お墓の値段はいくら?平均費用相場・墓石価格・内訳を詳しく紹介
調査概要:「いいお墓」に掲載されている全国の企業における
永代供養墓の販売数を調査。株式会社鎌倉新書調べ
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お墓の購入は、多くの人にとって一生に一度あるかないかのことであるため、費用相場や価格形態、選ぶ基準など分からないことだらけかと思います。
実際、お墓の値段は、お墓の種類や大きさ、墓石の種類などによってさまざまで、地域によっても大きく異なります。また、近年は永代供養墓や樹木葬など、墓石を建てない新しいタイプのお墓もあり、お墓の選択肢や値段は以前よりも幅広くなっています。
この記事では、お墓の平均的な値段やお墓の費用の内訳、お墓の値段を安くおさえる方法などについてくわしく解説します。墓石を建てないタイプのお墓の費用についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
また弊社では値段をリーズナブルに抑えられる永代供養のお墓を取り扱っています。お墓にかかるお金をおさえたいという方は、ぜひ以下より資料をダウンロードしてください。
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お墓の値段の平均相場・購入価格
お墓の値段は、墓石を建立するタイプでは総額100万円から330万円ほどです。
お墓の値段の内訳は、主に「墓石・お墓の永代使用料」となっており、購入後に管理料などがかかります。
高級な石材を選んだり、墓地の地価が高い都心部の場合は、お墓の値段は高くなる傾向にあります。
また、墓石代と墓地の永代使用料のそれぞれの価格は以下のように幅があり、どのような墓石や墓地を選ぶのかによって、お墓の値段は大きく変わります。
お墓の値段の主な内訳 | 費用相場 |
---|---|
墓石代 | 60万円~200万円 |
墓地の永代使用料 | 35万円~130万円 |
「第15回 お墓の消費者全国実態調査 2024」によると、一般墓の平均購入価格は149.5万円で、内訳は以下のようになっています。
- 墓石代の平均:97.4万円
- 墓地永代使用料の平均:47.2万円
それでは、お墓の価格の内訳について、くわしくみていきましょう。
お墓にかかる費用の内訳
お墓の値段の内訳は、以下の4つに分けられます。
- 永代使用料
- 墓地管理費
- 墓石費用
- その他の費用
それぞれくわしく説明します。
墓地の永代使用料
墓地の永代使用料とは、お墓の土地を永代に渡って使わせてもらうための使用料で、地域ごとの費用相場は以下のようになっています。
地域 | 永代使用料 |
---|---|
東京都 | 約87万円 |
愛知県 | 約66万円 |
大阪府 | 約85万円 |
広島県 | 約56万円 |
福岡県 | 約50万円 |
墓地の永代使用料は、墓地の契約時に一括で支払います。
また、お墓では最初の費用とは別に毎年の管理料がかかります。この管理費を支払っている限りは、永代にわたって墓地を使い続けられます。
ただし、お墓の土地は、寺院や霊園から「借りている」状態であり、土地そのものを購入しているわけではありません。
将来墓じまいをする場合は、永代使用料の返金等はなく、土地を返還するという形になります。永代使用料については以下の記事でも詳しく解説しています。
墓地管理費
墓地管理費とは、墓地を借りている寺院や霊園に毎年支払う管理料で、一般的な相場は年間5,000円~10,000円ほどです。
この管理料は、墓地の水場やトイレなどの共用施設、駐車場の整備などに充てられます。
設備が充実しているところは、墓地管理費が高くなる傾向にあります。
墓地管理費は毎年継続的にかかる費用なので、お墓を検討する際は金額を確認するようにしましょう。
また、毎年の管理料を何年にもわたって滞納した場合や、お墓の承継者と連絡が取れなくなった場合などは、お墓の使用許可を取り消されることもあるため注意が必要です。
墓石費用
お墓の値段の大きな部分を占めるのが、墓石の費用です。
墓石費用には、大きく分けて以下の3つの費用が含まれます。
- 墓石本体の費用
- 墓石設置費用
- 文字の彫刻費用
それぞれくわしくみていきましょう。
墓石本体の費用
墓石本体の価格には、メインの墓石や隣の墓地との境界をはっきりさせるための「外柵(がいさく)」などが含まれます。
また、オプションとして、墓誌や灯籠、蓮花台などがあります。これらも石材を使うため、オプションと追加すると値段が大きくかわります。
