親が死んだら檀家はどうなる?檀家を継ぐ・やめる場合の対応方法

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目次

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お墓選びで大切にしたいこと
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Q1. お墓選びで大切にしたいことは?

※3つまで選択できます

親が亡くなったら「親の代わりに檀家を必ず継がなければならないの?」「檀家になったら何をする?」「菩提寺が分からない場合はどうすればよい?」など、戸惑う方も少なくありません。

檀家になっている場合、葬儀や納骨、法要などで菩提寺との関わりが続くことがあります。一方で、子どもが檀家を引き継がず、墓じまいや永代供養を選択する場合もあります。

この記事では、親が亡くなったら檀家はどうなるのか、檀家を引き継ぐ必要があるのかを解説します。檀家を引き継ぐ祭祀承継者の決め方や、檀家をやめたい場合の注意点も合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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親が亡くなったら檀家はどうなる?

親が亡くなったら、一般的には子どもなどの親族が祭祀承継者となり、檀家として寺院との関係を引き継ぎます。

特に、寺院墓地に親のお墓があってそのままお墓を使用する場合は、祭祀承継者が檀家として寺院との関係を引き継ぐことが一般的です。

一方で、子どもが遠方に住んでいる、今後お墓を管理できないなどの事情から、檀家を引き継がずに墓じまいや永代供養を検討することも可能です。

ただし、檀家をやめる場合には、寺院への相談や離檀の手続き、墓石の撤去などが必要になる場合があります。

また、親が亡くなった直後は、葬儀や納骨などで菩提寺(ぼだいじ)に依頼することも多いため、「檀家を引き継ぐかどうか」と「親の葬儀・供養をどうするか」は分けて考えることがポイントです。

親が亡くなったらまずは菩提寺に、親の葬儀や供養などについて確認しましょう。そしてその後に檀家を引き継ぐのか、お墓をどうするのかについて親族で相談するとよいでしょう。

祭祀承継者の決まり方

親が亡くなった後、お墓や仏壇、位牌などを引き継いで管理・供養する人を「祭祀承継者」といいます。

祭祀財産は預貯金や不動産のように相続人で分割するものではなく、原則として一人の承継者が管理します。

祭祀承継者を誰が引き継ぐかということについては、亡くなった人が遺言などで指定していれば、その遺言が優先されます。指定がない場合は、地域や家の慣習を考慮し、親族で話し合って決めます。話し合いで決まらないときは、家庭裁判所に調停や審判を申し立てる方法もあります。

祭祀承継者は、長男が必ず承継する、男性でなければならないといった法律上の決まりはありません。次男、長女、親族以外の人が承継することも可能で、実際は家族が話し合って決めるケースも多くなっています。

承継者を決める際は、住んでいる場所、墓参りのしやすさ、費用を負担できるか、将来の承継者がいるかを考慮することが大切です。

祭祀承継者になると、お墓や仏壇の管理だけではなく、寺院との連絡や法要などの手配も行うことがあります。また、檀家を引き継ぐ場合は、寺院によって檀家としての手続きについて説明を受ける必要があります。

できれば親が元気な間に、祭祀承継者やお墓、檀家について話し合っておくと、親が亡くなった後のトラブルを防ぎやすくなります。

檀家をやめるという選択肢もある

親が檀家だったからといって、必ず檀家を引き継ぐ必要があるとは限りません。

遠方に住んでいてお墓の管理ができない、護持会費や寄付の負担が難しい、宗教観が変わったといった事情がある場合は、檀家をやめる「離檀」も選択肢になります。

ただし、離檀する場合は、檀家をやめるだけでなく、寺院墓地にある遺骨や墓をどうするかまで決める必要があります。

一般的には、親族で離檀の同意を得たうえで、新しい納骨先を探し、菩提寺に離檀したいことを伝えます。ただし、いきなり寺院に「檀家をやめたい」と伝えるのではなく、まずは事情を伝えて相談する形を取ることが大切です。

離檀料は法令で一律に定められた費用ではありませんが、これまでの供養や管理への感謝としてお渡しすることが多くなっています。

寺院墓地にお墓がある場合は、檀家をやめることに伴って墓じまいを行い、遺骨を永代供養や納骨堂などに移す「改葬」を行う必要があります。墓じまいの際は、墓石の撤去費用や新たなお墓の購入費用などが必要となる場合があります。

離檀を選ぶ場合でも、親の葬儀や直近の法要は、菩提寺と相談して決めることが多くなっています。故人の希望や親族の気持ちを確認し、納得できる供養を選びましょう。

なお、永代供養のお墓であれば、寺院墓地であっても檀家に入らなくても済む場合が多いため、お墓にかかる費用を抑えたいという方に選ばれています。檀家義務のない永代供養墓にご興味のある方は、こちらからお近くのお墓をご覧ください。

檀家の役割やすべきこと

檀家を引き継ぐかどうかを検討する場合「そもそも檀家は何をするのか」と疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。

