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近年、従来の墓石を建てるお墓以外にも様々なタイプのお墓が存在します。

今回取り上げる合祀墓もその一つで、少子高齢化や核家族化など、現代のライフスタイルの変化に伴いとても注目を集めています。

この記事では、合祀・合祀墓の意味や合葬との違い、メリットデメリットなどを詳しく紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

またエータイでは、累計3万組以上のお客様に永代供養墓・樹木葬・納骨堂をご紹介しております。年間管理費も不要のため、お墓の管理だけでなく継続費用の負担も残りません。
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合祀とは?

合祀(読み方:ごうし)とは「合わせて祀る(まつる)」という文字どおり、遺骨を骨壷から取り出して、他の方の遺骨と一緒に埋葬することを指します。

「合祀」とは、もともとは日本の古い宗教である神道の言葉で、ある特定の神社に複数の神様を立て祀ることを指す言葉でしたが、それが転じて人間のお墓にも使われることになったといわれています。

近年は少子高齢化や核家族化などによって、お墓の継承者がいないご家庭も増えています。そのような背景もあり、合祀を選ぶ人が増えているのです。

合祀と合葬の違い

合祀と似た言葉に「合葬(読み:がっそう)」があります。

「合祀」と「合葬」は似た意味と思われがちですが、厳密に言うと、二つの言葉の意味は異なります。

合祀とは、遺骨を骨壷から取り出して他の方の遺骨と一緒に埋葬することを指します。そのため、いったん合祀されると、個別に遺骨を取り出せなくなることが一般的です。

一方で、合葬では合祀と同様に、他の人と同じ空間に埋葬されるものの、骨壷に入った状態で埋葬するため、将来遺骨を取り出せる場合が多いという特徴があります。

このように、合祀と合葬では「後日遺骨を取り出せるかどうか」という違いがあります。

合葬墓も期間を置いて最終的には合祀される場合が多く、合祀された後は遺骨を取り出せなくなるので注意しましょう。

合祀墓とは

東光禅寺 - 永代供養墓「やすらぎの塔」

合祀墓とは、大きなお墓の下で複数の遺骨をまとめて埋葬するお墓のことで、「 共同墓地 」などとも呼ばれています。

合祀墓の多くは寺院や民間の墓地によって運営されていましたが、最近では時代のニーズに応えるかたちで、公営墓地が設置・管理している合祀墓も増えてきています。

一般的に公営墓地はすでに遺骨がないと申し込みできませんが、合祀墓の場合は生前購入できる場合もあり、競争率が高くなる傾向があります。

合祀墓と永代供養(墓)の違い

合祀墓と永代供養墓は同じものとして捉えられがちですが、両者の意味は異なります。

まず合祀とは前述の通り、複数の遺骨をまとめて埋葬する埋葬方法のことを指し、そのお墓のことを「合祀墓」と言います。

一方で永代供養とは、寺院が遺骨の管理や供養を行ってくれるサービスのことを指し、そのサービスがついたお墓のことを「永代供養墓」と言います。

そのため永代供養サービスの付いた合祀墓は「永代供養墓の合祀タイプ」と呼ばれることもあります。

ただし、永代供養墓は合祀タイプだけでなく、個別に遺骨を埋葬する「個別タイプ」や「回忌安置タイプ」もあります。

永代供養墓が必ず合祀されるわけではないため、注意してください。

永代供養墓をご検討されている方や、永代供養墓に興味がある方などは、以下の資料も合わせてご参考にしてみてください!

