親の墓はどうする?お墓がない場合・墓じまいする場合に分けて解説

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目次

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お墓選びで大切にしたいこと
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Q1. お墓選びで大切にしたいことは?

※3つまで選択できます

親が亡くなったとき、「親のお墓が無い場合はどうすればいいの?」「今あるお墓は引き継ぐべき?」と、状況に応じて色々な悩みが出るでしょう。

そこでこの記事では、親のお墓をどうするか迷っている方のために、親のお墓がない場合の選択肢やお墓を引き継ぐ場合の注意点、墓じまいの方法や費用の目安などをわかりやすく解説します。

生前に理解しておくべきことがたくさんありますので、ぜひ参考にしてください。

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親のお墓がない場合どうする?

親が亡くなって先祖代々のお墓がない場合、親のお墓をどうするか迷う人も少なくありません。

まずは親のお墓がない場合の選択肢について、詳しく解説します。

新しくお墓(一般墓)を建てる

親の墓がない場合、新しくお墓(一般墓)を建てるという方法があります。

一般墓はお墓の継承者が必要なため、親のお墓を代々受け継いでいきたい人に適しています。

また、親だけでなく、将来的には自分や配偶者、子どもなども同じお墓に入ることができるため、家族皆がひとつのお墓に入りたいというケースにも一般墓が向いています。

一方で、一般墓では墓地の永代使用料や墓石代、年間管理費などまとまった費用が必要です。

また、寺院墓地で入壇が必要な場合は、檀家料が必要になるケースも多くなっています。

親のお墓を選ぶ際は、最初の費用だけでなく、継続的にかかる費用や追加費用のことも考えることが大切です。

建立済みのお墓の区画を購入する

建立済みのお墓の区画を購入する場合は、永代供養がついている「永代供養墓」や「樹木葬」、「納骨堂」などが選択肢になります。

永代供養墓

永代供養墓は、寺院が遺族に代わって遺骨の管理や供養を行う「永代供養」がついたお墓です。

お墓の継承者が不要なため、「お墓を継ぐ人がいない」「子どもに負担を残したくない」「一人で安心して眠りたい」と考える人に選ばれています。

永代供養墓には、最初から他の人の遺骨と一緒に埋葬される「合祀タイプ」、一定期間は個別の納骨スペースで供養してその後に合祀する「回忌安置タイプ」、最初から個別区画に埋葬される「個別墓タイプ」があります。

