樹木葬の実態とは?購入者の経験談や事前に知るべき注意点
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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樹木葬は、墓石ではなく樹木や草花を墓標とする、新しいスタイルのお墓です。
樹木葬は費用が比較的安く、自然に囲まれて眠れること、永代供養で継承者がいらないことなどから人気が高まっていますが、実態はどうなのでしょうか。購入した人の満足度は高いのでしょうか。
この記事では、樹木葬を購入した人の事例を紹介しながら、樹木葬の実態を解説しますので参考にしてください。
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樹木葬とはさまざまなニーズに応えられるお墓
樹木葬の定義は「墓石ではなく樹木などを墓標とする」というシンプルなものです。そのため、寺院や霊園によって多種多様な樹木葬があります。
立地や埋葬方法、シンボルツリーの形態、お参りの方法など、樹木葬ごとに個性があることから、自分に合ったものを購入しないと「樹木葬にしなければ良かった」「思っていたのと違っていた」などと、後悔することにもなりかねません。
特徴や条件をよく理解し、自分に合った樹木葬を選ぶことが、満足できる樹木葬選びの秘訣です。
樹木葬の実態は?後悔した人・満足した人はどれくらい?
樹木葬は多くの人に選ばれている埋葬方法ですが、満足度など実態はどうなっているのでしょうか。
「全国石製品協同組合」が実施した「お墓を建てた後に後悔した事のアンケート調査」によると、「お墓を建てて後悔したことがない」、つまり満足したと感じる人の割合は、以下となっています。
お墓の種類 | 2018年 | 2019年 | 2021年 |
---|---|---|---|
一般墓地 | 74.5% | 74.8% | 66.9% |
永代供養墓 | 38.7% | 61.4% | 59.7% |
室内墓 | 55.9% | 60.4% | 60.3% |
樹木葬 | 58.3% | 72.2% | 80.0% |
樹木葬に対しての満足度は年々上昇しており、2021年では8割の人が樹木葬に満足している実態がわかります。
樹木葬ごとの個性を理解し、自分に合った樹木葬を選べていることが、8割の満足度につながっていると考えられます。
【樹木葬の実態】トラブルや不満を感じた事例を紹介
樹木葬の不満やトラブルの実態としては、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、樹木葬購入者の経験談を紹介します。
交通の便が悪くお墓参りに行きにくい
樹木葬は自然に囲まれた景観や雰囲気が人気ですが、都市部から離れていて、交通アクセスが悪い場合があります。
特に「里山型」と呼ばれる樹木葬は山の中にあることも多く、お参りの足が遠のいてしまうことがあります。また、将来車が運転できなくなった後はお参りに行けなくなってしまう可能性もあります。
樹木葬を検討するときには、お墓参りに行きやすい場所にあるか、自家用車以外のアクセス方法があるか(公共交通機関や、最寄り駅からの送迎など)を確認するようにしましょう。
寺院の一画にある樹木葬は、比較的都市部に近く、交通アクセスが良いという特徴があります。
線香やお供えが禁止されていた
樹木葬では、一般的なお墓参りが禁止されているケースがあります。お線香やお供えもの、献花ができないと、お参りをしたという実感を持ちにくく、不満につながってしまいます。
一般的なお参りができない場合、お線香と献花ができる共用の祭壇が設けられていることが多くなっていますが、祭壇がないところもあります。
お墓参りのルールは寺院や霊園によって違いますので、必ず確認するようにしましょう。
土に還れなかった
樹木葬では、お骨を土に埋めて埋葬する方法だけでなく、骨壺に入れたまま納骨するタイプや、骨壺から出すけれど専用の容器や骨袋に入れるタイプなどがあります。
