永代供養にかかる費用は?相場や仕組みについて解説

永代供養には、大きく「永代供養料」「納骨料」「刻字料」の3つの費用が必要となります。
またこれら3つの費用を個々に請求せず「永代供養費用一式」として請求する霊園や寺院も増えてきています。
しかし事前にご自分でも永代供養に必要となるものや費用相場を理解しておけば、より自分自身のニーズに合った供養の形式を選んでいくことができるでしょう。
以下の内容を確認していきましょう。
エータイでは、80以上の厳選寺院と提携し、お客様のご要望にあわせた永代供養墓・樹木葬をご案内しております。
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一般墓と永代供養墓の違い
一般のお墓と永代供養墓には大きな違いがあります。
一般墓の供養は家族や近親者が行いますが、永代供養墓の場合は寺院や霊園の管理者が永代に渡って供養をします。
永代供養墓とは「永代に渡って供養をする」というシステムが付いたお墓のことであるといえます。
遺骨の保管方法も最初から骨壺から取り出して、ほかの遺骨と一緒に埋葬(合祀)するものや、一定期間は個別に保管し、その期間の終了後にほかの遺骨と一緒に埋葬するものなどさまざまです。
永代供養の費用は10万円~150万円
永代供養にかかる費用は、おおよそ10万円~150万円程度です。
預け先の施設によってはこの金額以上になる場合もありますが50万円〜70万円ほどでお考えいただければ安心です。
この料金の内訳は
・永代供養料(永代にわたって、遺骨を供養・管理をしてもらう費用)
・納骨料(納骨時の法要で必要になります)
・刻字料(墓誌に氏名を彫ってもらう費用)
の3つから構成されています。
基本的にこの3つの費用を支払ってしまえば、特別なことを依頼しない限りそれ以上の費用は発生しません。
次に、これら3つの必要不可欠な費用と仕組みを確認していきましょう。
永代供養料
永代供養とは家族や子孫に代わって、寺院や霊園が永代にわたって遺骨の管理や供養をしてくれる供養方法です。
そのため永代にわたって供養をしてもらう「永代供養料」が必要となってきます。
そしてこの永代供養料は永代供養墓の3つのタイプによって異なってきます。
個別墓(40万円程度)

個別墓とは通常のお墓のように専用の区画に納骨をするタイプのお墓のことです。
13回忌や33回忌といった一定の期間が過ぎると集合墓や合祀墓に移される場合と永代にわたって専用の区画に納骨できる場合があります。
永代供養墓の中で最も丁重な方法といえ、金額も40万円〜100万円ほど必要になります。
墓誌を立てる場合は、別途その費用がかかります。
集合墓(20万円程度)

集合墓とは納骨スペース自体は個々に分かれていて、それぞれ小さな石碑やプレートなどがあるもののお墓自体は一つにまとめられているタイプの永代供養墓のことです。
永代にわたって個別の納骨スペースがあるわけではなく、13回忌や33回忌といった節目のときに、共同納骨室に移されます。
金額は大体20〜40万円程度が相場です。
合祀墓(10万円程度)

合祀墓とは、他の人の遺骨と同じカロートに納骨し、記念碑などモニュメントが建っているタイプのお墓です。
はじめから合祀専用の納骨室に埋葬されます。
3つのお墓の形式の中で一番安く、10〜20万円程度が金額の相場のようです。
金額は「単独墓>集合墓>合祀墓」となりますが、これらはあくまで相場であって、納骨するお墓の施設の環境や充実度によって永代供養料は前後します。
また、これらの永代供養料は「一人あたりの料金」です。
永代供養したい先祖の遺骨が多くある場合は、費用が多くかかってきます。
ただし納骨スペースが大きく複数の遺骨を収蔵できる場合は、料金もあまり変わらないという場合もあるようです。
遺骨がたくさんあって不安な場合は、事前に事情を説明し、費用的な面での相談をしっかりとしておきましょう。
地域別の永代供養料
永代供養の費用は、地域ごとに差が出る傾向があり、一般的に東京都など関東圏は比較的費用が高く、地方になるほど費用が安くなります。
しかし、エータイで取り扱っている永代供養墓には地域による価格差は無く、どの地域でも比較的費用の負担が少ない寺院や霊園のご案内が可能です。
ご参考までにエータイで取り扱っている寺院や霊園の費用の地域別の平均をご紹介いたします。
・東京23区・・・22万円
・埼玉県・・・22万円
・岩手県・・・22万円
*骨壷安置、13回忌後合祀の料金(1人分)
具体的にどのようなお墓があるのか見てみたいという方は、こちらのフォームから資料をダウンロードください!
お布施(納骨料)