個別にお参りできる期間や、合祀後の遺骨の扱いは施設によって異なるため、契約前にしっかり確認しましょう。

樹木葬

円光院-永代供養付樹木葬「自然想 やすらぎの風」

樹木葬は、墓石の代わりに樹木や草花などを墓標とする供養方法です。

自然の中で眠れることや、寺院に遺骨の管理や供養を任せられる「永代供養」がついている場合が多いことから、近年樹木葬を選ぶ人が増えています。

樹木葬には、個別の区画に一人、もしくは夫婦などで埋葬する「個別墓タイプ(1人・家族)」、最初から他の人の遺骨と一緒に埋葬される「合祀墓タイプ」があります。

個別墓タイプは、一定期間が経過すると合祀される場合があるため、契約時に個別供養期間をしっかり確認しておきましょう。

納骨堂

大法院-御守閣

納骨堂は、遺骨を納めるためのスペースがある屋内施設のことをいいます。

ロッカー型や仏壇型、稼働型、墓石型などさまざまな形式があり、自分の希望に合ったものを選びやすいことが特徴です。

また、都市部に多いこと、屋内にあるため天候の影響を受けにくいことから、お参りしやすいこともメリットとなっています。

ただし、納骨堂の中には、永代供養がついていない場合があります。また、年間管理費が必要になる場合もあるため、契約前に書類をしっかり確認するようにしましょう。

お墓を持たない供養方法を選ぶ

親のお墓をどうするか考える際には、「お墓を持たない」という選択肢もあります。

お墓を持たない3つの供養方法について解説します。

散骨

散骨は、火葬後の遺骨を粉末状にしたうえで、山や海などの自然環境にまく供養方法です。墓地や墓石が不要なため、供養に関する費用を抑えられることが特徴です。

また、お墓の継承者がいない場合でも、そもそもお墓がないため、無縁墓になる心配もありません。

ただし、散骨するとお墓のように「手を合わせてお参りする場所」がなくなってしまうため、のちのち後悔するケースがあります。

散骨をする際は、家族や親族でよく相談し、全員の合意を得たうえで行うことが大切です。

送骨

送骨とは、遺骨を寺院や霊園などに送って納骨・供養を依頼する方法を指します。

送骨を受け付けている施設では、遺骨を受け取った後、合祀墓などへ納骨して供養するケースが一般的です。

ただし、すべての寺院や霊園が遺骨の郵送を受け付けているわけではないため、事前に確認する必要があります。

また、将来遺骨を取り出せるかどうか、個別安置なのか合祀なのかという点も施設ごとに違います。

送骨を利用する前に、契約内容をしっかり確認し、家族が納得してから申し込みましょう。

手元供養

手元供養は、遺骨の全部または一部を自宅などで保管し、故人を身近に感じながら供養する方法です。

小型の骨壺や遺骨ペンダントなどを利用することもあり、「お墓参りに行かなくても故人を近くに感じたい」という人に選ばれています。

お墓をすぐに決められない場合や、気持ちの整理がつかず納骨できない場合に、手元供養を一時的な選択肢として利用することもできます。

たとえば、親が亡くなった直後に家族で話し合う時間が必要な場合、急いでお墓を契約せず、一定期間遺骨を自宅で保管してから納骨先を決めることも可能です。

長期間手元供養をする場合は、遺骨を保管する人が亡くなった後の供養方法についても検討しておくようにしましょう。

親の墓を永代供養にするのは親不幸なのか

親のお墓を永代供養にすると、「先祖代々のお墓を守らないのは親不孝ではないか」と感じてしまう人もいます。

しかし、永代供養を選ぶこと自体が親不孝になるわけではありません。

大切なのは、親がどのような供養を望んでいたのかということや、残された家族が無理なく供養を続けられるかということです。

たとえば、親が「子どもに負担をかけたくない」と考えていたのであれば、寺院に遺骨の管理や供養を任せられる「永代供養」はその希望に合う供養方法になります。

一方で、親が生前から「先祖代々のお墓を守ってほしい」と明確に希望していた場合には、親の意向を踏まえて家族で話し合う必要があります。

また、永代供養にして遺骨の管理や供養を寺院に任せた場合でも、故人を思う気持ちまで変わるわけではありません。永代供養にした場合でも、通常通りお参りをして供養をすることが可能です。

先祖代々のお墓の有無だけで親不孝かどうかを判断するのではなく、親の意思や家族の事情、将来のお墓の管理まで含めて検討することが大切です。

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親の墓についてよくある悩み

親のお墓をどうするか考える際、よくある悩みについて紹介します。

お墓を継ぐ人がいない

親のお墓をどうするか考える際、「自分が引き継いでも、その次にお墓を承継する人がいない」という場合があります。

お墓の承継者が独身の人や、子どもがいない夫婦などの場合、一般墓を選択しても最終的にお墓の承継者がいなくなり、無縁墓になってしまう可能性があります。

そのような場合は、永代供養墓や樹木葬など、お墓の承継者が不要な供養方法を検討するとよいでしょう。

現在のお墓を維持する場合は、親族の誰かに引き継いでもらえるかを早めに相談することが大切です。

現在だけでなく「将来お墓は誰が管理するのか」というところまで見据えて供養方法を選ぶことが重要といえます。

お墓が遠くてお参りしづらい

親のお墓が地方にあって子どもが都市部など遠方に住んでいる場合、お墓参りや清掃に行くことが負担になります。高齢になって長距離の移動が難しくなれば、さらにお墓の管理が難しくなります。

