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親族が亡くなったことがきっかけでお墓の管理を行う必要があるものの、お墓のある場所が現状住んでいる地域から遠い、などといった理由で、お墓の管理が難しくなり、墓じまいを検討する方は多くいらっしゃいます。

しかし、墓じまいを全て1人で行うことはとても大変です。

そこでこの記事では、墓じまいを業者に依頼した際に、具体的に何をしてくれるのか、費用はいくらかかるか、期間はどのくらいかかるかなどについて説明します。

またエータイでは、全国80以上の厳選寺院と提携し、累計2万6千組以上のお客様に年間管理費不要の永代供養墓・樹木葬をご紹介しております。まずはお墓の写真や料金を見てみたいという方は、こちらからお近くのお墓を探してみてください。

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なお、エータイでの墓じまいの料金・ご契約の流れ・利用したお客様の声を知りたい方はこちらのリンクをご参照ください。

墓じまい業者へ依頼する流れと期間

墓じまい業者へ依頼する流れと期間

業者への依頼の流れは以下となります。

問い合わせ

代行業者の利用を検討する場合は、インターネットなどで相談しましょう。

その際に、複数の業者から資料を取り寄せると比較ができて良いでしょう。

集めた資料をもとに、自分達にあった業者に連絡します。

この時に注意しておきたいこととして、事前に墓じまいを検討しているお墓の管理者に指定の業者がいないかどうかを確認しておきましょう。

墓地によっては、墓じまい代行業者を指定している場合がありますので、その場合は指定業者に依頼が必要となります。

現地調査と見積り

お墓の現地調査・見積もりを行います。

現地調査では、業者が今あるお墓の大きさ、立地を確認します。

業者によっては、現地ではなく写真を送り、調査と見積もりを行える場合もありますが、お墓の面積や位置によって墓じまい費用が変わるため、写真では調査しきれない部分が出てくることがあります。

そのため、正確な見積もりを出すには現地調査が良いでしょう。

納骨先を決める

墓じまい後の納骨先を決めましょう。

ちなみに、手元供養や永代供養、散骨など、新しいお墓を建てる以外にも方法はあります。

遺骨の供養先を決めたら、依頼する代行業者に申し込みを行います。

代行業者によっては、墓じまい後の供養について相談を受け付けている場合がありますので、墓じまい後の納骨先に悩まれた際は、相談してみましょう。

行政手続き代行

墓じまいには改葬許可申請書、受入証明書、埋葬許可証、改葬許可証が必要となります。

代行業者を利用することで、これらの書類を一括で自宅に送付したり、代理で申請を行ってくれます。

しかし、市区町村によっては、代行業者の手続きを受け付けていない場合もありますので、事前に自治体に確認しておくと良いでしょう。

墓じまい

墓石の解体・撤去や遺骨の取り出し・移動の代行を依頼できます。

遺骨を取り出す際は、大きな墓石を動かす必要があるので、個人では行わず、業者の利用をおすすめします。

また、取り出した遺骨は、自宅やあらかじめ決めた新しい供養先に移動させます。

納骨

新しい供養先へ納骨を行います。

納骨の際に、改葬許可証をお墓の管理人に提出しますので、忘れず持参しましょう。

墓じまい・改葬は、基本的に契約してから約1ヶ月程で完了しますが、お寺によって期間が異なるため、事前にお寺と業者に確認をしておくと良いでしょう。

また、墓じまいをする時期やタイミングにおすすめなどはありません。

親族としっかり話し合い、納得できたタイミングで行いましょう。

ただし、お盆や年末年始などは、お寺が対応できない場合もあるため、それ以外の時期で行いましょう。

墓じまいの詳しい流れ

墓じまい業者に依頼する流れについては前述の通りですが、ここからは、墓じまいの流れについて、より詳しく解説します。

基本的に、墓じまいは改葬とセットで行います。

また、墓じまいについては下記の記事でもまとめておりますので、詳細は下記リンクをご参照ください。

墓じまいとは?墓じまいの費用や手続き・流れについて

1.親族で話し合い

墓じまいをする上で、一番大切なのは親族の合意を得ることです。

親族の中にお墓に思い入れがある方がいらっしゃる場合などは、「管理しているのは自分」という理由で、親族の合意を得ずに墓じまいを進めるとトラブルになる可能性があります。

