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近年、従来の墓石を建てるお墓以外にも様々なタイプのお墓が存在します。

今回取り上げる合祀もその一つで、少子高齢化や核家族化など、現代のライフスタイルの変化に伴いとても注目を集めています。

この記事ではそんな合祀について、合祀・合祀墓の意味や合葬との違い、メリット・デメリットなどについて詳細に解説していきます。

またエータイでは、全国80以上の厳選寺院と提携し、累計2万組以上のお客様に年間管理費不要の永代供養墓・樹木葬をご紹介しております。
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合祀とは?

合祀とはなにか

合祀(読み方:ごうし)とは「合わせて祀る(まつる)」と書くとおり、遺骨を骨壷から取り出して、他の方の遺骨と一緒に埋葬することを指します。

もともとは日本の古い宗教である神道の言葉で、ある特定の神社に複数の神様を立て祀ることを指す言葉でしたが、転じて人間のお墓にも使われることになったといわれています。

近年は少子高齢化や核家族化などによって、お墓の継承者がいないご家庭も増えています。そのような背景もあり、合祀を選ぶ人が増えているのです。

合祀と合葬の違い

合祀と似た言葉に「合葬(読み:がっそう)」がありますが、合祀と合葬は多くの方に同じ意味で使われております。

しかし厳密に意味を分けると、合祀は遺骨を骨壷から取り出して他の方の遺骨と一緒に埋葬することを指しますが、合葬は納骨室を共同で使用する納骨方法を指します。

また永代供養墓の場合、まずは骨壷で納骨されますが、一定の供養期間が終了すると別のお墓に合祀されることもあります。

合祀墓とは

合祀墓とは、大きなお墓の下で複数の遺骨をまとめて埋葬するお墓のことで、「合葬墓」あるいは「 共同墓地 」などとも呼ばれています。

合祀墓の多くは寺院や民間の墓地によって運営されていましたが、最近では時代のニーズに応えるかたちで公営墓地が運営している合祀墓も増えてきています。

また一般的に公営墓地はすでに遺骨がないと申し込みできないのに対して、合祀墓の場合はその限りではないことが多いため非常に高い倍率となっております。

合祀墓と永代供養(墓)の違い

合祀墓と永代供養墓は同じのものとして捉えられがちですが、両者の意味は異なります。

まず合祀とは前述の通り、複数の遺骨をまとめて埋葬する埋葬方法のことを指し、そのお墓のことを「合祀墓」と言います。

一方で永代供養とは、墓地管理者が供養の代行をしてくれるサービスのことを指し、そのサービスがついたお墓のことを「永代供養墓」と言います。

そのため永代供養サービスの付いた合祀墓は永代供養墓と呼ばれることもあります。

しかし永代供養墓のなかには、個別に遺骨を管理するケースも多いため、永代供養墓イコール合祀墓ではない点に注意してください。

永代供養墓をご検討されている方や、永代供養墓に興味がある方などは、以下の資料も合わせてご参考にしてみてください!

合祀墓にかかる費用

合祀墓の費用相場は目安として3~10万円となっています。

墓地の立地や寺院の格式によって費用は変わりますが、基本的な内訳としては、

  • 永代供養料
  • 墓地の使用料
  • 納骨時の法要料
  • 墓誌への刻字料

などになります。

一般的にお墓にかかる費用は永代使用料が約60万円、墓石代が約110万円、その他年間費や法要費用なども踏まえると、合計で約200万円はかかるため、比較すると圧倒的に安いと言えます。