墓石の材料となる石材にはさまざまな種類があり、国産と外国産を合わせると約150種類以上にのぼります。
石材の種類によって値段が変わりますが、同じ種類の石であっても等級によって値段が違うこともあるため、よく確認して選ぶようにしましょう。
墓石の設置費用
お墓を建てるときには、墓石を墓地に設置するための工事費用がかかり、費用相場は5万円ほどです。
ただし、お墓が山の中にある場合など、石材用の特殊機械が入れない墓地では、費用が高くなります。
文字の彫刻費用
墓石には、家名や故人名、宗派などを彫刻します。費用は3万円から5万円です。
和形墓石では、正面に「〇〇家の墓」と彫刻し、側面や裏面などに戒名や命日、年齢などを彫刻するケースが一般的です。
墓石の費用について更に詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
その他の費用
お墓の値段には「墓地の永代使用料」「墓地管理費」「お墓の管理料」が含まれますが、購入した後も、以下のように4つの費用がかかりますので解説します。
納骨作業料
お墓には、お骨を納めるスペースがあり「カロート」「納骨棺」「石棺」などと呼ばれています。
一般的には、納骨する際は重い石を動かす必要があり、ケガをしたり、石材を傷つける可能性があるため、石材店に依頼するケースが多くなっています。
この作業代として「納骨作業料」がかかり、費用相場は5万円~10万円ほどです。
開眼供養のお布施
お墓を建立したら、かならず「開眼供養」の法要を行います。これは、お墓に故人の魂を迎え入れるために行うもので、お墓を完成させるための最後の儀式です。
開眼供養は僧侶に墓石の前で読経してもらうため、3万円~5万円のお布施が必要です。
また、寺院内墓地でない場合は、お墓まで来てもらうためになるため、お車代も一緒に渡しましょう。お車代の相場は1万円~2万円です。
納骨式のお布施
納骨式は、お骨をお墓に納めるための儀式です。僧侶にお経をあげてもらうためお布施が必要で、相場は1万円~5万円ほどです。
納骨の際はカロートを開けるため、石材店の人に同席してもらいましょう。
開眼供養と納骨式を同時に行う場合は、まとめてお布施を渡すことになります。
入檀料
寺院内墓地にお墓を建てる場合は、お寺の檀家になるため「入檀料」を支払う必要があります。入檀料はお寺によって違いますが、相場は10万円~30万円ほどです。
檀家は、お寺の運営を継続的に支える存在のため、お寺の改修時などに寄付をお願いされることもあります。
檀家になった場合は、最初だけでなく将来的にさまざまな費用がかかる可能性があることを覚えておきましょう。
エータイでは、年間管理費不要で檀家義務なしの永代供養墓をご紹介しております。詳しくはこちらの資料からご覧ください。
お墓の値段が決まるポイント
お墓の値段は、「墓石」と「墓地や霊園の種類」「墓地の面積」によって大きくかわります。それでは、お墓の値段が決まるポイントについて、くわしくみていきましょう。
墓石
お墓の値段で大きな割合を占めるのは「墓石」です。墓石の値段は、以下の5つの要素によって構成されています。
石材店
お墓を建てる場合、自由に石材店を選べる場合と、寺院や霊園が提携している石材店しか使えない場合があります。
石材店を指定されている場合は、見積もりを比べられず、割高な価格になってしまうことがあるため注意が必要です。
墓石を比較検討したい場合や、多くの石材の中から希望に合うものを選んで使いたい場合は、石材店が指定されないところを選びましょう。
墓石の種類
墓石に使われる石材は、産地や石質(硬さや色・石目)、採掘量、産出地、等級によって価格が大きく違います。
近年は海外産のものも多く出回っており、国内産に比べると安価な種類が多くなっています。お墓の費用を抑えたい人は海外産も検討しましょう。
墓石に使用する石の量
墓石のサイズが大きいと、使用する石材の量が多くなり、値段も高くなります。また、墓標などのオプションをつけると、値段はより上がります。
お墓の費用をおさえたい場合は、石材の量を少なくするために、シンプルな形のお墓にすると良いでしょう。
墓石の形式
墓石には「和式墓石」と「洋式墓石」、「デザイン墓石」があり、墓石の形やデザイン、サイズなどによって墓石の費用がかわります。
量産されているシンプルな形の墓石に比べると、デザインが凝ったものは手間がかかるので、値段が高い傾向があります。
全優石の調査によると、墓石の形式割合は以下のようになっており、シンプルな洋型が最も人気があります。