このような場合は、お墓を放置するのではなく、今後の管理方法を考えることが大切です。

たとえば、以下のような選択肢があります。

  • 親族に管理をお願いする
  • 墓地の管理サービスを利用する
  • 自宅近くのお墓に改葬する

将来お墓を管理する人がいなくなる場合は、墓じまいをして、自宅近くの永代供養墓や樹木葬などに遺骨を移すこともひとつの方法です。

お墓の費用負担が大きい

親のお墓を維持するには、年間管理費に加えて墓石の修理費用や、法要費用などさまざまなお金がかかる場合があります。

新しくお墓を建てる場合には、墓地の永代使用料や墓石代など、まとまった初期費用も必要です。

お墓に関する費用負担が大きい場合は、さまざまな供養方法を検討しましょう。

たとえば、永代供養墓や樹木葬、納骨堂であれば墓石が不要なため、初期費用を抑えられる場合が多くなっています。

ただし、最初の契約費用が安くても、将来追加費用がかかるケースもあるため、事前に契約書や費用の内訳を確認するようにしましょう。

親が希望する供養方法と自分の考えが違う

親は「先祖代々のお墓に入りたい」と考えている一方、子どもは「お墓の管理をしたくない」と考えていて、親子で意見が異なることになります。

そのような場合、まず「なぜその供養方法を希望するのか」を話し合いましょう。

たとえば、一般的なお墓が良いという希望の背景には「家族がいつでもお参りできる場所を残したい」という気持ちがあるかもしれません。

このような場合、一般墓以外に永代供養墓や樹木葬、納骨堂などの供養方法も提案できます。

また、子ども側も「遠方なので管理できない」「経済的な負担が大きく難しい」など、自分の事情を率直に伝えることが大切です。

親と子どもの双方が納得できる方法として、たとえば、一定期間は個別のお墓で供養し、その後は永代供養にするという方法もあります。

一方的にどちらかの意見を押し通すのではなく、両者が納得できる方法を探すようにしましょう。

親のお墓の費用は誰が負担する?

親のお墓をどうするか考える際は、お墓の種類だけでなく費用負担についても考える必要があります。

ここでは、親のお墓の費用を誰が負担するのかについて、詳しく解説します。

お墓の費用は祭祀承継者が払うことが一般的

お墓の管理を引き継ぐ人を「祭祀承継者」と呼びます。

一般的には、祭祀承継者がお墓に関する費用を負担するケースが多いものの、法律で「親のお墓の費用は必ず祭祀承継者が全額払わなければならない」と定められているわけではありません。

近年は兄弟や親族で協力し、費用を出し合うケースも増えています。

重要なのは、親のお墓を検討する際に、費用負担を曖昧にしたまま話を進めないことです。

新しいお墓を購入するときだけでなく、墓じまいや改葬をするときにも費用が発生しますので、誰がどこまで費用を負担するのか、事前に兄弟姉妹や親族と話し合っておくようにしましょう。

祭祀承継者の決まり方

祭祀承継者は、必ずしも「長男だから自動的に決まる」というものではありません。

民法897条では、祭祀に関する権利について、「まず故人の指定がある場合にはその指定が優先され、指定がない場合は慣習に従い、慣習が明らかでない場合には家庭裁判所が定める」とされています。

そのため、親が生前に「この人にお墓を任せたい」と明確にしておけば、お墓の祭祀承継者がスムーズに決まることになります。

また、家庭内で話し合い、兄弟姉妹の中から管理できる人を決めることもあります。

祭祀承継者を決める際は、「誰が一番近くに住んでいるか」「誰が将来もお墓を管理できるか」などの事情も考慮するようにしましょう。

親の墓を用意するためのお金がない場合の対処法

親のお墓をどうするか決めた場合でも、まとまった費用をすぐに準備できない場合があります。

ここでは、親のお墓のためのお金がない場合の対処法について、詳しく解説します。

ローンを利用する

親のお墓を契約するためのお金が足りない場合、ローンを利用するという方法があります。

具体的には、石材店の提携ローンや金融機関のメモリアルローンなどが挙げられます。

ローンを利用することで、まとまった費用を一括で支払うことが難しい場合でも、お墓を契約できることがメリットです。

ただし、ローンを利用すると最終的な支払総額は現金一括払いより増える可能性があります。

ローンを利用する際は、金利や返済期間、手数料、繰り上げ返済の条件などを確認・検討したうえで利用しましょう。

費用が安い供養方法を選ぶ

お墓にかけられる予算が限られている場合は、一般墓だけでなく、合祀墓や永代供養墓、樹木葬、納骨堂なども検討しましょう。

特に、最初から他の人の遺骨と一緒に埋葬する「合祀タイプ」の場合、お墓の費用を大幅に抑えられる可能性があります。

ただし、費用が安くても、家族が納得できなかったり、後から追加費用が発生したりする場合があるため注意が必要です。

お墓を検討する際は、「何にいくらかかるのか」を明確にして、家族にとって無理のない供養方法を選ぶようにしましょう。

親の墓はあるものの自分の後に承継者がいない場合はどうする?