合祀墓にかかる費用

合祀墓の費用相場は目安として3~30万円となっています。

墓地の立地や寺院の格式によって費用は変わりますが、基本的な費用の内訳としては、

  • 永代供養料
  • 墓地の使用料
  • 納骨時の法要料
  • 墓誌への名前や戒名などの刻字料

などになります。

一般的なお墓の平均購入価格は、「第15回 お墓の消費者全国実態調査(2024年)」によると149.5万円となっているため、比較すると合祀墓が圧倒的に安いと言えます。

合祀墓の実例

大田区南馬込にある「萬福寺(まんぷくじ)」の永代供養墓「やすらぎ」は、年間管理費や護持会費といった維持費が不要のお墓です。

初回の費用に全期間の管理費が含まれており、継続的な負担がないことが大きな魅力です。

また、寺院が永代にわたってお墓の管理や供養を行うため、お墓の継承者がいなくても安心して眠れます。

永代供養墓「やすらぎ」の合祀タイプは、1名11万円からとなっており費用を低く抑えられます。

また、合祀タイプだけでなく、遺骨を一定期間は個別に安置した後合祀する「回忌安置タイプ」、合祀されない「個別墓タイプ」も選択できるため、自分の考えに合った埋葬方法を選べます。

▶︎ 萬福寺の合祀墓について詳しく見る

合祀墓の種類

合祀墓には、形状や埋葬方法によって様々な種類がありますので紹介します。

慰霊碑型合祀墓

慰霊碑型合祀墓とは、納骨スペースの上に石碑や仏像などのモニュメントが建てられているタイプの合祀墓です。

合祀墓の中でも一般的なタイプで、先祖代々のお墓と同じようにお参りできます。

自然葬型合祀墓

自然葬型合祀墓とは、墓石の代わりに樹木を墓標とした合祀墓のことで、樹木葬とも呼ばれます。

ご遺骨を土に直接埋めるのが一般的で、自然に還ることをコンセプトとしています。

納骨堂型合祀墓

納骨堂型合祀墓とは、合祀用のスペースが用意されている屋内形式の合祀墓です。

一般的に納骨堂は、一定期間の間は個別に埋葬され、その後合祀されますが、納骨堂型合祀墓は最初から合祀されます。

立体型合祀墓

立体型合祀墓とは、遺骨を納めるスペースが地下と地上にわかれているタイプの合祀墓です。

まずは骨壷ごとに地上の納骨スペースに埋葬され、一定期間後、地下の合祀専用スペースに移されます。

個別集合型合祀墓

個別集合型合祀墓とは、大きな墓石のまわりに個人ごとの納骨スペースを設けて埋葬するタイプの合祀墓です。

一定の期間は個別に埋葬され、その期間が過ぎると、地下の合祀専用スペースに移されます。

区画型合祀墓

区画型合祀墓とは、一人ひとりに区画がわけられているタイプの合祀墓です。

個人の区画にある納骨スペースに埋葬され、一定期間が過ぎると地下の合祀専用スペースに移されます。

合祀墓が選ばれる理由

合祀墓を選ぶ人が増えていますが、そこにはどのような理由があるのかを詳しく解説します。

永代供養にして寺院にお墓の供養や管理を任せたい

近年は「お墓の継承者がいない」「子どもに迷惑をかけたくない」という理由から、永代供養を選ぶ人が増えています。

合祀墓であれば、寺院が責任を持って遺骨の供養や管理を行ってくれるため、遺族に負担をかけることなく、安心して眠ることが可能です。

また、定期的に合同供養が行われる場合が多いため、お墓を管理する人がいなくても、継続的に供養が受けられるという点も魅力となっています。

スペース不足による遺骨整理をしたい

一般的なお墓の納骨場所には限りがあるため、ご先祖様の遺骨数が多くなると、新たな遺骨の埋葬スペースが確保できないことがあります。

このような場合、ご先祖様の遺骨を合祀墓に移して納骨スペースを確保し、新しく遺骨を埋葬することがあります。

合祀墓は費用が比較的安く、寺院が遺骨の供養や管理を行ってくれるため、遺骨を移動させても安心できます。

合祀墓は、このような遺骨整理の際も効果的な選択肢になります。

無縁仏になるのを防ぎたい

