納骨のお金がない時はどうすべき?5つの対処法と費用が安い納骨方法

目次

お墓の購入や納骨にはまとまった費用がかかるため、経済的な理由で納骨に悩む人も少なくありません。

しかし、納骨には必ずしも高額な費用が必要なわけではなく、費用を抑えて納骨できる方法もあるため、自分に合った納骨方法を選ぶことが大切です。

この記事では、納骨のお金がない場合の対処法や、費用を抑えて納骨する方法、納骨する際の注意点を詳しく解説します。

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「将来お墓の管理が心配」「お墓のことで家族に負担をかけたくない」「跡継ぎ・墓じまい不要のお墓にしたい」などお考えの方は、ぜひこちらから近くのお墓をお探しください。

お墓を建てて納骨する場合の費用相場

お墓を建てて納骨する場合の費用は150万円~200万円となっており、費用の内訳は以下のとおりです。

内訳費用相場
墓地の永代使用料約50万円~90万円
墓石の費用約60万円~200万円
墓地の管理費用約5,000円~15,000円/年
法要のためのお布施約3万円~5万円

第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」によると、一般墓の購入費用の平均相場は152万円となっています。  

また、墓地の管理費用の相場は年5,000円~15,000円、法要のためのお布施の相場は3~5万円です。

このように、お墓を建立して納骨する場合、まとまった費用がかかります。

ただし、お墓を建立する費用は地域や墓地の種類、墓石の大きさなどによっても異なります。

特に、都市部では墓地の永代使用料が高くなる傾向があるため、事前に見積もりを取り、予算内で建立できるかどうかを検討することが大切です。

納骨はいつまでに行うべき?

一般的に、納骨は四十九日に合わせて行うことが多くなっています。

これは、仏教では故人の魂が四十九日で成仏すると考えられているためです。

しかし、納骨の時期が法律で正式に決められているわけではないため、納骨の時期は自由に決めることができます。

納骨の時期としては、以下のようなタイミングが多くなっています。

  • 四十九日
  • 百箇日
  • 初盆
  • 一周忌
  • 三回忌

納骨の費用が準備できない場合や、気持ちの整理ができない場合は無理に急がず、遺骨を自宅で保管しても問題ありません。

家族や親族とも話し合い、納得できるタイミングで納骨することが大切です。

納骨のお金がない場合の5つの対処法

近年は少子化高齢化や核家族化により、お墓の費用を負担することが難しいという人も増えています。

ここでは、納骨のお金がない場合の対処法について解説します。

1.遺骨を自宅で供養する

納骨のお金がない場合の選択肢として、遺骨を自宅で供養する「手元供養」があります。

手元供養とは、遺骨を納骨せずに自宅に置いたまま供養することをいいます。

法律上、遺骨を自宅で保管することは問題なく、違法ではありません。

手元供養では、ミニ骨壺に遺骨を入れて仏壇や棚に置いて供養する方法や、遺骨をペンダントなどのアクセサリーに入れて身に着けて供養する方法などがあります。

手元供養は費用も比較的安く、ミニ骨壺であれば数千円から購入できます。

気持ちの整理がつくまで手元供養した後に、永代供養墓や樹木葬など費用が安いお墓に納骨する人も多くなっています。

2.親族のお墓に納骨する

納骨のお金がない場合、親族のお墓に納骨するという選択肢もあります。

すでにあるお墓に納骨する場合、新たにお墓を建立する必要がないため、費用を大きく抑えることが可能です。

ただし、親族のお墓に納骨するためには、墓地の名義人や親族の同意が必要です。

また、お墓の管理費の負担や将来の供養方法について慎重に話し合い、将来のトラブルを避けることが大切です。

3.親族に費用分担してもらう

納骨のお金がない場合、親族に費用分担してもらうケースも多くなっています。

お墓の管理や供養はお墓の継承者が行うこととされています。

しかし、家族や親族全体で供養することが大切であるため、費用を分担することは珍しくありません。

特に、お墓の継承者に兄弟姉妹がいる場合は、費用を分担することで費用負担を大きく抑えることが可能です。

ただし、お金の問題は親族間のトラブルにつながる可能性があるため、事前にしっかり相談し、合意内容を文書に残しておくようにしましょう。

4.ローンや分割払いを利用する

納骨のお金がない場合は、ローンや分割払いを利用するという方法もあります。

近年は、葬儀やお墓の費用に対応したローン商品も増えており、まとまったお金がなくても納骨できる場合があります。

ここでは、主なローンの種類を3つ紹介します。

フリーローン(金融機関)

