以上というその歴史的文化的な重要性から、現在では国宝にも認定されています。
またその佇まいも総本山の名にふさわしく、厳粛ながらおおらかな雰囲気を携えた壮大な景観の寺院となっています。
知恩院で永代供養(永代祠堂)を行う場合には、納骨堂と寶佛殿(ほうぶつでん)という2つの遺骨安置場所から選択することができます。
納骨堂では合祀形式の納骨となり、その費用は55万円からとなっています。
これに対して、寶佛殿は個別納骨型式となり、費用は200万円以上となっています。
なお寶佛殿での納骨をご希望される場合は事前に予約をする必要があるため、寺院に連絡をいれた上でお伺いするようにしましょう。
大信寺
大信寺は京浜東北線の西川口駅からバスで10分ほどの場所に位置しています。
閑静な住宅地の中に佇んでおり、その歴史は400余年という由緒ある寺院です。
こちらのお寺も過去の宗旨宗派を問わずどなたでもご利用いただくことが可能となっております。
永代供養墓の合祀は10万円から、個別墓は77万円からご利用いただけます。
浄安寺
東武野田線「岩槻駅」より徒歩8分、現在は人形の町として知られ、かつての城下町だった岩槻の地に浄安寺はあります。
浄安寺はさきほどご紹介した浄土宗総本山知恩院の末寺にあたり、ご本尊の阿弥陀如来はさいたま市の有形文化財に指定されています。
その他にも長い歴史を持つ浄安寺には、指定記念物や寺宝など貴重な文化財が伝えられています。
永代供養墓の合祀は10万円から、個別墓は77万円からご利用いただけます。
他にもエータイでは他にも多数の浄土宗のお寺を取り扱っております。
浄土宗のお寺一覧
まとめ
今回の記事では、浄土宗の方が永代供養を行うときに参考となる情報をお伝えさせていただきました。
永代供養自体まだ新しい供養方法ですので、わからないことや疑問に感じることも多いと思いますが、この記事の内容がお役に立ちますと幸いです。
エータイでは、首都圏を中心に80以上の厳選寺院の永代供養墓をご紹介しています。
もし現在お墓選びをご検討されていたり、お墓についてお悩みでありましたら、エータイがご紹介する寺院をおまとめした資料を参考にしてみてください。
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