お墓の継承者がいない場合、放置されたお墓が無縁仏として撤去されてしまうリスクがあります。

合祀墓であれば、寺院が永代にわたって遺骨の供養や管理をしてくれるため、無縁仏になる心配がなくなります。

お墓の継承者がいない人にとって、合祀墓は安心して利用できる埋葬方法と言えます。

お墓の費用負担を抑えたい

合祀墓は一般的なお墓に比べて、費用を大幅に抑えられることが魅力です。

一般的なお墓は墓石を建立する必要があるため、平均購入価格は、「第15回 お墓の消費者全国実態調査(2024年)」によると149.5万円となっています。

しかし、合祀墓は他の人と一緒に納骨するため、個別の納骨スペースが不要です。

そのため、合祀墓の費用は安く、約5万円から選べるものがあります。

また、合祀墓はお墓の年間管理費が不要な場合も多いため、将来的な費用負担がないことも魅力となっています。

合祀墓のメリット

合祀墓のメリット

合祀墓のメリットは大きく分けて4つありますので、詳しく解説します。

通常のお墓よりも費用を抑えられる

合祀墓で最も大きいメリットともいえるのが、通常のお墓よりも圧倒的にリーズナブルであるという点です。

合祀墓の場合、新しく墓石を用意する必要がないので、まずその分の費用を抑えることができます。

また、土地代にあたる永代使用料や継続して支払い続けなければいけない管理費もかからないところがほとんどのため、諸経費もおさえることができます。

これらを考慮すると、前述の通り、一般墓の費用目安が合計で150万円程度に対して、合祀墓の費用相場は3~10万円が目安になります。

寺院に遺骨の管理や供養を任せられる

合祀墓は、永代供養がついていることが多いため、ほとんどの場合で遺骨の管理や供養を寺院に任せられます。

通常は、お墓は自分で清掃をおこない、法要では個別に僧侶を連れてきてお経を読んでもらう必要があります。

しかし合祀墓の場合は、それらをすべて寺院などの墓地管理者に委託することができるため、お墓を買ったあとに管理の負担がかからないという点も魅力的です。

宗旨宗派を問わず誰でも利用できる

さらに多くの合祀墓は宗旨宗派を問わず、どなたでも利用することが可能です。

お寺のお墓を利用する場合は、いわゆる檀家に入る必要があったり、その宗旨宗派に改宗する必要があったりします。

お寺にある合祀墓も基本的に檀家義務がないため、そのような心配がありません。

自分に合ったお墓を選べる

こちらもすでに説明したように、一口に合祀墓といってもさまざま種類が存在します。

特に樹木をシンボルとする樹木葬型の合祀墓は、亡くなったあとは自然に還りたいという自然志向の方に人気で、他にも様々なタイプのお墓があります。

従来の形式にとらわれず、自分自身の意思でお墓を選択できるという点も合祀墓を選択するメリットといえます。

合祀墓のデメリット

合祀墓のデメリット

合祀墓を検討する際は、メリットデメリットの両面をよく理解した上で、意思決定することは大切です。

ここでは、合祀墓の4つのデメリットについても解説します。

すでにお墓がある場合には墓じまいをする必要がある

すでにお墓を持っている人が合祀を利用したい場合、まず初めに「墓じまい」をする必要があります。

繰り返しになりますが、お墓は墓地管理者から土地を借りている形のため、遺骨だけを勝手に取り出して別の場所(合祀墓)に移すことはできません。

そのためもし合祀墓に移す際は、墓石を撤去して遺骨を取り出し、墓地を更地に戻す「墓じまい」をする必要があります。

墓じまいには費用がかかるため、全体の費用を比較して検討することが大切です。

墓じまいについては、以下の記事も参考にしてください。

後で遺骨を取り出すことができない

合祀するときは遺骨を骨壷から取り出し、他の人の遺骨と一緒に埋葬するため、後で遺骨を取り出せなくなります。

将来遺骨を取り出して改葬する可能性がある場合は、個別スペースに埋葬される「個別タイプ」や「回忌安置タイプ」の永代供養墓を検討すると良いでしょう。