合祀墓の参拝方法

合祀墓に参拝する場合、合祀墓の種類によって方法が異なりますが、一般的には共用の参拝スペースで供花や線香をあげます。

また、永代供養墓の管理者が定期的合同供養を行う場合もあります。

施設によってルールが異なるので、詳しくは施設に問い合わせるようにしましょう。

合祀墓の種類

一口に合祀墓といっても、その形状や埋葬方法によって以下のような様々な種類が存在します。

慰霊碑型合祀墓

慰霊碑型合祀墓とは、納骨スペースの上に石碑や仏像などのモニュメントが建てられているタイプの合祀墓です。

合祀墓の中でも一般的なタイプで、先祖代々のお墓と同じようにお参りすることが可能です。

自然葬型合祀墓

自然葬型合祀墓とは、墓石のかわりに樹木を墓標とした合祀墓のことで、樹木葬とも呼ばれます。

ご遺骨を土に直接埋めるのが一般的で、自然に還ることをコンセプトとしています。

納骨堂型合祀墓

納骨堂型合祀墓とは、合祀用のスペースが用意されている屋内形式の合祀墓となります。

一般的に納骨堂は、一定期間の間は個別に埋葬され、その後合祀されますが、納骨堂型合祀墓は最初から合祀されます。

立体型合祀墓

立体型合祀墓とは、遺骨を納めるスペースが地下と地上にわかれているタイプの合祀墓です。

まずは骨壺ごとに地上の納骨スペースに埋葬され、一定期間後、地下の合祀専用スペースに移されます。

個別集合型合祀墓

個別集合型合祀墓とは、大きな墓石のまわりに個人ごとの納骨スペースを設けて埋葬するタイプの合祀墓です。

一定の期間は個別に埋葬され、その期間が過ぎると、地下の合祀専用スペースに移されます。

区画型合祀墓

区画型合祀墓とは、一人ひとりに区画がわけられているタイプの合祀墓です。

個人の区画にある納骨スペースに埋葬され、一定期間が過ぎると地下の合祀専用スペースに移されます。

どんな人が合祀墓を利用するのか?

合祀墓を利用する方の特徴

合祀を利用する方は、大きく以下の3つに分類されます。

永代供養による合祀

最近増えているのが永代供養を利用される方です。

近年ではお墓の後継者がいない、お墓のことで遺族に面倒をかけたくない、あるいは単純にお墓にお金をかけたくないなどの理由から永代供養を利用される方が多くいらっしゃいます。

永代供養を利用すると新しく自分のお墓を建てる必要もなく、また遺骨の管理や供養を墓地の管理者に委託することができるため、遺族に手間をかけることもありません。

永代供養墓を検討する方に向けて、下記にエータイがご紹介する寺院をわかりやすくおまとめしました。

ぜひお墓選びのご参考にしてみてください!