お墓の形 | 建てた人の割合 |
---|---|
伝統的な和型 | 29.1% |
シンプルな洋型 | 52.4% |
デザイン墓 | 13.1% |
ただし、北陸や中国地方、近畿地方、四国地方などの地方都市は、伝統的な和形の割合が50%を超えており、根強い支持があります。
墓石の加工方法
墓石の加工料も国内は高く、中国などの海外加工は安い傾向にあります。
海外産のものを日本で加工するよりも、海外産のもので、かつ海外で加工した墓石のほうが、価格は安くなります。
また、墓石の値段は「加工前の石材の大きさ」で価格がきまります。洋式のものは球体やカーブがかったおしゃれなデザインの墓石も多くなっていますが、小さいものでも加工前の石材が大きくなりやすいので注意しましょう。
お墓の付属品
お墓の付属品は約20種類近くあり、主なものは以下の6種類です。
付属品の種類 | 価格目安 |
---|---|
蓮華台 | 10万円~30万円 |
墓誌(墓標) | 4万円~25万円 |
卒塔婆立て | 1万円~10万円 |
灯籠 | 4万円~20万円 |
お地蔵様 | 5万円~15万円 |
物置台 | 3万円~6万円 |
香炉や水鉢、花立はお墓代に含まれているケースが多くなっていますので、確認するようにしましょう。
墓石の彫刻
和型墓石の彫刻費用は3万円から5万円です。
近年増えている洋型墓石では、好きだった言葉や俳句、花柄などを彫刻することもあり、彫刻の費用相場は以下となっています。
戒名などの字彫り | 3万円~5万円 |
追加の彫刻 | 1名につき3万円~5万円 |
模様の彫刻(家紋含む) | 10万円~20万円 |
模様の追加彫刻 | 5万円~15万円 |
彫刻費用は多くの場合、墓石費用に含まれていますが、希望の彫刻で追加費用がかかるかどうかも確認するようにしましょう
墓地や霊園の種類
お墓は基本的に何代にもわたって受け継がれていくものと考えられており、運営の継続性が重要になります。
そのため、墓地を運営する主体は制限されており、地方自治体・財団法人や公益法人、宗教法人のみが運営できることとなっています。具体的には、「公営墓地」「民営墓地「寺院墓地」に分けられ、それぞれで特徴や費用が異なります。
公営墓地
公営墓地とは、自治体が管理・運営する墓地のことをいいます。宗旨・宗派にかかわらず誰でも利用できること、永代使用料や管理費が比較的安いことが特徴です。
公営墓地の永代使用料は比較的安いものの、東京都など都市部は高い傾向があります。
年間管理料は1,000円~10,000円以内のところが多くなっています。お墓の費用を抑えられ、自治体の運営で安心できることから、公営墓地は人気が高く、場所によっては抽選になることも多くあります。
民営墓地
民営墓地とは、宗教法人や公益法人、またはそこから運営委託を受けた民間企業によって管理・運営されているところをいいます。
公営墓地に比べると競争率が低く購入しやすいこと(基本的に先着順)、希望の区画を選びやすいこと、立地や雰囲気など自分の希望に合ったものを選びやすいというメリットがあります。
年間管理料の相場は5,000円~20,000円で、都市部に近づくほど高くなる傾向があります。民営墓地はたくさんの種類があるため、値段や立地、環境、サービスなどを総合的に判断してお墓を選べることがメリットです。
寺院墓地
寺院墓地は、お寺の境内の中にあるお墓のことをいいます。お墓の運営や管理は、宗教法人である寺院がおこないます。
寺院墓地のお墓では、常日頃から故人のための供養をしてもらえるため安心感が得られますし、法要や法事の際は優先的に法要をお願いできます。
永代使用料の相場は100万円~200万円、年間管理料の相場は5,000円~30,000円となっており、寺院によって大きな差があります。また、10万円~30万円ほどの入檀料がかかることもあります。
墓地の面積
お墓の永代使用料は、広さと立地で決まり、都会の墓地は1㎡あたりの値段が高くなる傾向にあります。
また、単価が低い場所でも、広いお墓であれば永代使用料は高くなるため、予算に応じた立地・面積のお墓を探すようにしましょう。
お墓の値段を安くする方法
お墓の値段を安くするには、大きく分けて4つの方法がありますので、くわしく解説します。
郊外の墓地を選ぶ
お墓の永代使用料は、郊外ほど安くなる傾向にあります。お墓参りしづらくなるというデメリットはありますが、郊外の墓地を選ぶとお墓の値段を大幅に抑えられます。
郊外の墓地を選ぶ際は、高齢になってもお墓参りに行きやすいか、公共交通機関があるか等を確認して決めるようにしましょう。