永代供養でもお布施は必要です。
お布施とは、簡単に言うとお経をあげていただいたお礼としてお渡しするものです。
永代供養でも「納骨法要」と「年忌法要」に際しては、お経をあげていただくことになります。
そのため、この2つの機会でお布施が必要となってきます。
ただし、「納骨法要」のお布施に関しては、永代供養の費用とセットになっている場合もあります。
永代供養の費用に何が含まれているかは一度きちんと確認しておきましょう。
詳細は下記リンクをご参照ください。
永代供養のお布施のマナー
永代供養のお布施が必要となってくる場合は、「金封袋」を用意する必要が出てきます。
冠婚葬祭で金銭のやり取りをするときに使用するものです。
水引は基本的には必要ありませんが、丁寧にしたいのであれば銀色の双銀の水引や、黄白、黒白のものを準備しましょう。
金封の表書きは、薄墨ではなく「通常の墨」で、「お布施」あるいは「永代供養料」と記入します。
さらに、その下に施主の名前と金額も記入します。
そして、用意したお布施は「法要が終わった後」にお渡しします。
その際には、切手盆と呼ばれる黒いお盆の上に乗せてお渡しすると丁寧になります。
刻字料
刻字料とは、墓誌に納骨者の名前などを彫刻する時に必要となってくる費用のことです。
相場としては、大体3万円ほどになります。
また、小石板といった個別の墓誌を準備する場合はこれ以上にかかってきます。
必ず墓誌を立てなければいけない場合と、希望によって墓誌を立てる場合があるので、永代供養墓を選ぶ際には気にしてみるとよいでしょう。
墓じまいをして永代供養墓に移す場合

今あるお墓を墓じまいして永代供養墓に移す場合は墓じまいの費用も追加で必要となります。
墓じまいについてはこちらの記事でも紹介しております。
墓じまいの費用相場は20万円〜40万円
墓地面積によってかかる費用が変わりますが20万円〜40万円が相場(墓地面積2㎡の場合)と言われております。
墓じまいの費用についてはこちらの記事でも詳しく解説しております。
永代供養のメリット
昨今の少子化や核家族化の影響もあり注目を集めている永代供養には、以下のようなメリットがあります。
遺骨の管理と供養を任せることができる
永代供養では、遺骨の管理と供養のすべてを霊園や寺院に任せることができます。
したがって、普通のお墓のように手間のかかる管理も維持も必要なくなります。
永代供養に申し込んだあとは、お墓参りをしたいときだけ訪れれば良いので、面倒を省くことができます。
交通の便がいい
一般的な墓地の場合、大体は交通の便が悪い場所にあります。
しかし、永代供養墓は基本的に交通の便の良い場所にあるので、お墓参りに訪れる際も便利です。
宗旨・宗派を問わない
永代供養は宗旨宗派を問わずに利用することができます。
ただし、運営する寺院の檀家になることが条件の場合もありますので事前に確認は必要です。
永代供養のデメリット
永代供養のデメリットとはどのようなものがあるのか、ご紹介いたします。
合祀されると遺骨を取り出すことができない
一般的なお墓では骨壷に遺骨が入っているため、必要な際に遺骨を取り出すことは可能ですが、永代供養で合祀されている場合は、他の方の遺骨と一緒に埋葬されているため後から取り出すことができません。
お墓の増設はできない
一般的なお墓では同じ区画にご遺骨を追加で納骨することが可能ですが、永代供養で合祀の場合は契約は基本的に1人ずつとなっており、利用している永代供養墓に追加で納骨する場合は、新たに永代供養墓を契約する必要があります。
永代供養墓の注意点
永代供養墓を利用する際には以下の点に注意しましょう。
永代供養=永遠に管理・供養、ではない
永代供養の永代は「長い月日」という意味であり永遠に供養するという意味ではありません。
契約の際に設けた期間が経つと合祀されるためご家族には必ず確認してもらいましょう。
通常とは同じ感覚でお参りできない
永代供養墓の場合はお墓と同じようにはお参りできないという問題点があります。
一般的なお墓の場合はお墓参りの際に、故人の好きなものやお花をお供えできますが、永代供養墓によってはお供え物の持ち込みが制限される場合があります。
それぞれの施設によってルールが違うため、その場の決まりを守る必要があります。
まとめ
永代供養には「永代供養料」「お布施」「刻字料」の3つが必要となってきます。
また墓じまいをしてから永代供養墓に移す場合は墓じまいの費用も必要になります。
他にも費用に関して不明なことがあれば永代供養をお願いする寺院や霊園にしっかりと相談をすると良いでしょう。
永代供養に必要な料金や仕組みを理解して、自分に合った方法を選択してください。
エータイでは、首都圏を中心に80以上の厳選寺院の永代供養墓をご紹介しています。
もし現在お墓選びをご検討されていたり、お墓についてお悩みでありましたら、エータイがご紹介する寺院をおまとめした資料を参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。