すでに先祖代々のお墓がある場合でも、「自分の次に誰が管理するのか」という問題に直面することも珍しくありません。

特に、子どもがいなかったり、子どもがお墓を継ぐ意思を持っていない場合などは、早めに対応を考えておくことが重要です。

ここでは、お墓の承継者がいない場合の対策法について解説します。

お墓の管理をどうすべきか親族に相談する

自分の後にお墓を継ぐ人がいない場合、まずは兄弟姉妹や甥・姪など、親族の中で引き継げる人がいないか相談してみましょう。

お墓の承継では、単に墓地の名義を変更するだけでなく、管理費の支払いや法要、お墓の管理なども行うことになります。

そのため、お墓の管理について相談する場合は、年間管理費はいくらか、どの程度の頻度でお参りが必要か、寺院との付き合いがあるかなど、具体的な負担を説明することが大切です。

親族に相談せずに墓じまいを決めると、後になって「先祖のお墓を勝手になくした」とトラブルになる可能性があります。

最終的に墓じまいを選ぶ場合でも、事前に親族に説明し、合意を得てから進めるようにしましょう。

墓じまいをする

将来お墓を継ぐ人がいない場合は、墓じまいをするという方法もあります。

墓じまいとは、現在のお墓を撤去して墓地を返還し、納骨されている遺骨を別の場所へ移すことをいいます。

たとえば、現在のお墓を撤去した後に、自宅近くの永代供養墓や樹木葬、納骨堂などに遺骨を移して供養することが可能です。

寺院に遺骨の管理や供養を任せられる永代供養にすれば、お墓を管理する負担をなくしながら、故人の遺骨を供養する場所を確保できます。

墓じまいでは、墓地管理者への相談や親族との話し合い、石材店への依頼などさまざまな手間と費用がかかるため、親族と相談しながら進めるようにしましょう。

親の墓を放置するとどうなるのか

親のお墓を長期間放置すると、墓石や墓所周辺の雑草・汚れなどが目立つようになり、管理状態が悪化する可能性があります。

また、年間管理費などを滞納すると、墓地管理者から連絡や督促を受けます。それでも放置した場合は、最終的には無縁墓になる可能性があるため注意が必要です。

今後もお墓の管理ができない場合は、親族に承継してもらったり、管理代行を利用したり、墓じまいを行うなどの対策をすることが必要です。

特に自分自身が高齢になってから問題を解決しようとすると、手続きや業者とのやり取りが負担になる可能性があるため、早めに検討するようにしましょう。

親の墓で後悔しないためのポイント

親のお墓は、一度決めると簡単に変更できないため、後悔がない選択をすることが大切です。

ここでは、親のお墓で後悔しないためのポイントについて、詳しく解説します。

家族や親族で早めに話し合う

親のお墓についてまず行うべきことは、家族や親族との話し合いです。

特に親が健在な場合は、元気なうちに以下のような希望を聞いておくことが大切です。

  • 一般墓を希望するか
  • 永代供養のお墓でもよいか
  • お墓があった方がよいか
  • 予算はどれくらいにするか

また、親の希望だけでなく、子ども側の事情を伝えることも重要です。

「遠方なのでお墓の管理が難しい」「高額な墓石は購入できない」など、率直に話し合うことで皆が納得できる方法を探しやすくなります。

お墓の費用を把握する

親のお墓を決めるときは、契約時に支払う金額だけでなく、将来必要になる費用まで確認しましょう。

一般墓なら、墓地の永代使用料や墓石代に加えて工事費や年間管理費などが必要です。

また、納骨時の費用や法要に伴う費用が発生する場合もあります。

永代供養墓や樹木葬、納骨堂では、永代使用料や年間管理費を、初期費用として最初にまとめて支払うことが一般的です。

ただし、永代供養のお墓でも追加費用がかかる場合もあるため、事前に見積書を細かく確認するようにしましょう。

まとめ

親のお墓をどうするかで迷ったときは、一般墓だけでなくさまざまな供養方法を検討することが大切です。

一般墓のほかに永代供養墓や樹木葬、納骨堂などの選択肢があり、散骨や送骨、手元供養など、お墓を持たない方法もあります。

どの方法が適しているかは、親の希望や家族構成、費用や住んでいる場所、将来の承継者によって変わるため、家族や親族としっかり話し合って決めるようにしましょう。

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