スペース不足による合祀

通常のお墓を持つ方でも合祀を利用されることがあります。

これはお墓の埋葬スペースにも限りがあるため、先祖代々受け継いでいくうちに、骨壷が入り切らなくなってしまったためです。

そのような場合には、33回忌を過ぎたご先祖様の遺骨から取り出して、合祀墓に移していくのが一般的な習わしになります。

無縁仏となり合祀される

残念なことに無縁仏となってしまい合祀されるというパターンもあります。

お墓は継承者がいなくなってしまうと無縁仏とされてしまいます。

あまり一般の方には知られていませんが、お墓は墓石を購入したとしても墓地自体は永代使用料(土地代)を支払って借りている状態になります。

その後も墓地を利用する限りは管理費を支払い続けることが義務付けられており、支払いが滞ってしまうと墓石ごとお墓を撤去されてしまうこともあるのです。

お墓が撤去されると、その中に埋葬されていた遺骨も取り出され、細かく粉骨されたあとに、合祀スペースに移動されます。

無縁仏となってしまった場合、墓地管理者にも迷惑をかけてしまいますし、遺骨も他の合祀のようには丁寧に扱われないこともあるため、なるべく避けるようにしましょう。

合祀墓のメリット

合祀墓のメリット

それでは続いて合祀墓を選択するメリットについて解説します。

合祀墓を選択するメリットは大きく分けて以下の4つです。

通常のお墓よりもリーズナブル

合祀墓最大のメリットともいえるのが、通常のお墓よりも圧倒的にリーズナブルであるという点です。

合祀墓の場合、新しく墓石を用意する必要がないので、まずその分の費用を抑えることができます。

また、土地代にあたる永代使用料や、継続して支払い続けなければいけない管理費もかからないところがほとんどであるため、諸経費もおさえることができます。

これらを考慮すると、前述の通り、一般墓の費用目安が合計で200万円程度に対して、合祀墓の費用相場は3~10万円が目安になります。

遺骨の管理供養を委託できる

これは合祀墓というよりも、厳密には永代供養付きの合祀墓のメリットかもしれませんが、お墓の管理供養を墓地管理者に委託することができます。

通常、お墓は自分で清掃をおこない、また法要をおこなう際は自分でお坊さんを連れてきてお経を読んでもらう必要があります。

しかし合祀墓の場合は、それらをすべてを墓地管理者に委託することができるため、お墓を買ったあとにまったく手間がかからないという点も魅力的です。

宗旨宗派を問わず、どなたでも利用することが可能

さらに多くの合祀墓は宗旨宗派を問わず、どなたでも利用することが可能です。

お寺のお墓を利用する場合は、いわゆる檀家に入る必要があったり、その宗旨宗派に改宗する必要があったりします。

日本人の多くの方が、こういった宗教的な信仰心が高くないため、合祀墓は日本人の考え方にあっているともいえるでしょう。

自分の意向にあわせたお墓を選択できる

こちらもすでに説明したように、一口に合祀墓といってもさまざま種類が存在します。

特に樹木をシンボルとする樹木葬型の合祀墓は、亡くなったあとは自然に還りたいという自然志向の方に人気で、他にも意向にあわせた様々お墓が存在しています。

従来の形式にとらわれず、自分自身の意思でお墓を選択できるという点も合祀墓を選択するメリットといえます。

合祀墓のデメリット

合祀墓のデメリット

最後に合祀墓のデメリットについても触れておきます。

何事もそうですが、メリットデメリットの両面をよく理解した上で、意思決定することは大切です。

デメリットも同じく大きく4つに分けられます。

すでにお墓がある場合には墓じまいをする必要がある

すでにお墓を持っている方が合祀を利用するためには墓じまいをする必要があります。

繰り返しになりますが、お墓はあくまで墓地管理者から土地をレンタルしている状態にあるため、遺骨だけ取り出して勝手に合祀墓に移すことはできません。

そのためもし合祀墓に移すとなった場合には、墓石を撤去して遺骨を取り出し、墓地を元あった更地に戻す必要があります。

これを墓じまいといいますが、当然それ相応の費用が発生するため、どちらがお得か天秤にかけて判断する必要があります。

墓じまいについてはこちらの記事で詳細に解説しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

後で遺骨を取り出すことができない

合祀するときは遺骨を骨壷から取り出し、他の方の遺骨と一緒に土に埋められます。

他の方の遺骨と区別がつかないため、一度埋めてしまったあとは取り出すことが現実的に不可能です。

もしどうしても手元に残しておきたいという方のなかには、分骨して一部は手元に残し、一部は合祀するという方もいらっしゃいますので、心配な方は利用する際に相談していただくと良いでしょう。

故人の存在が希薄化してしまう

合祀をするとお墓というわかりやすく目に見えるものがなくなってしまうため、故人の存在が希薄化してしまう場合もあります。

供養のあり方も一般的なお墓に比べると簡素で、人によっては物足りなく感じてしまうかもしれません。

永代供養付きの合葬墓を利用すると春秋のお彼岸やお盆、あるいは故人の命日など、場所によって異なりますが、年に数回お坊さんがお経を読んでくれる合同供養がなされます。

しかし特に公営墓地の場合、年に一度だけ合同で供養をおこなうところもありますが、場所によっては供養をまったくおこなわないところもあります。

手厚い供養を求める方にとってはかなりさっぱりとした印象になってしまうかもしれません。

しかし多くの合祀墓が専用のお参りスペースを用意していて、お花をお供えしたり、お線香をあげたりすることは可能です。

供養は心のあり方であると考える方にとっては気にならないかもしれませんが、今一度自身がどのようなお墓を望むか考えておく必要があるでしょう。

親族間でのトラブルの種になる

合祀墓は一般的なお墓に比べて、まだまだ馴染みがあるお墓とは言えません。

そのため自分たちだけで勝手に決めてしまうと、親族間で思わぬトラブルになってしまうこともあります。

特にすでにお墓があって合祀墓に移すという場合には、いまのお墓が自分にとってはあまり重要でなくとも他の方にとっては特別な存在であることもあるので、よく話し合った上で決めることを強くおすすめいたします。

合祀墓に関するよくある質問と回答

最後に、合祀墓に関するよくある質問とその回答をご紹介します。

合祀されない永代供養墓もありますか?

永代供養というと、必ず「合祀」になると考えている方も多いですが、墓地・個別墓に納骨する方法を採用している永代供養墓も存在します。

従って、「永代供養は合祀墓だから避けたい」と考えている方も、永代供養を諦める必要はありません。お墓選びについて悩まれている方は、お気軽に弊社 エータイ にお問い合わせください。

合祀墓と納骨堂の違いは?

納骨堂とは、室内に専用のスペースが設けられており、そこに遺骨を埋葬するタイプのお墓を指します。

合祀墓は他者の遺骨と一緒に埋葬するお墓を指すため、納骨堂は合祀墓とは違う意味になります。

しかし納骨堂のなかにも、ある一定期間遺骨を室内で保管したあと合祀墓に移すお墓も存在するため、納骨堂なら絶対に合祀されないというわけではありません。

まとめ

今回の記事では合祀というテーマについて詳細に解説させていただきました。

すでに多くの方が利用されていて、様々なメリットがある一方で、当然注意するべきデメリットも存在します。

また一口に合祀墓といってもたくさんの種類があり、自分がイメージしているものとかならずしも一致しないことがあることも述べてきたとおりです。

お墓は人生でそう何度も選ぶ機会があるものではないため、慎重に情報を取捨選択して、失敗しないお墓選びをしたいものです。

エータイでは、提携する全国の寺院のなかから、お客様にあったお墓をご提案させていただいております。

もちろんこの度ご紹介した永代供養付きのお墓をご紹介可能です。

もし現在お墓選びをご検討されていたり、お墓についてお悩みでありましたら、エータイがご紹介する寺院をおまとめした資料をご参考にしてみてください。

※調査期間:2021年1月1日~2023年12月31日
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
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