東京で樹木葬を選ぶ|都市型樹木葬について解説します


最近新しいタイプのお墓として登場した樹木葬が、さらに進化を遂げてますます人気を集めています。
メディアでも多数取り上げられているため、気になっている方もとても多いでしょう。
そこで今回の記事では、近年さらに種類が豊富になっている樹木葬を解説するとともに、気になる費用相場についてもまとめさせていただきます。
また後半では都内の樹木葬に焦点を絞り、その特徴を説明していますので、気になる方は是非チェックしてみてください。
都内の樹木葬が人気を集めている
地方や山奥のイメージが強い樹木葬ですが、近年は都市型の樹木葬の人気が急増しています。
経済メディアの日経スタイルでは「都会の真ん中で樹木葬 好アクセス・跡継ぎ不要で人気」と題して、その注目度合いを取り上げていました。
参照元: 都会の真ん中で樹木葬 好アクセス・跡継ぎ不要で人気
以下内容の要約になります。
樹木葬といえば地方や山奥の草木が生い茂るお墓のイメージですが、近年は樹木葬の中でも、都市型と呼ばれるタイプに人気が集まっています。
都市型の樹木葬は従来の里山型と比較して立地が良く、墓標となる樹木やその周辺も管理が行き届いていることが多いことが理由です。
樹木葬と一口に言っても様々なタイプが存在するので、購入するときは一度自分の目で見てから決めることをおすすめします。
それもさることながら、その他にもコスト面でメリットがある点や、永代供養といって遺骨の管理供養を寺院や霊園に任せることができる点も人気の原因になっていると考えられます。
ただいずれにしても従来の墓石を墓標としたお墓ではなく、樹木葬を選択する人が増えていることは間違いないでしょう。
樹木葬の種類
ところで樹木葬の種類にはどのようなものがあるのでしょうか?
樹木葬自体まだ出来たばかりのお墓のスタイルであるため、日々様々なタイプのものが生まれていますが、今回は大きく分けた2種類について解説します。
里山型
多くの方は樹木葬というと地方や山奥にある里山型をイメージするのではないでしょうか?
里山型の樹木葬は、山奥の森林地帯などもともと木々が生い茂ったところから、シンボルとする樹木を選んで使用します。
特に自然回帰の色合いが強いため自然志向の方には高い人気を誇る一方、その分アクセスは悪くなりがちなため、遺族の方がお参りしづらいという点には注意が必要です。
都市型(公園型)
近年人気が集まっているのは、こちらの都市型(公園型)と呼ばれる樹木葬になります。
都市型の樹木葬は、寺院や霊園に専用の区画を設けて墓標として植えている樹木のもとに遺骨を埋葬します。
里山型と大きく異なる点はまずアクセスが良いということがあります。
また寺院や霊園の区画内であることから、管理も行き届きやすいため、最近はたくさんの方に選ばれています。
樹木葬の費用

都市型の樹木葬が人気なのはわかったけれども、やはりお墓を検討する上で欠かすことができない要素は費用面だと思います。
樹木葬は埋葬方法によって費用が異なるため、埋葬方法ごとの費用相場を確認しておきましょう。
合祀タイプ
合祀(ごうし)とは遺骨を他の方々のものと一緒に埋葬する供養方法になります。
コスト面ではリーズナブルで魅力的ですが、遺骨が他の方と混ざってしまうため、あとで取り出すことはできません。
費用は場所によっても異なりますが、8万円~20万円ほどになります。
個別埋葬タイプ
個別埋葬は通常イメージされるお墓と同じく、それぞれに埋葬スペースが用意されています。
遺骨は骨壷に入ったまま埋葬するか、遺骨のまま埋葬するかは場所によって異なるため、希望がある場合は予め確認するようにしましょう。
費用は合祀タイプよりもやや高めな30万円~80万円ほどになりますが、それでも一般墓と比較すると十分コストメリットはあるといえます。
もし樹木葬についてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事に詳細にまとめておりますので、是非チェックしてみてください。
都内の樹木葬の特徴
東京都内で樹木葬を考える場合は、都市型の樹木葬から選ぶことになります。
よって地方の里山型樹木葬と比較すると、まずコストがかかるというのが特徴です。
しかしその分立地が良く、整備が行き届いているお墓も多いため、遺族の方にとってはお参りしやすいといえるでしょう。
そうはいってもここでお伝えしたことはあくまで傾向であるため、検討するときは気になるお墓に実際に訪れてみるのがオススメです。
もし都内の樹木葬が気になるという方は、以下にエータイで取り扱いのある寺院を掲載しておきますので、是非チェックしてみてください。
東京都で樹木葬が可能な寺院
ここでは、都内で樹木葬が可能な寺院を5か所ピックアップして紹介していきます。
赤羽浄苑 正光寺