土に還りたいという希望が強い人は、埋葬方法をしっかりと確認して土に埋めるタイプを購入しましょう。
思っていたより費用がかかった
樹木葬は墓石を建てないこと、区画が小さいことから費用が比較的安くなっていますが、利便性が高い場所にある樹木葬や、他の人のお骨と一緒に埋葬されない個別型の樹木葬は、費用が高いことがあります。
また、ほとんどの場合は納骨人数に比例して費用が高くなるため、複数の納骨を検討している場合は、費用をしっかり確認するようにしましょう。
樹木葬のトラブルをさらに詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
【樹木葬の実態】満足できた事例を紹介
樹木葬の購入者は多く、満足度も高いという実態があります。それでは、どのような点が支持されているのでしょうか。樹木葬にして良かったと感じる人の事例をみてみましょう。
景観が良い
樹木葬は墓石がないため、墓地独特の暗い雰囲気がなく、自然に囲まれた明るい雰囲気が特徴です。そのような場所でお参りをすることで、残された人も前向きな気持ちになれます。
1人でお墓参りする場合も、明るい雰囲気の霊園であれば、防犯上も不安に感じることがないため、気兼ねなくお参りができます。
月日の経過を実感できる
樹木葬のシンボルツリーは毎年成長していきますので、故人が亡くなってからの歳月を実感できます。また、樹木葬は自然に囲まれていることが多いため、お参りごとに四季を感じられます。
故人一人ひとりの区画に植樹する個別型タイプは、苗木の成長を見守りながらお参りができるため、年月をより身近に感じることができるでしょう。
承継者がいなくても安心できる
樹木葬は、基本的に一代限りのお墓で永代供養がついているため、承継者がいなくても心配ありません。お墓の供養だけでなく、管理もすべて寺院や霊園に任せられます。
近年は、承継者がいる場合でも「お墓のことで将来負担をかけたくない」と永代供養墓を選ぶ人も増えています。
費用が安い
樹木葬は、お墓のなかでは費用が安く、購入しやすいことが魅力です。昨今は老後2,000万円問題もあり「貯蓄を崩したくない」「お墓にお金をかけたくない」という人が増えています。
樹木葬は、少ない費用で高い満足感を得られるお墓といえるでしょう。樹木葬の費用について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
ペットと一緒に眠れる
樹木葬は自由度が高いお墓のため、ペットと一緒に入れるところもあります。また、霊園のルール上問題がなければ、血縁同士だけでなく、事実婚や友人、パートナーと一緒にお墓にはいることも可能です。
最大納骨人数は寺院や霊園によって違いがありますので、何人でお墓に入りたいかを明確にして、樹木葬探しをするとよいでしょう。
樹木葬のメリット・デメリットとは?
ここまでの樹木葬の実態に関する内容を踏まえて、樹木葬のメリット・デメリットをそれぞれまとめました。
樹木葬のメリット
樹木葬のメリットは、主に以下の5つです。
- 永代供養で継承者の心配がない
- 一般墓を建てるより費用が安い
- 様々な樹木葬があり選びやすい
- 宗旨・宗派が不問である場合が多い
- ペットと一緒に眠れる樹木葬もある
樹木葬は費用が安く、お墓の管理を寺院や霊園に任せられることが魅力です。また、ペットと一緒に眠れる樹木葬があることも、人気の理由となっています。
樹木葬のデメリット
樹木葬の主なデメリットは、以下の5つです。
- 交通アクセスが悪いことがある
- 一般的なお墓参りができないことがある
- 複数人の納骨だと費用が割高になる
- 寺院や霊園によって特徴が異なる
- 粉骨しなければならないことがある
樹木葬は自然に囲まれた立地が多いため、交通アクセスが悪くお参りしにくいことがあります。また、お線香やお供えものが禁止のところもあり、一般的なお参りができない場合もあります。
また、複数人納骨したい場合は、思ったよりも費用がかさむことがあるので気を付けましょう。
お墓選びでお悩みがある方は、ぜひお気軽にエータイにご相談ください。あなたに合ったお墓選びをサポートさせて頂きます。
樹木葬の種類