金融機関のフリーローンとは、お金の使いみちを自由に決められる個人向けローンのことをいいます。

銀行や信用金庫などさまざまな金融機関で取り扱われていて、納骨費用やお墓の購入費用など自由に利用できます。

借入限度額は個人の収入や金融機関によって異なり、一般的には10万円~300万円程度が目安です。

ただし、審査があり、収入状況や信用情報によっては利用できない場合もあります。

また、返済期間が長ければ長いほど支払利息も多くなるため、計画的に返済することが大切です。

目的別ローン(金融機関)

金融機関の目的別ローンとは、特定の用途のために利用できるローンのことをいいます。

住宅ローンや教育ローン、自動車ローンなどが代表的ですが、金融機関によっては葬儀費用やお墓の購入費用に利用できるローンがあります。

フリーローンよりも目的別ローンの方が金利が低く抑えられていることが多く、利息負担が少なく利用できることがメリットです。

ただし、目的が限定されているため、葬儀やお墓に関する費用の見積もりや契約書の提出が必要になる場合があります。

返済負担を抑えるためにも、複数のローンを比較し、金利が低いものを選ぶことが大切です。

墓石ローン(石材店)

墓石ローンとは、石材店が提携する信販会社を通じて利用できるローンのことをいいます。

墓石ローンは石材店で手続きを行えるため、金融機関に申し込むよりも手続きが簡単な場合が多くなっています。

借入額は数十万円から数百万円まで対応しており、返済期間も数年から10年程度まで柔軟に選べるケ-スが一般的です。

ただし、ローンを利用することで支払総額が増える可能性があるため、金利や返済条件をしっかり確認し、無理のない返済計画を立てることが大切です。

5.費用が安い供養方法を検討する

納骨のお金がない場合は、従来のように墓石を建てるのではなく、費用を抑えられる供養方法を検討することも大切です。

比較的安い費用で納骨できるお墓として、永代供養墓や樹木葬、納骨堂が挙げられます。

これらのお墓は、遺骨の管理や供養を寺院に任せられる「永代供養」がついている場合が多いため、お墓の継承者がいなくても無縁仏になる心配がなく、安心して眠れることが魅力です。

