納骨はいつ行う?最適な時期(タイミング)や手順・準備を解説
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Q1. お墓選びで大切にしたいことは?
※3つまで選択できます
「納骨はいつまでにすれば良い?」
「納骨の時期に決まりはある?」
このように、正式な納骨時期がいつか知りたいという人も多いのではないでしょうか。
納骨をいつまでにすれば良いかは、遺族の事情や地域の慣習、お墓の準備状況によっても異なります。
この記事では、納骨をいつ行えばよいかということや、納骨の手順・費用相場などについてくわしく解説します。
最適な時期に納骨を行って、きちんと供養したいと考える人はぜひ参考にしてください。
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納骨とは?
納骨とは、故人の遺骨を骨壷などに入れてお墓に埋葬することをいいます。
お墓には従来の一般的なお墓に加え、永代供養墓や樹木葬、納骨堂など近年はさまざまな種類から自分の考えに合ったものを選べるようになっています。
お墓がない場合はまずお墓を購入し、その後に納骨する流れです。
納骨の際は親族が集まり、僧侶に読経してもらう「納骨式」を行うことも多く、供養における重要な節目のひとつといえます。
納骨の時期(タイミング)はいつが一般的?
納骨は「いつまでに行わなければならない」という法的な定めはありませんが、一般的な納骨の時期としては、以下の5つが挙げられます。
- 四十九日法要
- 百箇日(ひゃっかにち)法要
- 新盆(初盆)
- 一周忌法要
- 三回忌法要
それぞれ詳しく解説します。
四十九日法要
四十九日とは、仏教において重要な節目とされる法要です。
四十九日を過ぎると忌明けとなり、遺族の生活も少しずつ日常へ戻るタイミングとされています。
そのため、四十九日法要と納骨式を同日に行う人も多くなっています。
四十九日と納骨式を同時に行うことで、親族が集まりやすく、精神的な負担を抑えられるというメリットもあります。
ただし、新たにお墓を建てる場合や、四十九日に遠方の親族が集まれないなどの事情がある場合は、納骨式を四十九日に合わせる必要はありません。
納骨をいつ行うべきかということに決まりはないため、親族の事情も考慮して、納骨式を丁寧に行える日を選ぶようにしましょう。
百箇日法要
百箇日とは、亡くなった人の命日から数えて100日目に行う法要です。百箇日法要には「故人を想って泣き暮らす日々から卒業して前に進む」というように、悲しみから少しずつ立ち直る節目として位置づけられています。
四十九日に気持ちの整理がつかなかったり、お墓の準備が間に合わなかった人は百箇日法要に納骨を行う場合が多くなっています。
また、親族を多く招かずに家族だけで静かに納骨したい場合にもこのタイミングが適しています。
ただし、地域や宗派によっては百箇日法要を行わない場合もあるため、事前に寺院に確認するようにしましょう。
新盆(初盆)
新盆(初盆)は、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことをいい、特に手厚く供養を行う習慣があります。
お盆は先祖の霊を迎える時期とされ、親族も集まりやすいことから、納骨時期に新盆を選ぶ人も一定数います。
ただし、新盆と納骨を同じ日時に行うと慌ただしくなり、準備が増えて遺族の負担が多くなりやすいというデメリットもあるため、よく考えて決めるようにしましょう。
一周忌法要
一周忌とは、故人が亡くなってから満一年目に行う重要な法要です。
この時期は気持ちの整理がつきやすく、落ち着いた雰囲気で納骨できます。また、親族が集まりやすく皆で納骨式を行えるというメリットもあります。
特に、しばらく手元供養していた人や、お墓の準備に時間がかかった人は、納骨時期として一周忌を選ぶケースが多くなっています。
三回忌法要
三回忌は、故人が亡くなってから満二年の命日に行う法要で、喪が完全に明ける節目と考えられています。
このタイミングで納骨する人は多くはありませんが、心の整理に時間が必要だった人や、さまざまな事情で納骨ができなかった人は、この三回忌が良い納骨時期といえます。
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宗旨宗派別にみる納骨の一般的な時期
ここでは、宗旨宗派別の納骨時期について解説します。
浄土真宗
浄土真宗は「亡くなった瞬間に、阿弥陀如来によって極楽浄土に行ける」という教えがあり、納骨時期は基本的に自由です。
親族が集まる四十九日法要に合わせて納骨するケースが多いものの、遺族の気持ちや親族の都合などを考慮した結果、初盆や一周忌・三回忌などに納骨する場合もあります。
浄土宗
浄土宗も同様に、納骨時期に厳密な決まりはありません。
一般的には、四十九日や初盆、一周忌などの法要の後に行われることが多くなっていますが、遺族の気持ちの整理がついたタイミングで納骨すると良いでしょう。