墓じまいは、事前に親族に確認をしてから進めましょう。

2.供養する方法を決める

次に、供養する方法を決めましょう。

永代供養、散骨や樹木葬など、供養には様々な種類があります。

それぞれにかかる費用や手間が異なるため、これらも親族と相談して決めることをおすすめします。

また、墓じまい後の供養方法についてはこちらの記事にて詳しく解説しております。

墓じまい後の供養方法は?

墓じまい後の遺骨の供養は?永代供養や樹木葬、散骨・改葬、手元供養もご紹介

3.お寺や霊園に墓じまいの旨を伝える

親族の合意を得て供養の方法が決まったら、次は墓じまいをする旨を管理してもらっているお寺や霊園に伝えましょう。

お寺からすると墓じまいは離檀を意味するため、喜ばしいことではありません。

相手の気持ちを考えた上で理解してもらえるように伝えましょう。

4.改葬許可申請

親族とお寺から合意を得ることができたら、実際に手続きに入ります。

まずは、改葬する許可を得るために、改葬許可申請が必要です。

お墓から独断で遺骨を取り出すと、刑法189条の「墳墓発掘罪(ふんぼはっくつざい)」という犯罪行為に当たる可能性があります。

そのため、必ず申請を行いましょう。

また、改葬許可申請に関しては、遺骨が埋葬されているお墓の市区町村役場に問い合わせをしましょう。

ホームページでのダウンロードや直接取りに行くことで取得できます。

市区町村役場によりますが、こちらは手数料がかかる場合があります。

5.受入証明書の取得

受入証明書は、移転先のお墓の管理者に発行してもらいます。

6.埋葬証明証の取得

埋葬証明証は遺骨が埋葬されているお墓の管理者に発行してもらいます。

7.石材店を決める

手続きが完了したら、実際に墓じまいと改葬を行うために石材店を決めます。

お墓はお金を払ってその土地を借りていることになりますので、墓じまいをする際は更地に戻す必要がありますが、お墓の撤去や運搬は全て石材店にお願いすることになります。

8.閉眼供養(魂抜き)を行う

お墓には納骨されている方の魂が宿っているといわれていますが、その魂を一時的にお墓から抜いてお墓を物として扱う「閉眼供養」を行います。

9.お墓を解体する

閉眼供養が済んだら、お墓を解体して改葬先のお寺へ運びます。

作業は全て石材店が行ってくれますが、作業が終わったら問題がないか確認しましょう。

何か問題があった場合、お寺や隣のお墓の所有者とのトラブルになる可能性があります。

また、行政手続きの流れについて詳しくまとめた記事も一緒にご覧ください。

墓じまいの行政手続きを解説。具体的な流れに沿ってお伝えします!

墓じまいの代行業者に依頼できることは?

墓じまいの代行業者に依頼できることは?代行業者で依頼できるのは、出骨・墓地解体工事・納骨、改葬手続きです。

また、改葬先の寺院を選ぶための資料請求や、供養の方法についてのアドバイスを受けることもできますが、親族での話し合いや、お寺への相談については直接ご自身で行っていただく必要があります。

どのような選択肢があるのかを事前に確認してから、親族・お寺へ相談しましょう。

また、代行業者によって内容が異なるため、事前にどこまで代行してくれるかを確認しましょう。

墓じまいを業者に依頼するメリット

代行業者に依頼するメリットとして、以下があげられます。

時間が節約できる

墓じまいのために時間をつくることが難しい場合もあるでしょう。

代行業者に依頼することで、手続きを効率よく進めることができ、墓じまいに使う時間を少なくすることが可能です。

手続きが簡略化される

墓じまいを行うためには複雑な行政手続きがあり、これらの記入方法を調べるだけでも大変な作業です。

しかし、代行業者を利用することで、書類の相談・提出・発行のサポートを受けることができます。

そもそも墓じまいにかかる費用は?