それでは、費用を抑えられるお墓について詳しく解説します。

納骨のお金がない場合に検討したい供養方法と費用相場

納骨のお金がない場合の選択肢として、永代供養墓や樹木葬、納骨堂があります。

ここでは、それぞれのお墓の特徴や費用相場について詳しく解説します。

永代供養墓

永代供養墓とは、寺院が遺骨の管理や供養を遺族に代わって行ってくれる「永代供養」というサービスが付いたお墓のことをいいます。

従来のお墓のように子どもや親族がお墓を代々管理する必要がないため、後継者がいない人でも安心して眠れることが特徴です。

また、お墓の年間管理費が不要な場合も多いため、お墓のことで子どもに迷惑をかけたくないと考える人にも選ばれています。

永代供養墓には「個別墓タイプ」「回忌安置タイプ」「合祀タイプ」の3種類があります。

最も費用が安いのは、最初から他の人の遺骨と一緒に納骨する「合祀タイプ」で、費用相場は約5万円~30万円となっています。

合祀タイプは一般墓に比べて費用を大きく抑えられますが、合祀後は遺骨を取り出すことができないため注意が必要です。

樹木葬

円光院-永代供養付樹木葬「自然想 やすらぎの風」

樹木葬とは、墓石の代わりに樹木や草花を墓標とする供養方法です。

自然の中で眠れることや、墓石が不要なため供養費用を抑えられることから近年人気が高まっています。

また、ほとんどの樹木葬は永代供養のため、遺骨の管理や供養を寺院に任せられることも大きなメリットです。

樹木葬には「個別タイプ(1人・家族)」と「合祀墓タイプ」があります。

費用が安いのは、最初から他の人の遺骨と一緒に納骨する「合祀墓タイプ」で、費用相場は約5万円~30万円となっています。

樹木葬は自然に囲まれた環境で供養できることが魅力ですが、線香や花を供えられないケースがあるため、お墓参りの方法を事前に確認するようにしましょう。

納骨堂

大法院-御守閣

納骨堂とは、遺骨を安置するスペースがある屋内施設のことをいいます。

納骨堂には以下のようにさまざまな種類があります。

  • 位牌型納骨堂
  • ロッカー型納骨堂
  • 仏壇型納骨堂
  • 墓石型納骨堂
  • 自動搬送型納骨堂

最も費用が安いのは「位牌型納骨堂」で、約3万円~10万円で利用できます。

位牌型は、納骨堂に位牌を並べて供養する形式で、遺骨は合祀墓など他の場所で管理されます。お参りは、位牌に向かって手を合わせて行います。

また、ロッカー型納骨堂の費用相場は約20万円~80万円となっており、比較的安い費用で利用できるものもあります。

加えて、納骨堂には、永代供養がついているものとついていないものがあります。

永代供養でない納骨堂の場合は、年間管理費やお墓の継承者が必要なため、事前に確認するようにしましょう。

永代供養を選ぶ際の注意点

永代供養は、寺院が遺族に代わって遺骨の管理や供養を行ってくれる供養方法です。

ここでは、永代供養を選ぶ際の注意点について紹介します。

永代供養は最終的に合祀される場合が多い

永代供養を検討する際に理解しておきたい重要なポイントは「遺骨は最終的に合祀される場合が多い」という点です。

最初は個別スペースに納骨される場合でも、一定期間が経過すると合祀墓に合祀されるケースが多く、合祀後は遺骨を取り出せなくなるため注意が必要です。

個別供養期間は寺院や霊園、プランによって異なりますが、13回忌や33回忌などの節目の時期に合祀されることが一般的です。

ただし、中には永代に渡って個別で供養される永代供養墓もあります。

永代供養を選ぶ際は、個別供養期間や合祀されるタイミングを事前に確認し、家族や親族が納得できる方法を選ぶようにしましょう。

年間管理料がかかる永代供養もある

永代供養では、最初に一括で管理料を支払う仕組みとなっており、毎年の年間管理料が不要な場合が多くなっています。

しかし、中には年間管理料が必要なケースがあるため、契約前に確認することが大切です。

永代供養のお墓を選ぶ際は、初期費用だけでなく、継続的にかかる費用の有無も確認して決めるようにしましょう。

寺院や霊園が倒産するリスクがある

永代供養のお墓を選ぶ際は、寺院や霊園の運営状況を確認することも大切です。

寺院墓地は宗教法人、民営墓地は民間企業が運営主体ですが、経営状態によっては倒産するリスクがゼロではありません。

永代供養は長期に渡って遺骨の管理や供養を任せられる仕組みですが、寺院や霊園が倒産してしまうと、供養を継続して行ってもらうことが難しくなります。

永代供養のお墓を選ぶ際は、長期的に安心して供養を任せられる寺院・霊園かどうかを考慮して選ぶようにしましょう。

家族や親族の合意を得る