所在地:東京都北区岩淵町28-16
アクセス:東京メトロ南北線、埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線「赤羽岩淵駅」より徒歩5分
東京都北区にある「天王山 淵富院 正光寺」は浄土宗に属し、本尊には「阿弥陀如来」を安置しています。開山は、浄土宗第三祖の記主禅師・良忠上人(りょうちゅうしょうにん)。石渡民部少輔保親を開基として、鎌倉時代に創建されました。
令和2年(2020)に、ライフスタイルの多様化に合わせて、永代供養墓・樹木葬を建立しました。過去の宗旨宗派を問わず、年間管理費・護持会費もかかりません。どのお墓も正光寺が責任を持って、永代にわたり供養・管理してくれるので、安心してお任せいただけます。

多聞院・牛込四恩の杜

所在地:東京都新宿区弁天町100
アクセス:大江戸線「牛込柳町駅」東口から徒歩5分
東京都新宿区弁天町にある「多聞院」は真言宗豊山派のお寺です。多聞院の開山は不祥ですが、室町時代末期から安土桃山時代にあたる天正年間(1573~1593)の頃に、覺祐上人が現在の千代田区平河に開山したと伝えられており、400年以上もの歴史のある古刹です。
多聞院が責任を持って供養・管理してくれるので、安心してお任せいただけます。過去の宗旨宗派を問わず、年間管理費・護持会費も不要です。

梅林寺

所在地:東京都台東区三ノ輪1-27-3
アクセス:東京メトロ日比谷線「三ノ輪駅」から徒歩1分
台東区の梅林寺は、その名前の通り境内に梅の木が植えられ、地元の人々から憩いの場所として長く親しまれてきた禅宗曹洞派の寺院です。豊臣秀吉が伏見城を築城していた1590年頃、現在の南千住に天室修悦が開山したのが寺のはじまりと伝えられています。古くは龍源寺という名で小塚原にありましたが、承応3年(1654年)に現在の三ノ輪に移転し、寺号も梅林寺と改められ今に至ります。
梅林寺が責任を持って供養・管理してくれるので、安心してお任せいただけます。過去の宗旨宗派を問わず、年間管理費・護持会費も不要です。

廣慶寺

所在地:東京都町田市三輪町1120
アクセス:鶴川駅より神奈川中央交通「廣慶寺前バス停」下車徒歩0分
東京都町田市にある「曹洞宗 三輪山 廣慶寺(みわさん こうけいじ)」は、安土桃山時代に円福寺第二世・最安慶初大和尚によって開かれた歴史ある古刹です。
人と自然が共存する里山地域に在り、バス通りから続く参道を進むと、たくさんの仏像が挟む形で安置されており、別世界を思わせる静寂の空間を感じられます。
令和4年、現代のニーズに合わせた永代供養墓・樹木葬を「よつぎ墓苑」に建立しました。ライフスタイルの多様化に応えた幅広いプランから選ぶことができ、過去の宗旨宗派を問わず、年間管理費・護持会費もかかりません。どのお墓も廣慶寺が責任を持って、永代にわたり供養・管理してくれるので、安心してお任せいただけます。

廣済寺

所在地:東京都あきる野市平沢732
アクセス:JR五日市線「東秋留駅」から徒歩10分
臨済宗建長寺派の廣済寺はあきる野市に本殿を構える名刹です。五日市線の東秋留駅から北に500mほどの場所、近くには平井川も流れる落ち着いた環境に位置しています。
本堂の前庭に立つしだれ大桜のは地元の名所であり、4月8日の花まつりの頃に満開を迎えます。そんな大桜のもとに樹木葬「桜風苑」があり、「樹木のもとに眠る」という自然志向に応える樹木葬となっています。満開の桜は訪れる人の心を癒し、故人も寂しい思いをすることはないでしょう。
廣済寺が責任を持って供養・管理してくれるので、安心してお任せいただけます。過去の宗旨宗派を問わず、年間管理費・護持会費も不要です。

まとめ
新しいタイプのお墓である樹木葬は、まだまだ歴史が浅いですが、人々のニーズにあわせて日々成長し続けています。
本人に自然回帰の意向がそこまで高くないようであれば、遺族の方もお参りしやすく管理も行き届いた都市型がおすすめです。
エータイでは樹木葬も含めた数々のお墓を取り扱っております。
もし樹木葬を検討されているようであれば、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。