故人の存在の希薄化を感じる懸念がある

合祀では、多くの人の遺骨をひとつの場所にまとめて供養するため、一般的なお墓のように、個別の墓石がありません。

合祀墓では個別に手を合わせて祈る対象がないことから、故人の存在が希薄化してしまったり、人によっては物足りなく感じてしまうこともあります。

また、永代供養付きの合葬墓では春秋のお彼岸やお盆など、年に数回合同供養が行われることが一般的です。

しかし、公営墓地など、場合によっては合同供養をまったく行わないこともあるため、手厚い供養を求める方にとっては満足できない可能性があります。

お墓参りを重視したい場合は、どのようなお墓を希望するのか、もう一度きちんと考えることをおすすめします。

親族間でのトラブルの種になる

合祀墓は一般的なお墓に比べて、まだまだ馴染みがあるお墓とは言えません。

そのため自分たちだけで勝手に決めてしまうと、親族間で思わぬトラブルになってしまうこともあります。

特にすでにお墓があって合祀墓に移すという場合には、親族同士でよく話し合い、合意を得ることが大切です。

合祀墓のお墓参りの方法

合祀墓のお墓参りの方法は、基本的には一般墓と同じですが、個別の墓石がないため、お線香とお花を供える場所は共用のケースが多くなっています。

また、また、寺院や霊園によっては、お線香やお花・供物が禁止されている場合もあるため、お墓参りの方法について事前に確認するようにしましょう。

合祀墓に関するよくある質問と回答

最後に、合祀墓に関するよくある質問とその回答をご紹介します。

合祀されない永代供養墓もありますか?

永代供養は必ず合祀されるわけではなく、個別スペースに埋葬される「個別タイプ」や「回忌安置タイプ」もあります。

合祀以外で、寺院に遺骨の管理や供養を任せられる永代供養のお墓もありますので、お墓選びについて悩まれている方は、お気軽に弊社 エータイ にお問い合わせください。

合祀墓と納骨堂の違いは?

納骨堂とは、室内に専用のスペースが設けられており、そこに骨壷ごと遺骨を埋葬するタイプのお墓を指します。

合祀墓は遺骨を骨壷から出して、他の人の遺骨と一緒に埋葬するお墓のため、納骨堂は合祀墓とは違う意味になります。

しかし納骨堂のなかにも、ある一定期間遺骨を室内で保管したあと合祀墓に移すお墓も存在するため、納骨堂なら絶対に合祀されないというわけではありません。

墓じまい・改葬をして合祀するにはどれくらいの費用がかかりますか?

墓じまいをするには、まず現在のお墓を撤去する費用がかかり、費用目安は20万円~50万円ほどです。

それに、改葬先のお墓として「永代供養墓の合祀タイプ」や「樹木葬の合祀タイプ」を選ぶ場合、約5万円~30万円ほどかかります。

これらの費用を合わせると、墓じまいして合祀タイプのお墓に改葬するには、約25万円~80万円ほどかかる計算になります。

合祀タイプは最も費用が安いため、墓じまい・改葬費用をできるだけ安く抑えることが可能です。

まとめ

合祀墓とは、他の人の遺骨と一緒に埋葬されるお墓のことをいい、費用を安く抑えられるというメリットがあります。

ただし、後日遺骨を取り出すことはできないため、自分の考えに合っているかどうかをきちんと確認することが大切です。

お墓は人生でそう何度も選ぶ機会があるものではないため、慎重に情報を取捨選択して、失敗しないお墓選びをしましょう。

エータイでは、首都圏を中心に80以上の厳選寺院の永代供養墓や樹木葬をご紹介しています。

もし現在お墓選びをご検討されていたり、お墓についてお悩みでありましたら、エータイがご紹介する寺院をおまとめした資料を参考にしてみてください。

※調査期間:2021年1月1日~2024年12月31日
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
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