納骨はいつ行う?最適な時期(タイミング)や手順・準備を解説
納骨はいつ行う?最適な時期(タイミング)や手順・準備を解説
目次
「納骨はいつまでにすれば良い?」
「納骨の時期に決まりはある?」
納骨は遺族の気持ちに一区切りつけるための重要な行事ですが、最適なタイミングがいつかわからないという人も多いのではないでしょうか。
納骨をいつまでにすれば良いかは、遺族の事情や地域の慣習、お墓の準備状況によっても異なります。
この記事では、納骨を行う時期や手順、費用相場などについてくわしく解説します。
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納骨とは?
納骨とは、故人の遺骨を骨壷などに入れてお墓に埋葬することをいいます。
お墓には従来の一般的なお墓に加え、永代供養墓や樹木葬、納骨堂など近年はさまざまな種類があります。
お墓がない場合はまずお墓を購入し、その後に納骨する流れです。
納骨の際は親族が集まり、ご住職に読経してもらう「納骨式」を行うことも多く、供養における重要な節目の一つといえます。
ただし、近年は形式にこだわらない人も多く、納骨式を行わないケースも増えてきています。
納骨の時期(タイミング)はいつが最適?
納骨は「いつまでに行わなければならない」という法的な定めはありませんが、一般的な納骨の時期としては、以下の5つが挙げられます。
- 四十九日法要
- 百箇日(ひゃっかにち)法要
- 新盆
- 一周忌法要
- 三周忌法要
それぞれ詳しく解説します。
四十九日法要
四十九日とは、仏教において重要な節目とされる法要です。
四十九日を過ぎると忌明けとなり、遺族の生活も少しずつ日常へ戻るタイミングとされていることから、四十九日法要と納骨式を同日に行う人も多くなっています。
四十九日と納骨式を同時に行うことで、親族が集まりやすく、精神的な負担を抑えられるというメリットがあります。
ただし、新たにお墓を建てる場合や、四十九日に遠方の親族が集まれないなどの事情がある場合は、納骨式を四十九日に合わせる必要はありません。
納骨をいつ行うべきかということに決まりはないため、親族の事情も考慮して、納骨式を丁寧に行える日を選ぶようにしましょう。
百箇日法要
百箇日とは、亡くなった人の命日から数えて100日目に行う法要です。百箇日法要には「故人を想って泣き暮らす日々から卒業して前に進む」というように、悲しみから少しずつ立ち直る節目として位置づけられています。
四十九日に気持ちの整理がつかなかったり、お墓の準備が間に合わなかった人は百箇日法要に納骨を行う場合が多くなっています。
また、親族を多く招かずに家族だけで静かに納骨したい場合にもこのタイミングが適しています。
ただし、地域や宗派によっては百箇日法要を行わない場合もあるため、事前に寺院に確認するようにしましょう。
新盆(初盆)
新盆(初盆)は、故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことをいい、特に手厚く供養を行う習慣があります。
お盆は先祖の霊を迎える時期とされ、親族も集まりやすいことから、納骨時期に新盆を選ぶ人も一定数います。
ただし、新盆と納骨を同じ日時に行うと慌ただしくなり、準備が増えて遺族の負担が多くなりやすいというデメリットもあるため、よく考えて決めるようにしましょう。
一周忌法要
一周忌とは、故人が亡くなってから満一年目に行う重要な法要です。
この時期は気持ちの整理がつきやすく、落ち着いた雰囲気で納骨できます。また、親族が集まりやすく皆で納骨式を行えるというメリットもあります。
特に、しばらく手元供養していた人や、お墓の準備に時間がかかった人は、納骨時期として一周忌を選ぶケースが多くなっています。
三回忌法要
三回忌は、故人が亡くなってから満二年の命日におこなう法要で、喪が完全に明ける節目と考えられています。
このタイミングで納骨する人は多くはありませんが、心の整理に時間が必要だった人や、さまざまな事情で納骨ができなかった人は、この三回忌が良い納骨時期といえます。
納骨準備の手順や流れ
スムーズに納骨を行うためには、事前準備や親族との調整が重要です。ここでは、納骨準備の手順や流れを詳しく解説します。
- 納骨するお墓を決める
- 納骨時期を決める
- 寺院に納骨法要を依頼する
- 納骨に必要な埋葬許可証を用意する
- 参列者や当日の進行を決める
1.納骨するお墓を決める
納骨準備としてまず最初に行うことは、納骨するお墓を決めることです。
すでに先祖代々の墓がある場合はそこへ納骨するケースが一般的ですが、新たにお墓を用意する場合は、さまざまな種類のお墓の中から自分の考えに合うものを選ぶ必要があります。
近年は一般的な墓石を建立するお墓だけでなく、遺骨の供養を寺院に永代にわたって任せられる「永代供養墓」や「樹木葬」、「納骨堂」なども人気があります。