永代供養のお墓を選ぶ際は、家族や親族の合意を得ておくことが大切です。

永代供養は先祖代々引き継いでいく従来のお墓とは異なる供養方法です。

そのため、親族が不安を感じるケースもあります。

十分な話し合いをしないまま永代供養のお墓を選んでしまうと、後からトラブルになる場合があるため注意が必要です。

故人をどのように供養するかは家族や親族全体に関わる問題のため、全員が納得した上で決めるようにしましょう。

お参りの仕方に制限がある場合がある

永代供養のお墓を検討する際は、お参り方法を確認することも大切です。

従来のお墓は自由に線香やろうそく、お花を供えられることがほとんどです。

一方、永代供養墓や樹木葬・納骨堂の施設によっては、火気が禁止されていたり、供物の持ち込みが制限されている場合があるため注意が必要です。

また、合祀墓の場合は個別の墓標がないため、共同の供養スペースでお参りすることになります。

このような点を知らずに契約してしまうと、「思っていたお参りができなかった」と後悔する場合があります。

永代供養のお墓を選ぶ際は、参拝方法や施設のルールを事前に確認しておくようにしましょう。

永代供養がおすすめなのはどんな人?

永代供養がおすすめなのは、以下のような人です。

  • お墓の継承者がいない人
  • 自然の中で眠りたい人
  • 先祖代々のお墓に入りたくない人
  • 子どもに迷惑をかけたくない人
  • 墓じまいをする人

永代供養は寺院に遺骨の管理や供養を任せられる供養方法のため、お墓の継承者がいない人でも安心して眠れることが魅力です。

また、先祖代々のお墓で眠りたくない人、子どもに迷惑をかけたくないという人にも選ばれています。

加えて、墓じまいで取り出した遺骨の供養先としても、永代供養は人気があります。

永代供養には永代供養墓や樹木葬、納骨堂などさまざまな種類があるため、それぞれの考えに合った供養方法を選ぶようにしましょう。

お墓は絶対に必要なのか?

納骨するお金がないと悩んだ時に、多くの人が疑問に思うことが「そもそもお墓は絶対に必要なのか?」ということです。

日本では、遺骨をお墓に納骨して供養することが一般的な供養方法となっています。

しかし、墓を建てなければならないという法律上の義務はないため、必ずしもお墓に納骨する必要はありません。

実際、近年は散骨や手元供養など、お墓を持たない供養方法を選ぶ人も増えています。

一方で、お墓は家族や親族が集まって故人を供養できる場であるため、お墓がないと供養の実感がわかないという人もいます。

このように、お墓が必要かどうかは、法律ではなく家族や親族の考え方や価値観によって決まるといえます。

納骨のお金がない場合は、無理にお墓を建てる必要はなく「お墓を持たない供養方法」を検討するとよいでしょう。

お墓を持たない際の供養方法

お墓を持たずに供養する方法は、以下のとおりです。

供養の方法具体的な方法
散骨遺骨を粉骨して海や山にまく
本山納骨宗派の本山に遺骨を納めて供養してもらう
手元供養遺骨を自宅に保管して供養する
骨仏多くの遺骨を集めて仏像を作り供養する

散骨には、主に海に遺骨をまく「海洋散骨」と、山にまく「山林散骨」があります。

手元供養は、遺骨を自宅で供養する方法です。ただし、遺骨を管理する人が亡くなった場合は、何らかの方法で遺骨を供養する必要があります。

骨仏(こつぼとけ)とは、多くの人の遺骨を集めて作られた仏像のことをいいます。

寺院に一定数の遺骨が集まると、それを粉末状にして仏像の材料と混ぜて作られる仕組みです。

お墓を持たない供養をする場合は、それぞれの方法をよく理解し、考え方に合ったものを選ぶようにしましょう。

まとめ

納骨のお金がない場合は、従来のお墓ではなく永代供養墓や樹木葬、納骨堂がおすすめです。

最初から他の人の遺骨を一緒に納骨される合祀タイプであれば、お金がなくても安い費用できちんと供養できます。

永代供養では寺院に遺骨の管理や供養を任せられることから、お墓の継承者がいない人でも安心して眠れることもメリットです。

納骨のお金がない場合でもさまざまな選択肢があるため、自分や親族の考えに合ったものを選ぶようにしましょう。

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※「いいお墓」に掲載されている全国の企業における永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ(調査期間:2021年1月1日~2024年12月31日)

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