ここでは、檀家の役割やすべきことについて詳しく解説します。

入檀料の支払い

入檀料は、寺院の檀家になるときに支払う費用です。

親が檀家だった場合は、子どもが祭祀承継者になったからといって、必ず新たな入檀料が必要になるとは限りません。

一方、寺院によっては、檀家を引き継ぐ際に登録変更料や新たな墓地使用契約に伴って費用が発生する場合があります。

金額や名目は寺院によって異なるため、菩提寺に確認することが大切です。

確認するときは、「親が亡くなったため、お墓と檀家の関係を引き継ぎたい」と伝え、入檀料の有無、墓地使用者の変更費用、必要書類、費用の支払い時期などを確認します。

費用が必要な場合は、何に対する支払いなのかを明確にしてもらうことが大切です。

案内書や領収書を保管して兄弟姉妹にも共有することで、後から費用をめぐる誤解が生じにくくなります。

護持会費の支払い

護持会費は、寺院の建物や境内、墓地などを維持するために、檀家が定期的に納める費用です。

親が亡くなった後は、まず会費の金額や支払期日、未払いの有無、誰が名義人になっているかを確認しましょう。

親の死後に檀家を引き継ぐ場合は、親が支払っていた護持会費などを引き続き負担することになる可能性が高くなります。

菩提寺に「年間でいくらかかるのか」「いつ支払えばよいか」「お墓を維持するための費用は別に必要になるのか」等を確認するようにしましょう。

葬儀や法要のお布施

檀家になっている寺院に葬儀や法要を依頼する場合、僧侶に「お布施」を渡すのが一般的です。

お布施は、仏事を執り行ってもらったことへの感謝の気持ちとして渡すものとされています。

親が亡くなった場合は、まず菩提寺に連絡し、葬儀について相談することが大切です。

お布施の金額は共通の基準があるわけではなく、宗派や地域、寺院との関係、葬儀や法要の内容などによって異なります。

また、葬儀ではお布施以外に、御車代や御膳料などを別途用意する場合があります。これらについても寺院によって相場が異なるため、事前に確認しましょう。

特に親が亡くなった直後は、慌ただしい中でさまざまなことを判断する必要があります。

できれば親が元気な間に、菩提寺の連絡先や過去の法要で支払った金額などを確認しておくようにしましょう。

行事ごとの寄付

檀家として寺院との関係を維持している場合、寺院の行事や活動に関連して寄付を依頼されることがあります。

たとえば、寺院で行われる法要や記念行事、地域の行事などに際して菩提寺が檀家に協力をお願いするケースがあります。

こうした寄付は、護持会費や法要のお布施とは異なり、その都度お願いされる場合があります。

親が亡くなった後に檀家を引き継ぐ場合、これまで親がどのような寄付をしていたのかを確認しておくとよいでしょう。

寺院から案内が届いた場合には、寄付の目的や金額、支払いが任意なのかなど、分からない点を確認することも大切です。

また、檀家を引き継ぐかどうかを考える際には、毎年の護持会費だけでなく、こうした臨時の寄付なども含めて、年間の負担を把握したうえで検討することが大切です。

お寺の改築や修繕時の寄付

菩提寺が本堂や山門、庫裏などを改築・修繕する際、護持会費とは別に檀家に寄付を依頼することがあります。

親が亡くなった後に檀家を引き継ぐ場合、こうした寄付の案内が届く可能性があります。

寺院から修繕費などの寄付を依頼された場合には、何のために使われる費用なのか、どの程度の金額が想定されているのかを確認しましょう。

親が長年檀家を続けていた場合、過去に行われた修繕や寄付について記録が残っていることもあります。

親の死後に檀家を引き継ぐ予定であれば、親が保管していた寺院からの案内や領収書などを確認し、今後どのような費用が発生する可能性があるのか把握しておくことが大切です。