一般墓を新たに建立する場合は、墓地の契約から墓石の建立まで時間がかかるため、早めに計画を進めることが大切です。
一方、永代供養墓や樹木葬、納骨堂は墓石を建立するのではなく、区画を購入するため時間はかかりません。また、お墓の管理を寺院に任せられる永代供養がついている場合が多いため、お墓の継承者がいない人も安心して眠れます。
納骨のために新たなお墓を検討する場合は、それぞれの特徴をよく理解して、後悔のないお墓選びをしましょう。
2.納骨時期を決める
納骨するお墓が決まったら、納骨時期を決めましょう。納骨の時期には法律上の決まりがないため、遺族の気持ちや事情に応じて好きな時期を選べます。
一般的には四十九日や一周忌法要などの節目に合わせて納骨しますが、最近は納骨せず、手元供養する例もあります。
納骨する際は形式にとらわれることなく、遺族全員が納得できるタイミングや方法を選ぶようにしましょう。
3.寺院に納骨法要を依頼する
納骨の際には、僧侶による納骨法要を行うのが一般的です。菩提寺がある場合は、早めに連絡を入れ、納骨の希望日や法要の有無を伝えましょう。
法要を行う場合、読経料(お布施)の目安や、当日の流れについても事前に確認しておくことが大切です。
菩提寺がない場合は、納骨するお墓の管理者を通して提携している寺院や僧侶を紹介してもらえる場合が多くなっています。
日程調整の際は、親族の都合や霊園・石材店の立ち会いが必要かどうかもあわせて確認し、無理のないスケジュールを組むようにしましょう。
4.納骨に必要な埋葬許可証を用意する
納骨する際には「埋葬許可証(火葬許可証)」が必要です。
埋葬許可証は、火葬した際に火葬場から発行される書類で、納骨時に必ず必要となる書類です。
また、新たにお墓を購入した場合は、契約・入金後に発行される「使用許可証」も必要です。
加えて、お花や果物・故人の趣味に関連したものなど、お供えものも準備しておきましょう。
5.参列者や当日の進行を決める
次に納骨式に来てもらう参列者を決めましょう。
家族のみで行うのか、親族や知人まで声をかけるのかによって、準備の内容や当日の流れが変わります。
特に参列者が多い場合は、案内状の送付や開始時刻の調整、会食会場の手配なども詳細に検討する必要があります。
当日は、僧侶による読経、焼香、納骨、挨拶といった流れが一般的ですが、霊園や寺院によって順序が異なることもあるため事前に確認しましょう。
また、石材店の立ち会いが必要な場合もあるため事前に確認し、必要であれば依頼しましょう。
納骨式当日の流れや手順
納骨式当日の流れや手順は、以下のとおりです。
- 喪主の挨拶
- 読経
- 納骨
- 焼香
- 会食
それぞれ詳しく解説します。
1.喪主の挨拶
喪主の挨拶は納骨式の最初と最後に行われることが多く、参列者への感謝を伝えるという大切な役割があります。
冒頭は「本日はご多用の中、故人の納骨式にお集まりいただきありがとうございます」というような感謝の言葉を述べ、これから納骨式が始まることを伝えましょう。
長い挨拶ではなく、簡潔に落ち着いて丁寧に話すことが大切です。
2.読経
納骨式では、僧侶が読経を行い、故人が安らかに成仏することを願います。
読経の時間は宗派や寺院によって異なりますが、10分から20分程度が一般的です。読経についての不明点があれば、事前に寺院や僧侶に確認しておくと良いでしょう。
3.納骨
読経が終わったら、遺骨を納骨します。一般的なお墓の場合は、石材店にカロート(石蓋)を開けてもらい、施主が遺骨を納め、石蓋を閉じます。次に、卒塔婆(そとば)を墓石の後ろに建てます。
自分で石蓋を開けることもできますが、非常に重く危険なため、できるだけ石材店に依頼するようにしましょう。
4.焼香
納骨を終えたあとは、再び僧侶に読経をしてもらい、参列者は焼香をおこないます。
焼香は、一般的には喪主、遺族、親族、一般参列者の順に行います。焼香と読経が終わると、納骨式は終了となります。
納骨式開始から終了まで、およそ30分から1時間くらいかかります。
前もって準備していた供花やお供え物は、このタイミングでお供えしましょう。
納骨式が終わったら、僧侶にお礼としてお布施を渡します。
納骨式のお布施の費用相場は、約3万円~5万円となっています。
5.会食
納骨式が終わったら、あらかじめ予約していた場所で会食を行います。
式のしめくくりの際に、無事に納骨を終えられたことのお礼と今後の法要について、そして会食の案内を簡単に伝えましょう。
会食は、納骨式後に行われる食事のことをいい、参列者への感謝を表す意味があります。
ただし、近年は参列者の負担を考慮して会食を省略し、かわりに引き出物を渡すケースも増えているため、事情に合わせて柔軟に判断すると良いでしょう。
また、僧侶が多忙で会食に参加できない場合は、御膳料やお車代をお渡ししましょう。