お墓の面積を狭くする
永代使用料が高い地域でも、お墓の面積を狭くすることで費用を抑えられます。
ただし、地方は都市部に比べてお墓の面積が広くなる傾向にあります。まわりのお墓と比べて違和感がないような広さのものを選ぶようにしましょう。
安い石を使う
墓石には比較的安価なものから高級なものまで幅広い選択肢があるため、安い石を選べばそれだけ費用を抑えられます。
安いものは品質が悪いわけではありませんが、経年劣化が早い石材もありますので、石材店の人とよく相談して決めるようにしましょう。
墓石がないお墓を選ぶ
近年は樹木葬や合祀墓、納骨堂など、墓石がないお墓は費用が比較的安い傾向があります。
また、このような新しいタイプのお墓は、お墓の承継者が不要で、毎年の墓地管理料もかかりません。
お墓購入後の継続した費用負担がないことも、墓石がないお墓のメリットとなっています。
墓石を建てない供養方法と費用相場
墓石を建てない供養方法は以下のように5種類あり、費用相場は以下です。
墓石を建てないお墓の種類 | 費用相場 |
---|---|
永代供養墓 | 5万円~150万円 |
樹木葬 | 5万円~70万円 |
納骨堂 | 10万円~100万円 |
散骨 | 5万円~30万円 |
手元供養 | 3万円~10万円 |
このように、墓石を建てないお墓は、一般墓に比べると費用がおさえられていることが特徴です。それでは、それぞれのお墓についてくわしく説明します。
永代供養墓
永代供養墓とは、寺院や霊園が永代に渡って供養や管理をしてくれる、一代限りのお墓のことをいいます。
墓石建立費用や墓地の永代使用料が不要でお墓の費用を抑えられること、お墓の承継者がいなくても安心して眠れることから、人気があります。
永代供養墓には、最初から他の人のお骨と一緒に埋葬される「合祀型」、1つの墓標の下に骨壺にいれた状態で埋葬する「集合型」、個別の区画や墓石で埋葬できる「個別型」があります。
永代供養墓については、以下の記事も参考にしてください。
樹木葬
樹木葬とは、墓石ではなく樹木を墓標とした供養の方法です。
墓石を建立しないため費用が安いこと、自然に還りたいという自然回帰の希望をかなえられること、永代供養のため承継者が不要なことが人気の理由です。
樹木葬にも「合祀型」「集合型」と「個別型」があり、合祀型は最も費用が安くなっています。
樹木葬については、以下の記事も参考にしてください。
納骨堂
納骨堂とは、お骨を収納できる「納骨スペース」のことをいいます。
納骨堂は室内に設けられていることが多く、お天気に関わらずお墓参りしやすいこと、永代供養がついているものが多くお墓の承継者が不要なこと、交通の便が良い都市部に多いことから人気があります。
納骨堂にはロッカー型、仏壇型、自動搬送型、位牌型があり、それぞれ値段が違います。
納骨堂については、以下の記事も参考にしてください。
散骨
散骨とは、火葬した後のお骨を粉末状にして、海や山などにまいて自然に還す方法をいいます。
散骨は、自然に還れること、お墓の管理・維持費がかからないこと、お墓そのものがないため、居住地に縛られず供養できることがあげられます。
散骨の方法は、「個別散骨」と「合同散骨」、「代行散骨」の3種類があり、費用は5万円~30万円です。
散骨については、以下の記事も参考にしてください。
手元供養
手元供養とは、お骨をお墓に納骨せず、自宅など身近な場所で供養することをいいます。
お骨のまま自宅で供養することもあれば、ネックレスなどに加工して常に持ち歩けるようにする方法もあります。
手元供養は、いつも故人を身近に感じられることから、近年増えている新しい供養のかたちです。
ただし、配偶者や子供など、お骨を手元供養している人が亡くなった場合は、いずれかのお墓に納骨されることになります。
まとめ
お墓の値段は総額で100万円~300万円で、お墓の面積や墓石のデザイン、石材の種類によって変わります。
一般墓はまとまった費用がかかりますが、永代供養墓や樹木葬など、墓石を建てない新しいタイプのお墓もあります。
さまざまなお墓を比較して、満足できるお墓を選ぶようにしましょう。
弊社では、提携のある全国の寺院のなかから、お客様にあったお墓をご提案しております。
今回ご紹介した永代供養墓や樹木葬をご紹介しておりますので、気になる方はぜひお気軽にお問い合わせいただけると幸いです。
以下から資料もダウンロードいただけるので、是非お気軽にご覧ください。
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