真言宗
真言宗も納骨時期に関する慣習はなく、家族や親族の希望に応じて納骨時期を決めることが可能です。
「いつ納骨したら良いか」と迷った場合は、家族や寺院と相談しながら、丁寧に供養できるタイミングを選ぶと良いでしょう。
神道やキリスト教
神道では、亡くなって五十日目の「五十日祭」と同時に納骨を行うことが多くなっています。
以前は、火葬と同じタイミングで納骨することが一般的でしたが、近年は仏教と同じように遺骨を自宅で一定期間安置した後に納骨するケースが増えてきています。
キリスト教では、亡くなってから1ヶ月後の追悼ミサ(カトリック)や召天記念日(プロテスタント)に行われることが多くなっています。
ただし、どちらもお墓の用意が間に合わない場合などは、納骨時期を柔軟に決めることが可能です。
納骨の準備から当日までの手順
納骨式をスムーズに行うためには、事前準備や調整が重要です。
納骨の準備から当日までの流れは、以下のとおりです。
- 納骨するお墓や日時を決める
- 寺院に納骨法要を依頼する
- 石材店に墓石の彫刻や当日の作業を依頼する
- 納骨に必要な埋葬許可証を用意する
- 参列者を決めて連絡する
- 供物やお返しなどを用意する
- 納骨法要を行う
- 会食を行う
それぞれの手順を詳しく解説します。
1.納骨するお墓や日時を決める
納骨準備としてまず最初に行うことは、納骨するお墓を決めることです。
すでに先祖代々の墓がある場合はそこへ納骨するケースが一般的ですが、新たにお墓を用意する場合は、さまざまな種類のお墓の中から自分の考えに合うものを選ぶ必要があります。
近年は一般的な墓石を建立するお墓だけでなく、遺骨の供養を寺院に永代にわたって任せられる「永代供養墓」や「樹木葬」、「納骨堂」なども人気があります。
納骨のために新たなお墓を検討する場合は、それぞれの特徴をよく理解してから決めるようにしましょう。
納骨するお墓を決めたら、納骨法要の日程を決めます。
納骨の時期には法律上の決まりがないため、遺族の気持ちや事情に応じて最適な時期を選ぶようにしましょう。
2.寺院に納骨法要を依頼する
納骨の際には、僧侶による納骨法要を行うのが一般的です。菩提寺がある場合は、早めに連絡を入れ、納骨の希望日や法要の有無を伝えましょう。
法要を行う場合、読経料(お布施)の目安や、当日の流れについても事前に確認しておくことが大切です。
菩提寺がない場合は、納骨するお墓の管理者を通して提携している寺院や僧侶を紹介してもらえる場合が多くなっています。
日程調整の際は、親族の都合や霊園・石材店の立ち会いが必要かどうかもあわせて確認し、無理のないスケジュールを組むようにしましょう。
3.石材店に墓石の彫刻や当日の作業を依頼する
納骨式を行う際は、石材店へ墓石の彫刻や当日の作業を事前に依頼しておく必要があります。
特に、お墓へ故人の戒名や没年月日を追加で彫刻する場合は、完成までに数週間かかることもあるため、早めに依頼することが大切です。
また、寺院や霊園によっては指定石材店が決まっている場合があるため、事前に確認するようにしましょう。
4.納骨に必要な埋葬許可証を用意する
納骨する際には「埋葬許可証(火葬許可証)」が必要です。
埋葬許可証は、火葬した際に火葬場から発行される書類で、納骨時に必ず必要となる書類です。
また、新たにお墓を購入した場合は、契約・入金後に発行される「使用許可証」も必要です。
加えて、お花や果物・故人の趣味に関連したものなど、お供えものも準備しておきましょう。
5.参列者を決めて連絡する
納骨式を行う際は、誰に参列してもらうかを早めに決め、事前に連絡しておくことが大切です。
納骨式は四十九日法要や一周忌とあわせて行われることも多く、親族や関係者の予定調整が必要になります。
納骨式の日程が決まり次第できるだけ早く案内しましょう。
6.供物やお返しなどを用意する
納骨式を行う際は、供物や参列者へのお返しを事前に準備しておくことも大切です。
供物とは故人へ供える品物のことで、宗教や地域の風習によって内容は異なりますが、一般的には果物・お菓子・線香・花などが選ばれます。
また、納骨式で香典や供物をいただいた場合は、参列者に返礼品をお渡しすることが一般的です。お返しにはお茶やお菓子、カタログギフトなどがよく選ばれます。
いただいた金額の3分の1~半額程度を目安にすると良いでしょう。
7.納骨法要を行う
納骨式当日の大まかな流れや手順は、以下のとおりです。
- 喪主の挨拶
- 読経
- 納骨
- 焼香
喪主の挨拶では、「本日はご多用の中、故人の納骨式にお集まりいただきありがとうございます」というような感謝の言葉を述べ、これから納骨式が始まることを伝えましょう。
挨拶が終わると僧侶による読経が始まり、終わったタイミングで納骨をします。
その後、再び僧侶が読経を行い、参列者は焼香を行います。
焼香は、一般的には喪主、遺族、親族、一般参列者の順に行います。