樹木葬の種類は、大きくわけて2種類あります。それぞれの特徴を紹介します。
公園型(都市型)の樹木葬
都市型の樹木葬は、都市部に近い場所にあるため交通の便が良く、お参りしやすいことが特徴です。埋葬方法も様々なタイプが用意されていることが多いです。
自然の雰囲気を保つようにきれいに管理されている寺院や霊園が多く、いつでも明るい雰囲気を感じられます。
里山型の樹木葬
里山型の樹木葬は、里山や山林など、より自然に近い場所にあることが特徴です。土地が広いため、墓標として故人ひとりにつき1本シンボルツリーを植えるタイプが多くなっています。
自然の中で眠りたいという希望をかなえられますが、都市部から外れていることが多いため、こまめにお墓参りをしたい人には不向きといえます。
樹木葬の3つの埋葬方法と費用相場
樹木葬の全国相場は50万円から70万円程度です。
ただし、以下のように埋葬方法の種類によっても変わります。
樹木葬の種類 | 費用相場 |
---|---|
合祀型 | 5~30万円 |
集合型 | 15~60万円 |
個別型 | 20~80万円 |
それぞれの種類の費用相場をくわしくみていきましょう。
合祀型の樹木葬
合祀型の樹木葬は、シンボルツリーの下に、他の人のお骨と一緒に埋葬される方法です。納骨スペースが共用であることから、費用は最も安く5~30万円です。
集合型の樹木葬
集合型の樹木葬は、シンボルツリーの下に設けられている個人の区画に埋葬される方法です。他の人のお骨と一緒にならないため、お参りのときに故人と向き合いやすくなります。
合祀型の樹木葬より費用は高いものの、個別型よりは安く、15~60万円です。
個別型の樹木葬
個別型の樹木葬は、故人1人にひとつずつ樹木を植えて埋葬する方法です。故人や夫婦、家族といった単位で区画が設けられているため、希望する埋葬人数が多い場合は、個別型の樹木葬がおすすめです。
個別型の樹木葬の費用は20~80万円となっており、合祀型や集合型より割高ではありますが、従来のお墓と同じようにお参りできるというメリットがあります。
樹木葬のくわしい費用については、以下の記事も参考にしてください。
【樹木葬の選び方】後悔しないために確認すべきポイント
最後に、後悔のない樹木葬選びをするために、確認すべきポイントを4つご紹介します。
場所やアクセス
樹木葬選びでは、お参りに行きやすいか、公共交通機関でも行けるかどうかを確認しましょう。特に里山型は霊園が都市部から離れていることが多いため、将来的に車が運転できなくなったときにお参りできるかどうかも重要なポイントです。
埋葬方法
樹木葬には、最初から他の人のお骨と一緒に埋葬される「合祀型」、最初は個別の区画に納骨され、一定期間後に合祀される「集合型」と「個別型」があります。
また、納骨方法も、骨壺から出して土に埋める方法、お骨を布袋などに入れて納骨する方法、骨壺のまま納骨する方法がありますので、希望に合った方法を選ぶようにしましょう。
家族の意見
樹木葬は墓石がある従来のお墓とは違うため、代々受け継いでいく一般的なお墓を希望する家族や親族から反対されることがあります。
そのような場合は、まず樹木葬のことをよく知ってもらうように努力しましょう。一緒に見学に行き、実際に寺院や霊園の雰囲気を見てもらうことも大切です。
お墓は残された人のためのものでもあります。家族の理解を得てから購入するようにしましょう。
埋葬人数の制限
樹木葬の区画は小さいため、おひとり様や夫婦用のものが多くなっています。寺院や霊園によっては複数人埋葬できるところもありますが、人数制限があったり、費用が高くなったりするため、よく確認するようにしましょう。
まとめ
樹木葬はメリットデメリットがあるけれども、自分に合った樹木葬を選ぶことで高い満足感を得られているという実態がわかりました。
樹木葬は都市型と里山型があり、寺院や霊園によってさまざまな特徴があります。複数の資料を取り寄せて比較したり、実際に見学に行ったりして、自分に合った樹木葬を選ぶようにしましょう。
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