親が亡くなった際の菩提寺の調べ方

親が亡くなった際に、葬儀や納骨、法要などのために菩提寺と連絡を取る必要がありますが、子どもが親の菩提寺を知らないケースも珍しくありません。

ここでは、親が亡くなった際の菩提寺の調べ方について解説します。

家族や親族に聞く

親の菩提寺が分からない場合は、まず家族や親族に尋ねてみましょう。

特に、親と同居していた家族や、葬儀・法要に参加してきた親族であれば、菩提寺の名前や所在地を知っている可能性があります。

また、親族が寺院の住職と連絡を取ったことがある場合は、電話番号などの連絡先を知っていて教えてもらえることもあります。

祖父母や親の兄弟姉妹など、親より上の世代の親族に確認するのも一つの方法です。

菩提寺だけでなく、「お墓がどこにあるのか」「葬儀はどの寺院に依頼したのか」「過去の法要をどこで行ったのか」なども聞いておくと、寺院を特定しやすくなります。

親が元気なうちに、家族で菩提寺やお墓について確認しておくと、いざというときにも慌てずに済みます。

位牌の戒名を調べる

菩提寺が分からない場合は、自宅にある位牌を確認する方法もあります。

位牌の戒名の文字や位牌の形、仏壇に安置されている過去帳の記載から、どの宗派で供養されてきたかを推測できることがあります。

ただし、戒名には宗派ごとの特徴があるものの、同じような戒名が使われることもあるため、戒名だけで必ず菩提寺が分かるとは限りません。

位牌の確認だけでなく、仏壇の中や周辺に、寺院から渡された書類や法要の案内、お布施の記録などが保管されていないかも確認するようにしましょう。

地域のお寺に問い合わせをする

家族や親族に聞いても菩提寺が分からず、位牌などからも手がかりを得られない場合は、親が住んでいた地域やお墓のある地域の寺院に問い合わせてみましょう。

まずは、親のお墓がある墓地の管理者に連絡し、どの寺院が管理しているのか、あるいはどの寺院が関係しているのかを確認してみましょう。

寺院墓地であれば、管理している寺院が菩提寺である可能性が高いです。

また、地域の寺院に事情を説明し、親の氏名や住所、宗派、戒名など、分かっている情報を伝えることで、手がかりが得られる場合もあります。ただし、個人情報などの関係から回答してもらえないこともあります。

菩提寺が特定できない場合は、葬儀社などに相談すると、地域の寺院や僧侶を紹介してもらえることがあります。

寺院へ連絡する際は、戸籍など故人との関係を示す書類を用意しておくと安心です。電話で確認できない場合は、訪問日時を予約し、位牌や墓地の資料を持参するようにしましょう。

檀家をやめる場合はどうしたらいい?手順や注意点

檀家をやめることを「離檀」といいます。

親が亡くなった後、子どもが檀家を引き継ぐことが難しい場合や、遠方への引っ越しなどを理由に離檀を検討することもひとつの選択肢です。

離檀を考えたら、いきなり寺院との関係を断つのではなく、まず菩提寺に相談することが大切です。

まずは檀家を続けられない事情を菩提寺に説明し、今までの供養に対する感謝の気持ちを伝えましょう。

特に寺院墓地にお墓がある場合は、離檀に伴って墓じまいや改葬が必要になるため、感情の行き違いがないようにコミュニケーションを取りながら離檀の手続きを進めることが大切です。

一般的な離檀の手順は次のとおりです。

  1. 家族や親族で離檀について話し合う
  2. 菩提寺に離檀したい旨を相談する
  3. 墓じまいをする場合は、遺骨の移転先を決める
  4. 必要な手続きや費用について寺院に確認する
  5. 墓石の撤去や遺骨の移転を行う
  6. 寺院との関係を整理し、離檀する

寺院墓地では、檀家をやめる際に墓じまいを求められる場合があります。

墓じまいをする場合は、墓石の撤去費用、遺骨の移転先にかかる費用なども考慮する必要があります。

離檀に関する手続きや費用は寺院によって異なるため、親族と十分に相談したうえで、菩提寺に事情を説明し、必要な手続きや費用を事前に確認しましょう。

離檀については、以下の記事も参考にしてください。

なお、墓じまい後の供養方法として、寺院に遺骨の管理や供養を任せられる永代供養が人気です。また、寺院墓地なのでお寺に相談しやすいというメリットもあります。檀家義務のない永代供養墓にご興味のある方は、こちらからお近くのお墓をご覧ください。

親が亡くなった場合の檀家についてよくある質問

親が亡くなった場合に檀家をどうするかについて、よくある質問を紹介します。

檀家は必ず継がなければなりませんか?

親が檀家だったとしても、子どもが必ず檀家を引き継がなければならないわけではありません。檀家を引き継ぐかどうかは、家族で話し合ったうえで決めることができます。

ただし、寺院墓地にお墓がある場合は、檀家をやめることで基本的には墓じまいが必要になります。まずは菩提寺に相談し、今後のお墓や供養について確認しましょう。

檀家料を払わないとどうなりますか?

檀家料の支払いが滞った場合の対応は寺院によって異なりますが、まずは寺院から支払いの案内や確認が行われるのが一般的です。

長期間支払わないままにすると、最終的にお墓が撤去されることもあるため、支払いが難しい場合は、放置せずまず寺院に相談するようにしましょう。

檀家をやめたらどのように供養すれば良いですか?

檀家をやめても、供養そのものができなくなるわけではありません。

墓じまいをして永代供養墓や納骨堂などに遺骨を移すなどして、自分の希望する方法で供養を続けられます。

離檀を考える際は、今後どのようにご先祖様を供養するのかを決めてから寺院に相談するとよいでしょう。

まとめ

親が亡くなった場合、親が檀家だったからといって、子どもが必ず檀家を引き継がなければならないわけではありません。

祭祀承継者としてお墓や位牌などを引き継ぎ、檀家として寺院との関係を続けることもできますし、墓じまいをして永代供養墓などに改葬して檀家をやめることも可能です。

檀家を引き継ぐ場合は、護持会費や葬儀・法要のお布施、寺院の行事や修繕などに伴う寄付など、どのような費用や役割があるのかを確認しておきましょう。

一方、離檀する場合は、まずは菩提寺に事情を話して相談し、今までの供養に対する感謝を伝えることが大切です。そのうえで、寺院墓地にお墓がある場合は、墓じまいや改葬を検討するようにしましょう。

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