処分する墓石の平米数と改葬後の墓石代にも依りますが、墓じまいは合計で「30万円~300万円」程度かかります。

今あるお墓を撤去するだけであれば、「10万円〜30万円」程度になりますが、その費用とは別に遺骨の移転先で発生する費用もあります。

これらを全て合わせると、合計で「30万円~300万円」程度となります。

費用相場に大きく差がありますが、これは「新しい納骨先の価格がいくらか」「いくらお布施を包むか」などによって最終的な金額が大きく変わるからです。

墓じまいの費用相場やその内訳について、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

墓じまいを代行業者に依頼する際の費用相場は?

墓じまいに関連するすべての作業を代行してもらう場合、おおむね「16万円から30万円」と言われています。

ただし、こちらは前述した「納骨先でかかる費用」は含まれていません。

納骨先でかかる費用を除き、墓じまいの全てを代行業者に依頼した場合の費用相場が16万円〜30万円程度となります。

墓じまい代行業者の費用内訳

墓じまいにおける各項目、及びすべての工程を依頼した際の費用内訳の目安は以下のとおりです。

依頼内容費用相場
墓じまいの全てを代行約16万円〜30万円
行政への手続き代行約4万円〜
遺骨の取り出し〜新しい改葬先への納骨代行約7万円〜
遺骨の一時預かり代行約1万円
遺骨の移送代行約2万円+交通費など

どこまでを依頼するかについては、事前によく検討しておくと良いでしょう。

墓じまい代行の費用を安く抑えるには?

墓じまいの代行費用を安く抑えるには、前述の項目全てをお願いするのではなく、「自分でできる工程は自分で行う」と良いです。

業者によりますが、中には、墓じまいの全工程のうちの一部だけを請け負ってくれる業者もあります。

例えば「行政への手続きは自分で行い、墓石の解体や遺骨の取り出し・移動を業者に依頼する」などです。

このように、代行範囲を限定することで、費用を抑えられます。

ただしもちろん、「全工程を行うプランのみ」という業者もあるので、業者を選ぶ際にきちんとチェックしましょう。

墓じまい代行業者の選び方

墓じまい代行業者の選び方

代行業者を選ぶ際には、以下を確認しましょう。

見積もりの内容を複数比較

ごくまれに、高額な金額を請求してくる代行業者もあります。

お墓の形や土地の大きさによって墓じまいの費用は変わりますので、複数の業者に見積もりを依頼して、正しい見積もりを行っているか確認するようにしましょう。

口コミを確認

業者を選ぶ際は、口コミも確認しておきましょう。

「業者名 口コミ」などで検索すると過去の利用者の口コミを確認することができます。

リアルな利用者の声など、しっかり目を通してから業者を決めることをおすすめします。

墓じまい代行を依頼する際の注意点

墓じまい代行を依頼する際には、以下に注意しましょう。

親族同士の話し合いは終わらせる

親族間の話し合いには、業者は入ることはできません。

また、墓じまいには費用が多くかかります。

そのため、業者へ問い合わせをする前に、墓じまいを行うことや業者を利用することについては相談しましょう。

業者のサービス内容を確認する

代行費用が安い代わりに、サービスがあまり充実していないケースがあります。

業者のサービスがどこまで対応可能なのか、契約前に確認しましょう。

まとめ

今回の記事では墓じまいの全体の流れと、業者へ依頼した際の流れ、費用、期間について紹介いたしました。

エータイでは、首都圏を中心に80以上の厳選寺院の永代供養墓をご紹介しています。

もし現在墓じまいをご検討されていたり、今のお墓についてお悩みでありましたら、エータイがご紹介する寺院をおまとめした資料を参考にしてみてください。

※調査期間:2021年1月1日~2023年12月31日
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
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