納骨にかかる費用の内訳と相場について
納骨の際は、さまざまな費用がかかります。また、会食をしたり、引き出物を用意する場合は、あらかじめきちんと準備しておくことが大切です。
ここでは、納骨にかかる費用の内訳と相場について、解説していきます。
納骨に関する費用
納骨では、遺骨を納める部分のカロート(石蓋)の開け閉めの作業を石材店に依頼することが一般的で、費用は約2万円〜3万円ほどです。
また、一般的なお墓の場合で、墓石に戒名を彫刻してもらう場合は、彫刻料として3万円から5万円ほどかかります。
卒塔婆(そとば)を建てる場合は、1基につき2,000円~1万円ほど必要になります。
そのほか、お供え物やお線香、お花代として5,000円~1万円ほどをみておきましょう。
法要に関する費用
納骨する際は、読経してくれる僧侶にお布施をお渡しします。相場の目安としては、3万円~5万円です。
また、寺院墓地以外はお車代もお渡します。お車代の相場は5,000円~1万円です。
石材店に依頼した場合は、謝礼を包むと良いでしょう。
会食に関する費用
納骨式の後に会食をする場合は、1人あたり約3,000円~1万円が一般的です。
また、引き出物を用意する場合は、1人あたり2,000円~5,000円程度のものを、世帯分用意しましょう。
ご住職が会食に参加しない場合は、別途お膳料として5,000円~1万円ほど用意します。
納骨の費用に関して、さらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
納骨の際に気を付けたいポイント
納骨の際に気を付けたいポイントについて、くわしく解説します。
納骨費用を多めに用意する
前述の通り、納骨にはある程度の費用がかかるため、あらかじめ多めに用意しておくことが大切です。
お布施やお車代、お膳料などは、事前に白い封筒に入れ、表書きも準備しておきましょう。
納骨の費用は、一般的にはお墓の承継者が負担しますが、最近は家族や親族で分担するケースも増えていますので、事前に相談しておくようにしましょう。
納骨先は親族で話し合って決める
納骨先を決める際は、自分だけでなく家族や親族と話し合って決めましょう。
特に、従来のお墓ではなく、永代供養墓や樹木葬、納骨堂など新しいタイプのお墓に納骨する場合は、意見の違いからトラブルになってしまうこともあります。
新しいタイプのお墓に反対された場合は、一緒に現地見学に行くなど、そのお墓の良さを確認してもらい、理解を得るようにしましょう。
お墓を新しく建立する際は時間がかかるため注意
お墓を新しく建立する場合は、お墓ができあがるまで約3ヶ月はかかります。そのため、お墓の完成時期を考慮して納骨日を決めることが大切です。
墓地の場所を決めたり、石材の種類を選定するのにも時間がかかりますので、計画的に進めるようにしましょう。
お墓を建てる際の手順や費用などについては、以下の記事を参考にしてください。
納骨式の際の服装マナーや注意点
納骨式は、故人を正式にお墓に納める大切な儀式のため、服装やマナーに注意することが大切です。
一般的に、四十九日までの納骨式では、喪服(ブラックフォーマル)を着用することとされています。
男性は黒のスーツに白のシャツ、黒のネクタイと靴下、黒い革靴が基本です。
女性は黒のワンピースやアンサンブル、パンツスーツなどが適しています。
肌の露出を控え、ストッキングや靴も黒で統一しましょう。ただし、参列者の場合は黒やグレーなど落ち着いた色合いの普段着でも問題ありません。
四十九日を過ぎて行う納骨式の場合、服装は喪服である必要はありませんが、明るい色のスーツや柄物のネクタイは避け、落ち着いた色合いの服を選ぶようにしましょう。
ただし、地域や寺院によって、親族は一周忌が過ぎるまでは喪服で参加しなければならない場合もありますので、事前に確認することが大切です。
納骨式当日の持ち物は、それほど多くはありません。
喪主は僧侶に渡すお布施やお車代、お供え物を忘れずに持参しましょう。参列者は、香典を準備して持っていきます。
納骨式だけの場合は、約5千円~1万円を包むとよいでしょう。
まとめ
納骨をいつするかということに関しての法律上の決まりはなく、四十九日や百箇日、初盆や一周忌など、いくつもの選択肢があります。
大切なのは、故人を供養する気持ちです。遠方に住む親族の都合やお墓の準備の状態、心の整理がつくタイミングなどを総合的に考え、納得できる時期に納骨することが大切です。
近年は永代供養墓や樹木葬、納骨堂など一般墓以外のお墓を選ぶ人も増えています。
お墓の承継者がいない人やお墓の費用を抑えたい人は、一般墓以外を検討してもよいでしょう。
エータイでは、首都圏を中心に90以上の厳選寺院の永代供養墓や樹木葬・納骨堂をご紹介しています。
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