焼香と読経が終わると、納骨式は終了となります。
8.会食
納骨式が終わったら、あらかじめ予約していた場所で会食を行います。
式のしめくくりの際に、無事に納骨を終えられたことのお礼と今後の法要について、そして会食の案内を簡単に伝えましょう。
会食は、納骨式後に行われる食事のことをいい、参列者への感謝を表す意味があります。
ただし、近年は参列者の負担を考慮して会食を省略し、かわりに引き出物を渡すケースも増えているため、事情に合わせて柔軟に判断すると良いでしょう。
また、僧侶が多忙で会食に参加できない場合は、御膳料やお車代をお渡ししましょう。
納骨にかかる費用の内訳と相場について
納骨の際は、さまざまな費用がかかります。また、会食をしたり、引き出物を用意する場合は、あらかじめきちんと準備しておくことが大切です。
ここでは、納骨にかかる費用の内訳と相場について、解説していきます。
納骨に関する費用
納骨では、遺骨を納める部分のカロート(石蓋)の開け閉めの作業を石材店に依頼することが一般的で、費用は約2万円〜3万円ほどです。
また、一般的なお墓の場合で、墓石に戒名を彫刻してもらう場合は、彫刻料として3万円から5万円ほどかかります。
卒塔婆(そとば)を建てる場合は、1基につき2,000円~1万円ほど必要になります。
そのほか、お供え物やお線香、お花代として5,000円~1万円ほどをみておきましょう。
法要に関する費用
納骨する際は、読経してくれる僧侶にお布施をお渡しします。相場の目安としては、3万円~5万円です。
また、寺院墓地以外はお車代もお渡します。お車代の相場は5,000円~1万円です。
石材店に依頼した場合は、謝礼を包むと良いでしょう。
会食に関する費用
納骨式の後に会食をする場合は、1人あたり約3,000円~1万円が一般的です。
また、引き出物を用意する場合は、1人あたり2,000円~5,000円程度のものを、世帯分用意しましょう。
ご住職が会食に参加しない場合は、別途お膳料として5,000円~1万円ほど用意します。
納骨の費用に関して、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
納骨式の際の服装マナーや注意点
納骨式は、故人を正式にお墓に納める大切な儀式のため、服装やマナーに注意することが大切です。
一般的に、四十九日までの納骨式では、喪服(ブラックフォーマル)を着用することとされています。
男性は黒のスーツに白のシャツ、黒のネクタイと靴下、黒い革靴が基本です。
女性は黒のワンピースやアンサンブル、パンツスーツなどが適しています。
肌の露出を控え、ストッキングや靴も黒で統一しましょう。ただし、参列者の場合は黒やグレーなど落ち着いた色合いの普段着でも問題ありません。
四十九日を過ぎて行う納骨式の場合、服装は喪服である必要はありませんが、明るい色のスーツや柄物のネクタイは避け、落ち着いた色合いの服を選ぶようにしましょう。
ただし、地域や寺院によって、親族は一周忌が過ぎるまでは喪服で参加しなければならない場合もありますので、事前に確認することが大切です。
納骨式当日の持ち物は、それほど多くはありません。
喪主は僧侶に渡すお布施やお車代、お供え物を忘れずに持参しましょう。参列者は、香典を準備して持っていきます。
納骨式だけの場合は、約5千円~1万円を包むとよいでしょう。
納骨に関するよくある質問
ここでは、納骨についてよくある質問を紹介します。
納骨はいつまでに行うべきですか?
納骨式は「いつまでに必ず行わなければならない」という法律上の決まりはありません。
一般的には四十九日法要や百箇日法要・初盆や一周忌などの節目に合わせて納骨するケースが多くなっていますが、遺族の気持ちやお墓の準備状況に合わせて決めるようにしましょう。
納骨式は必要ですか?
納骨式は、必ず行わなければならないものではなく、法律上の義務もありません。
納骨式を行うかどうかは、遺族の考え方や宗旨・地域の慣習によって決めるようにしましょう。
納骨式に誰を呼べばいいですか?
一般的には家族や親族を中心に参列者を決めるケースが多いものの、故人と特に親しかった友人や知人を招くこともあります。
納骨式に誰を呼ぶかについては、明確な決まりはないため、家族間で相談しながら負担の少ない範囲で参列者を決めるようにしましょう。
まとめ
納骨をいつするかということに関しての法律上の決まりはなく、四十九日や百箇日、初盆や一周忌など、いくつもの選択肢があります。
大切なのは、故人を供養する気持ちです。遠方に住む親族の都合やお墓の準備の状態、心の整理がつくタイミングなどを総合的に考え、納得できる時期に納骨することが大切です。
近年は永代供養墓や樹木葬、納骨堂など一般墓以外のお墓を選ぶ人も増えています。
お墓の承継者がいない人やお墓の費用を抑えたい人は、一般墓以外を検討してもよいでしょう。
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